B&H|Das Wahre, Schöne, Gute

企業の主義と美意識を調和させ「本当に在りたい姿」へとブランドを変革するための戦略やデザ…

B&H|Das Wahre, Schöne, Gute

企業の主義と美意識を調和させ「本当に在りたい姿」へとブランドを変革するための戦略やデザインを提供するブランドコンサルティング会社です。

最近の記事

二人の若手が鬼のように厳しいフィードバックを受けながら「UUUM」の新しいブランドデザインを練り上げた軌跡

「想いの熱量でセカイを切り拓く」ーー。そんな新たな企業理念を掲げ、コーポレートサイトやロゴを一新したUUUM。生まれ変わるUUUMの象徴となるコーポレートアイデンティティ刷新を手がけたのが、B&Hの2人の若手でした。プロジェクトマネージャー兼ディレクターとしてプロジェクトを導いた伊藤澪奈子さんと、今回アートディレクターを初めて担当した長尾佳歩さんに、その舞台裏とデザインの背景にある哲学について伺いました。 ブランド全体を見渡しながら、デザインを思考していくー UUUMさんの

    • 動画クリエイター事務所から、社会問題を解決する「クリエイティブエージェンシー」へ。UUUMがCI刷新で目指す新たな姿

      多くの人気動画クリエイターが所属し、YouTube業界やインフルエンサーマーケティングの先駆者として市場を切り開いてきたUUUM。創業10年となる2023年に大きな転換期を迎えるにあたり、一年以上の時間をかけて準備を重ねた上で、これまで掲げてきた経営理念やパーパスからロゴ、コーポレートサイトのデザインに至るまでを全面刷新しました。 目まぐるしく変化する動画・SNS時代に、UUUMはどのように自らを変革し、どんなメッセージを社会に伝えていきたいのか。今回のコーポレートアイデン

      • 本質的なクリエイティブは、ブランドの主義設計から

        B&Hでストラテジックプランナー・ディレクター・プロジェクトマネージャー努める金山さんは、28歳にして数々の企業のコーポレートブランディングの主義設計に携わる。本質的なブランド設計とは何なのか。また、それをクリエイティブとして表現するには何が必要か。今回、その根本にあるフィロソフィーを深掘りながら、金山さんの仕事の流儀について伺いました。 幅広くアーツを見渡し、美意識を磨く─ B&Hのクリエイティブには強い美意識を感じます。そこで金山さんご自身が大切にする美意識について教え

        • B&Hフォトグラファーとプロデューサーに聞く、ぶれないビジュアルブランディングの裏側

          長期的に愛されるブランドづくり。そのためのストラテジックプランニングを得意としているB&Hですが、ビジュアル刷新を起点としたコンテンツの企画・制作も行っています。そうした撮影が中心となるプロジェクトを担うのは、プロデューサーの牛島さんとスイス出身フォトグラファーのステファノです。ともに国内外で培った価値観や知見をバックグラウンドに持つ二人は日頃、どのように仕事と向き合っているのか。これまで担当してきたプロジェクトを振り返りつつ、改めて一つ一つ言葉にしてみてもらうことで、視覚表

        二人の若手が鬼のように厳しいフィードバックを受けながら「UUUM」の新しいブランドデザインを練り上げた軌跡

          「消費されるデザイン」から「資産となるデザイン」へブランドシフトするために

          今、ビジネスの世界でデザインされる制作物の多くは、顧客ニーズを満たすような合理的な広告や話題性の高いクリエイティブな販促コンテンツがほとんどです。B&Hではそのような制作を、少し注意して向き合うべき対象として「消費されるデザイン」と呼んでいます。 その背景には、クリエイターの自己表現によって耳目を集める表現よりも、その企業やブランド自身が持つ競争優位性と文化的特性を丁寧かつ継続的に表現していくことで、より持続的な好循環を生み出すことができるという独自の理論があります。 私

          「消費されるデザイン」から「資産となるデザイン」へブランドシフトするために

          論理と感性の狭間で模索するB&Hのアートディレクター富田の思考

          今回は、B&Hのデザインチームを率いるアートディレクターの富田さんにお話を伺いました。 同社でブランドデザインを追求する傍ら、音楽や飲食業など多岐にわたって活動する富田さん。その幅広いスキルとセンスは一体どんな道のりを経て磨かれてきたものなのか、日頃からどんなことに関心を持ち、何を考えているのか。根掘り葉掘り聞くことあっという間の3時間。 アートディレクターの役割、言葉との向き合い方、作るとは、表現とは、作家性とは、文化とは、理想の働き方とは。同業の方はもちろん、デザイン

          論理と感性の狭間で模索するB&Hのアートディレクター富田の思考

          デザインの質は「批判の質」

          デザインの質は「批判の質」で決まると考えています。 「批判」という言葉だけ聞くとなんとなくネガティブな印象を抱かれるかもしれませんが、B&Hでは着実なアウトプットや成長のために必要な「良質な問い」として、どちらかというとポジティブな意味合いで捉えています。 ビジネス文脈で語られる「批判的思考(クリティカルシンキング)」もおそらく本質的には同じことだと思います。それをブランドやデザインの文脈で私たちがどう解釈しているか、というのが今回のお話です。 なお、文中で取り上げる事

          デザインの質は「批判の質」

          見えない感覚値を捉えて訳す。未経験から半年でブランドディレクターになるまで。 高橋千佳

          プロジェクトマネージャーと聞くとどんな仕事を思い浮かべるでしょうか。 チームとクライアントの間に立って進行を促すスケジュール管理の担当者。あまり専門性は求められないポジションのようにも見えるかもしれません。でも実はかなり属人的なスキルが求められ、プロジェクトの成功に最も直接的に関わる仕事。どんな組織にもPMを担う人は必ず存在しますが、組織によってその肩書きの名称はさまざまで、その役割の内容も大きく異なるのがこの仕事の特徴です。 B&HのPMは「ブランドディレクター」として

          見えない感覚値を捉えて訳す。未経験から半年でブランドディレクターになるまで。 高橋千佳

          ”デザイン経営”をどうデザインするか

          はじめにB&H代表の今村です。弊社もnoteを始めることになりました。 私たちはそのための戦略とデザインを提供するブランドコンサルティング会社です。広告的なデザインよりも経営学や哲学、文化人類学などのリベラルアーツに重きを置くメンバーが集まっています。このnoteではそんな私たちの思考過程や雰囲気をご紹介していきます。 この実践によって経営はいかに飛躍し得るものなのか、そのイメージをお届けする場となれば幸いです。 今回は第1回目の投稿として、B&Hが日々考えていることの

          ”デザイン経営”をどうデザインするか

          量から質のデザインへ。LIGのリブランディングのデザインを担当したB&Hの若手デザイナー長尾佳歩

          B&Hは株式会社LIGのブランドパートナーとして、同社のCI刷新やコーポレートサイト、ブログ等のリブランディングを担当し、2022年6月、これからのLIGを表現する姿が完成しました。 「グローバルリソースを活用したDX支援を行う企業」という新たなビジネスドメインを踏まえたブランド設計に始まり、LIG社の人格や主義、美意識を融合させた独自性の高いデザインを追求。 制作の中核を担っていたのは、B&H入社2年目で期待の若手デザイナー長尾佳歩さん。業界でも特に有名な企業であるがゆ

          量から質のデザインへ。LIGのリブランディングのデザインを担当したB&Hの若手デザイナー長尾佳歩