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コンサルタントになるために必要な「素直さ」の話。

こんにちは、コンサル転職の中の人、「コン転」です。

現在、事業会社などで勤務されていて、未経験でコンサル業界に行きたい方を主な読者の対象にして、noteを投稿しております。

今回は、コンサルタントに求められる素直さについてpostさせていただきます。

あなたは、周りの友人・上司などから素直と言われることはありますか?

素直という言葉を調べると、例えば下記のような意味を見つけることができます。
① 飾り気がなくありのままであるさま。素朴。質朴。
② 心の正しいさま。ねじけた心、腹黒い心などを持っていないさま。正直。

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これを見ると、素直というのは、正しい心を持っている状態のことを指しているため、後天的に獲得するのが不可能に思う人がいるかもしれません。

しかし、素直さは後天的に獲得できます。

そもそも素直さとは何か?どうやって獲得するのか?について論じていくので、
少しでも良いと思ったら、noteやTwitterでシェアいただけますと幸いです。 

 コンサルの文脈で求められる素直さとは? 

先に書いたように、素直さというのは、正しい心を持っている状態のことです。では、コンサルの文脈において「正しい」とは何のことなのでしょうか。

結論、「正しい」とは、「(相手の前提・背景・思想における)正しい」であり、「相手に従順な状態である」ことです。
※相手=部下からみた時の上司

かなり強い言葉になっているので、詳細を記載します。

まず、前提として、コンサルの文脈で素直さを評価するのは、上司→部下と言ったケースが大半です。かつ、素直さを絶対的に評価することが難しいため、人と比べた状態で、その人が素直かそうでないかが評価されます。

また、コンサルタントとして働かれている皆様は優秀なので、素直に見える人が多いです。
なので、逆に素直に見えない人をまず想起して、ある人が素直かそうでないかを無意識的に考えることが多いです。

ここで、コンサルの文脈で素直に見えない人とは、どのような人のことでしょうか?
 
・上司のフィードバックに対して、「でも」とすぐに反発してしまう人
・上司のフィードバックを聞いて、行動を改善しない人

などが該当します。

このような人の逆を素直である人と定義して、ある人が素直かどうかを判断します。

では、上の例の反対とはなんでしょうか?

・上司のフィードバックを聞いて、反発をしない人
・上司のフィードバックを聞いて、行動を改善する人

になりますよね。

これは、「従順な状態である」と言えるのではないでしょうか?
※当然ですが、従順というのは、相手の言っていることを全て正しいと脳死で受け入れ、それを示すことを指しているのではなく、相手の言っていることを相手の文脈では全て正しいと理解し、それを示すことです。コンサルファームでは、その組織構造が歪でなければ、基本的に上司であればあるほど、その人の文脈では論理的には正しいことを言います。

結論としては、
コンサルは、その業界の特性上優秀な人が多い=素直に見える人が多いので、素直に見えない人を想起してからある人の素直さを判断します。
素直に見えない人とは、基本的には上司が論理的には正しいという業界の前提の中で、上司のフィードバックを聞かない人であるので、その逆として「従順な状態である」人が素直な人とみなされます。

どうやって素直さを身につけるのか?

 では、どうやって素直さを身につければ良いのでしょうか?

前提ですが、先に書いたように素直さと言うのは、「相手に従順である」ことではなく、「相手に従順な状態である」ことです。

なので、繰り返しになりますが、相手が言っていることが相手の文脈で論理的に正しいかどうかを都度自分の中で確認し、正しいと示すことが必要です。
ただ、相手の言っていることが正しいと盲目的に信じるのではなく、都度(自分の頭の中で)検証した上で、結果的に相手の言っていることが正しかったと言うことを態度で示しましょう。

で、おそらくこれを読んだ人の中には、下記のような疑問が生じると思うので、それについて回答していきます。

①相手(上司)が正しくない場合があるからそれを指摘すると、相手から素直ではないと見られてしまう。どうすれば良いか?

少なくても、コンサルが正しい形で業務を提供する上ではあり得ない事象ですが、実際は起きますよね。
まずは、本当に相手が正しくないかを確認しましょう。同じプロジェクトのピアに聞いても良いですし、もしピアがいない場合は、録音をしてそれを聞き返しましょう。また、正しいか正しくないかを判断する材料がない場合は、適切なコミュニケーションを取り、直接相手にその材料を求めましょう。それでも相手が正しくない場合、かつ相手がケースリーダーであり、これから何かしらコミュニケーションエラーが起きうる場合やプロジェクト期間が長い場合は、素直にプロジェクトから抜けましょう。仕方がないです。

②相手が言ったことをその場で自分の頭の中で検証する時間がない。どうすれば良いか?

練習しましょう。一朝一夕でできるわけがありません。

また、重要なポイントとして1点あげると、相手との議論を自分の中でイメージトレーニングしまくってください。
相手が正しいか正しくないかを判断しなくてはいけない場合は、相手と議論をしていることが多いかと思います。
人間は、過去に「それ」について考えたことがあればあるほど、「それ」の思考速度を早めることができます。ですので、まずはこれからする議論の内容をイメージトレーニングし続けてください。その際に、相手とどのようなところで議論が大きくなりそうかもイメージしてください。

まとめ

今回は、コンサルタントになるために必要な「素直さ」の話について話しました!

素直さと言うのは、小手先の努力で身に付くことはありません。(逆に、適当に「素直に見せる」だけでは、コンサルとしての成長は望めません)
コンサルの文脈では、プロフェッショナルの性質上、相手が言ったことを盲目的に全て正しいとみなすのではなく、都度検証して正しいと結論づけることが必要です。

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それでは!

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