【散文】秋桜#シロクマ文芸部
秋桜の咲く季節がまためぐり
晴れやかな貴方の瞳 思い出す
零れる涙隠す私の頬
優しくつねり 笑えよと
夕暮れの帰り道 並んでは
二人の幼い日の思い出を
何度も同じ話繰り返す
自分の胸に刻み込むように
こんな小春日和の穏やかな日は
貴方の優しさが浸みて来る
明日戦地へ向かう背中にそっと
額をつけて震える私
必ず帰ると誓った
あれこれと思い出を辿ったら
いつの日も笑い声 溢れてた
気をひくために拗ねていた私に
唇噛んでいます
貴方のも冬物へ衣替え
汚れも 傷みも しない服
私の涙だけが染みていく
何度も何度も鳴り響く鐘
ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
海風が駆け上がる秋桜の丘
舞い上がる花弁よ私の
想いを運んで
シロクマ文芸部の企画応募です。
今回のテーマは「秋桜」。おそらく「あきざくら」か「しゅうおう」だと思いますが、ここは「コスモス」で。
そして「コスモス」と言えば、山口百恵の曲。
その替え歌にしてみました。原曲と若干文字数が違うけど、たぶん歌えます。
しかし、原曲の歌詞の情緒が凄まじい。
さだまさしとの力量の差を如実に感じる。
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