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君との思い出は、ない。

2023.6.1(木曜日)  it's june

取り立てて何の感想もなく、6月に入った。
ずっとずっと昔から今までのことを思い浮かべてみたけれど、6月だからという思い出はなかった。
それは当たり前に5月の後に来て「あぁ梅雨だわ〜」と思うだけでなんとなく過ごして知らぬうちにさっと去っていく月なんだなと思う。
生活する地域によってはその特性が発揮されたり、6月に誕生日を迎える方などは、また違った感想があるのだろうなぁ。

さて、昨日の怒涛のスケジュールをこなして、予定では今日はどっと疲れ果てていることになっていたのだけれど、やり遂げた感が疲れよりも勝っていて今日は不思議と元気にやっている。
コーヒー豆がなくなったのでコーヒー屋に豆を買いに朝から張り切って行った。またドーナツに目がいくがグッとがまん。「コンプリートしたら終わりにしようと自分自身と約束したではないか」と言い聞かす。コーヒー豆だけを買った。
そのあと本屋に寄って短歌の本「現代短歌パスポート1」と文芸誌「スピン」を買う。
以前ちょっと短歌に凝っていたことがあってその時はいろいろ読んだのだけれどまたそれが再熱。この本は比較的若い執筆者の方の作品が掲載されていてとても新鮮。

朝は晴れていたのにだんだん曇ってきた。
お昼の情報番組の予報では、関西地方は夕方くらいから雨になるらしい。
今夜から明日にかけては災害級の雨になるのだとか。関西地方上空を漂っている梅雨前線と台風による低気圧がぶつかって台風直撃はしないが、えらいことになるのだとか…
それを聞いて今日と明日の2日分の食料を買いに行く。おやつもたくさん買う。こんな時ってなぜかおやつを買ってしまう。何でだろう?
不安な時間をおやつで紛らわせてという気持ちの現れだろうか。

ベランダに置いてある物も中に避難させた。
物干し竿も下におろしておいた。
準備万端。

「スピン」の表紙に、中村文則さんの言葉で、

十五歳で小説に出会って、
今も読み続けている。
あのとき出会っていなければ、
僕は死んでいたんじゃないだろうか。
冗談じゃなくて。

と書いてあった。
私もそう。
冗談じゃなくて。


読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。