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湯河原温泉

昨年の11日間の入院中、病室の天井を眺めながら温泉に入りたいなあと思っていました。

なので退院後、「年末は湯河原に行きます。」と家族に告げると「湯河原ってどこ?」とまさかの返しが。湯河原がイマイチわかっていない人たちに、真鶴の隣と言ってもピンと来なかったようで、西湘バイパスの早川の先と伝えました。

旅先としては近場なので出発は10時半と遅め。

相模湾

まずは予めググッておいた国道135号沿いのいしだ商店でお昼ごはんを。

guysは揃って朝どれ海鮮特選丼。

海の宝石箱や〜と彦摩呂の声が頭の中に響きます。

私は金目鯛の煮付けをチョイス。写真ではわかりづらいけれどお皿の大きさったら。

海鮮丼だけでは足りなかった息子に自分のごはんを半分くらい分け、金目鯛はみんなで食べようと言ったらあっという間になくなりました。

しかし、海の土地の魚は新鮮で美味しかったです。ここは自分で選んだ海鮮をテーブルの網で焼くことも出来るのでオススメ。


そして家族全員初めての湯河原へ。宿へ行く前に駅前を軽く散策。

新国立競技場やEDITION虎ノ門のデザインでもお馴染みの隈研吾。湯河原の駅前広場までも手掛けていました。

こちらが本日の宿、源泉宿ゆっくり。

3階建ての至って普通の民宿。建物は古くとも掃除が隅々まで行き届いてとっても綺麗。私たちが泊まったのは10畳の部屋。

待ちに待った温泉へ。気づいたら昨年、最初で最後の温泉でした。

この宿の素晴らしさはこの温泉。自家源泉を汲み上げて加水せずに湯温を保っている上、1日2回もお湯を入れ替えているという徹底ぶり。
宿の方の手間と言ったら感謝せずにはいられません。

加水禁止の温泉。入った感想は

あっつ!

湯船の温度は42度がベストな私。それ以下でも以上でも困るのですが、体感的に43〜44度と言った感じ。

泉質も無色透明なのでただ熱いお風呂に入っているだけのような気がしないでもないですが、
風呂上がりのビールを飲みながらTVを観ているとーさんを置いて、息子と散歩に出掛けても全く湯冷めしなかったのはさすがでした。

近所にあった旅館。

風情がある街並み。空気が美味しくて思わず深呼吸。

散歩の途中で立ち寄った和菓子屋で息子にきび餅を購入。わらび餅大好きな息子ですが、湯河原はきび餅が名物なよう。味見をさせてもらったけれど、和菓子を食べない私には違いがわからず。

今をときめく17歳の息子は好みがおじいちゃん

夜ごはんは宿の目の前にある焼肉屋にしようと決めていましたが、なんと予約でいっぱいで入れず。仕方なく駅前までバスで移動し普通の居酒屋でのごはんとなりました。

こちらは宿の朝ごはん。素泊まりのみの民宿ですが、チェックインの際に朝食を頼めます。
guysはこれまた揃って鯵の干物。

でっかい

私は鮭。

スーパーの鮭の3倍の厚さ

食後は再び温泉へ。翌日は男女のお風呂が入れ替わり。

やっぱり熱くて5分と持たず。本当はボーっと長湯したかったけれどダメでした。

チェックアウトは12時となんとも良心的な宿でした。

帰る途中に小田原城を観光。

オダギリジョー

城の中へ入場したら、超現代的な作りの博物館になっていました。
首里城のように当時のままが再現されているとばかり思っていたので残念。

北条なんとかや豊臣秀吉よりも、この巨大な石を積み上げた市井の人たちに想いを馳せ。
天下統一より天下泰平にょろよ。

天守閣からの眺め。

美しい山並み。

東京に戻って、夜ごはんも食べに行こうとなり近所の焼肉屋へ。昨夜のリベンジ。久々に食べたハラミが最高でした。

2日間で3回も温泉に入ったのは初めて。
つくづく温泉の良さが身に染みる年齢になったんだなあと実感した旅なのでした。


本年もどうぞ宜しくお願い致します。
皆さまにとって素晴らしい2024年になりますように。

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