【EDH】カエルの乗り方【達成】
0.はじめに
忍発隊さん!?
1.達成を知ろう
まずは彼の能力を確認しましょう。
※《哇魅》は《けいみ》と読みます。
要約すると
「エンチャントを唱えたとき、《哇魅》がいないなら、3/3の《哇魅》が出てくる」
「エンチャントを唱えたとき、《哇魅》がいるなら、各対戦相手から1点ドレインする」
「自分とカエルに疑似的な飛行を付与する」
3つ目の能力はおまけですが、これのおかげで固有色が青黒緑の3色となります。
2つ目の能力も些細なものですが、直接勝ちに繋がる能力を持っているのはうれしいですね。
1つ目の能力が最も強力。エンチャントを唱えるという緩い条件で、3/3のトークンを生成することができます。しかし裏腹に、《哇魅》がすでにいるなら出てこない、という厳しい制約も課せられています。IF節ルールに当てはまる能力のため、《哇魅》がいると誘発すらせず、警戒持ちのように使う
こともできません。
2.デッキのコンセプトを決めよう
2-1.ジェネラルを活かすために
1つ目の能力をさらに抽象化して、
「エンチャントを唱えると、クリーチャーが付いてくる(ただし1匹だけ)」
と読み替えましょう。
そうすると、達成と相性の良いカードとは、
「クリーチャーを使って、マナとエンチャントを手に入れる」
という能力を持ったものだと見えてきますね。
これらを揃えることでエンチャントを次々と展開するサイクルを形成することができます。
このうち、「クリーチャーを使ってマナを生み(大地の知識+繁茂)、クリーチャーを生贄にしてエンチャントを探す(よりよい品物)」組み合わせのほうが、
「クリーチャーを使ってエンチャントを探し(精霊の絆)、クリーチャーを生贄にしてマナを生む(ファイレクシアの供犠台)」組み合わせより、
マナ、カードの量と質ともに優れています。
また、このサイクルを途切れさせないためにデッキに大量のエンチャントが採用されるので、
エンチャントレスと呼ばれるカードたちも相性がよいですね。
これで、このデッキの大枠は、
「エンチャントレスを置いた状態で、
達成の能力で生成されるけーみちゃんを使ってマナとエンチャントを供給するサイクルを回転させ、
増えたマナと手札からフィニッシュ手段に繋げる」
というものに決まりました。
2-2.フィニッシュ手段
せっかくなので、最後はけーみちゃんの「エンチャントを唱えるたび、1点ドレイン」という能力を使って勝利したいですね。
これを40回以上誘発させることができれば、対戦相手全員のライフを0にすることができます。
ただ、エンチャントを40枚使うのは現実的ではありません。緩い条件で使いまわすことができるカードは何か無いでしょうか。
ありました。
これらのカードはマナのある限り何度でも唱えることができるので、
無限マナを発生させれば、無限にドレインすることができます。
そして肝心の無限マナの発生手段は、
エンチャントで完結しているこのコンボを採用することとしましょう。
織り手に速攻を付与させる《調和の中心》、現実からの遊離の代替えとなる《ペミンのオーラ》がどちらもエンチャントであることもうれしいですね。
ジェネラルの能力を活かして、すべてのパーツがエンチャントのコンボを集めるという良いコンセプトのデッキになりそうです。
3.デッキリスト
それでは、完成したデッキリストがこちらです。
無限マナコンボどこ行った?
4.個別カード解説
《トラッジの庭》
上述した無限マナのコンボですが、《調和の中心》がエンチャントレスを誘発させるためにポン置きするにはあまりに危険すぎること、《現実からの遊離》がそもそもポン置きすらできないことから、実は使い勝手が悪いパーツが絡んだコンボでした。
とはいえ、フィニッシュには無限に《ムチ絹》を唱える必要があるのですが、それを可能にするのがこのカードです。
【手順】
①《大地の知識》と《繁茂》系で合計4マナが出る基本土地を用意する。
②基本土地をタップしてマナを生む(残4マナ)
③《ムチ絹》を唱えて、けーみちゃんの能力でドレインする(残3マナ)
④ライフを得たので《トラッジの庭》の能力でトークンを出す(残1マナ)
⑤《ムチ絹》の能力で手札に戻す(残マナ無し)
⑥《大地の知識》でさっき出たトークンをタップして基本土地をアンタップする
⑦②に戻る
これで無限ドレインが成立します。
先に適当に設置しても、《トラッジの庭》の生成するトークンは4/4トランプルと無視し続けるわけにはいかないスペックであり、
長期戦になった際も頼りになるカードです。
《むかつき》
固有色に赤がなく、信託者コンボも搭載していないため、メインで通して勝ちというわけではありません。
しかし
デッキの多くが軽量エンチャントのため、大量ドローが見込めること、
2体の3/3でガードしつつ、ドレイン能力でライフを維持することで中盤以降も腐りにくいこと、
から採用しています。
なんだかんだで上家のエンドに通れば大体勝ちます。
《孤独の都》
ポン置きするには危険とかそういう話ではない劇物で、設置して負けようものなら非難轟々罵詈雑言etcのヤバいカード。
しかし、その能力は《耐え抜くもの、母聖樹》による干渉すら許さないという非常に強力なもので、《運命を紡ぐ者》などで無理せず通してしまえば、あとは早口でコンボ説明してゲームセットです。
カウンター呪文の不採用
デッキに可能な限り多くのエンチャントを採用する必要があることから、インスタント、ソーサリーは最小限にしています。
それらのスペルの枠も、《森の教示者》《俗世の教示者》《緑の太陽の頂点》のような素早くエンチャントレスにアクセスするカードと《悪魔の意図》《不気味な教示者》のような後半に《大地の知識》を探すカードで埋まってしまいます。
そのため、通常のカウンターを採用することは断念しました。
相手のターンの妨害は《原基の印章》や《退去の印章》といったエンチャントに任せています。これらは、《ムチ絹》でループすると同時に強制ドローを発生させてしまう自分のエンチャントレスを処理するためにも使えるので、無駄がありません。
自分のターンの対妨害は《アロサウルス飼い》《落葉の道三》のような緑のクリーチャーに任せましょう。こちらも後半に余った《緑の太陽の頂点》などからサーチでき、《大地の知識》のコストにもなるので噛み合っていますね。
5.最後に
ほっぺたがぐるぐるでかわいい
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