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D&D5版から1版世界へのタイムトラベル

Infernal Machine Rebuildでは1版世界へのタイムトラベルが取り扱われています。公式シナリオなので、1版世界へ移動しても世界を構成するルールは5版のままでプレイする方式で記述されています。
今回のセッション参加メンバーは旧版経験者がメインなので、1版世界へタイムトラベルしたパートは1版世界のルールでプレイしてみたいと考えています。
とはいえ、セッションの管理はFVTTで行うオンラインセッション。ツール上で動いているシステムがD&D5版です。5版キャラクターを1版にコンバートして1版ルールで裁定するのがベストなんですが、FVTTには1版AD&Dのルールシステムが(今は)存在しません
私の今回のセッションでは、FVTTの5版システム上で、処理が煩雑になりすぎない範囲で1版ルールを取り入れた世界で冒険してもらうことになります

種族と能力値

5版のシステムを使います
18/00能力値をFVTTで扱うのは非常に困難です
12を超える能力値2毎に+1修正の5版方式をそのまま流用します
各種の種族の能力値修正なども5版方式です
これは、FVTTが1版のキャラクターシートを扱えないためです
5版のキャラクターシートはそのまま使用します

STR

Weight Allowance、Open Door、Bend Barの処理は5版を使います

INT

Min/Max number of spells/levelはありません
最終的に5版世界に戻りますし
1版世界に残ることになったら考えましょう

WIS

高WISによるクレリックスペルの使用回数ボーナスはありません
5版からタイムトラベルしてきたキャラクター達は、より進化したスペルシステムを身につけた状態で、そのスペルシステムをそのまま1版世界でも使用します
5版からのタイムトラベルPCのスペルはリボルバーに弾丸を込める方式では無く、歴史が進んだ事で進化したスペルスロット方式で呪文を使います
Spell Failureもありません

DEX

DEXによるReaction Adjustmentも5版の修正値を使います
FVTT上の5版システムがd20イニシアティブなので、それをそのまま使用してDEX修正値も5版の物を使用します
シーフスキルも5版のキャラクターシートのスキルを使用します
FVTTを使うセッションなので、システム上の制約で5版を使います

CON

CON修正値によるHP修正は5版です
総HPも5版からのタイムトラベル前のHPをそのまま1版世界に持ち込みます
システムショックは使います
(5版に無いため)

Raise dead、Ressurection、Haste等々要注意

CHA

Loyality Base使います
1版世界でダンジョンアタック時にヘンチマン、ハイアリングやリテイナーを入手したり、1版世界の住人がタイムトラベラーと目的を同じくして仲間になる機会があるかもしれません
彼等の反応や忠誠心はLoyality Baseを使用します
(5版に無いため)

Reaction Adjustmentは5版の交渉ルールで解決します

種族

種族毎のクラス制限やレベルリミットはPC達は5版のままです
歴史が進み、より進化したクラス能力システムを過去に持ち込んでいるのがタイムトラベラーです

HP

5版からのタイムトラベラーのHPは1版コンバートせずに5版の数値を持ち込みます
ですが、3アウトルールを使わず、1stのNegative HPルール(-10HP)を使用します
When any creature is brought to 0 hit points (optionally as low as -3 hit points if from the same blow which brought the total to 0), it is unconscious. In each of the next succeeding rounds 1 additional (negative) point will be lost until -10 is reached and the creature dies. Such loss and death are caused from bleeding, shock, convulsions, non-respiration, and similar causes. It ceases immediately on any round a friendly creature administers aid to the unconscious one. Aid consists of binding wounds, starting respiration, administering a draught (spirits, healing potion, etc.), or otherwise doing whatever is necessary to restore life.

Any character brought to 0 (or fewer) hit points and then revived will remain in a coma far 1-6 turns. Thereafter, he or she must rest for a full week, minimum. He or she will be incapable of any activity other than that necessary to move slowly to a place of rest and eat and sleep when there. The character cannot attack, defend, cast spells, use magic devices, carry burdens, run, study, research, or do anything else. This is true even if cure spells and/or healing potions are given to him or her, although if a heal spell is bestowed the prohibition no longer applies.
1版世界の住人は、0HPになって倒れた対象にさらに追い討ちをかけて-10HP以下にして即死させるのが常套手段になっています
PCのHPを0以下にするのは1版ルールが支配する世界では禁忌だと考えてください

クラス能力

5版からのタイムトラベラーは、より進化したクラス能力を持ったままで1版の過去世界に移動します
レベル毎の攻撃回数上昇や特技、スペルの使用回数なども全て5版のクラス能力をそのまま使用できます
逆に言うなら、「5版Paladinは1版Paladinの能力を何も使用できない」という事です

マルチクラス・デュアルクラス

5版からのタイムトラベラーは、1版世界のマルチクラス・デュアルクラスの制限を受けていません
より進化したクラス能力を持ち込んでいるからです
逆に言うと、1版ルールが支配する世界でEXPを貯めてレベルアップする場合でも、1版方式のマルチ・デュアルクラスを選択する事はできません

アライメント

5版世界からのタイムトラベラーは、アライメントランゲージを使用しません(できません)

貨幣

5版から持ち込んだ貨幣は使用できますが、過去世界では貨幣価値が異なります
SPとPPはそれぞれGP基準で半分の価値しかありません

1版で両替する場合の換算表

武器

FVTTではSpace Requiredを管理できないので使用しません
AC Adjustmentは使用します

UAの表を使います

対フルプレートで、Long Sowrdは命中に-4修正、Two Handed Swordは+2修正です。
武器ダメージの対象サイズアジャスメントはFVTTで対応させるのが面倒なので使いません
(1版世界でのセッション回数が長引いたら、特例ダメージの欄を入力して対応させるかもしれませんが、3/12日のセッションでは無し)
スピードファクターは、処理方法を迷っているので3/12のセッションでは全武器ゼロで処理してみます
フルプレート・フィールドプレートのダメージ吸収と修理代は導入してみます。
ヘビーアーマーマスタリーの式の流用でFVTTでも簡単に再現できるので

移動とエンカンバランス

5版方式で処理します
FVTT上の5版システムで管理するためです
5版キャラクターシートの移動力で移動できます
アクション・ボーナスアクション・リアクションの処理も5版です
FVTTを使うための制限です

視界

5版からのタイムトラベルキャラクターでダークビジョンを持つPCはダークビジョンのままです
Infravision、Ultravisionに書き換えは発生しません
FVTTで処理するための制限です

イニシアティヴ

FVTTで処理するので1d20+修正値で個人イニシアティブ
デジタル処理で簡単なので、ターン終了時に再度イニシアティブ振りを試してみます
ウェポンスピードファクターは暫定でゼロで(自身の手番に攻撃)処理
スペルのキャストタイムは、これも暫定的に有りでプレイしてみます
簡略化して、スペルキャスターの手番にキャスト開始、キャストタイム3のスペルなら、手番以降3のイニシアティブ差以外の対象からダメージを受けたらキャスト失敗でやってみます

病気

1版世界は5版世界のように清潔では無いので、簡単に病気に罹患します
病気テーブル、寄生虫テーブル共に使用します

パラディンの病気無効の恩恵が大きい世界

アエリアルコンバット

Maneuverbility Class 使用します
Broom of FlyingはクラスC
TieflyingもクラスC

5版の弱点、飛行の管理

透明の発見

おなじみの表使います
Blind Fightingのスタイルは5版能力として機能します

おなじみ

サプライズ

セグメントの概念をFVTTで管理する方法を迷っているので、サプライズは5版方式を使います

アイテムセーブ

使用します
5版から持ち込んだアイテム、1版世界で入手したアイテム全て対象です
マテリアルコンポーネントポーチ(5版世界の発明)やスペルブックに注意してください

旧版のつらいところ


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