自分の『隠れ資産』を有効に使う方法


今回の記事は人間関係について。私の大好きなレス・ギブリンさんの『人望が集まる人の考え方』という本の内容から引用しています。大好きな本で人間関係で悩んだ時は一目散にこの本に逃げ込んできました。笑 良かったら最後まで見てください。

①人間の習性について理解する

まずはじめに、人間の習性について理解しなければ人間関係については語れません。現実は、すべての人は他人に何かを求めている、誰もが相手に好意を求め、自分を受け入れ認めて欲しいと思っています。

・夫婦は互いに愛情と献身を求めている。
・親は子供に従順さを求めている。
・子どもは親に愛情と安心を求めている。
・セールスマンは顧客に取引を求めている。
・経営者は従業員に忠誠心と生産性と協調性を求めている。
・従業員は経営者に仕事に対する称賛と承認を求めている。

すべての人は成功と幸福を求めている。あなたは、自分の成功と幸福に他人が重要な役割を担っているという事実について考えたことがありますか?

私たちはたいてい他人とのかかわりを通じて成功を収めます。幸福をどう定義しようと、それは他人とどんな関係を築くかに大きく左右されます。

②人間の習性を理解し、相手の願望を満たす

人々が何を求めているかを見極めて、相手の願望をうまく満たす。私たちを悩ませる問題の原因は人間の習性にあるのではなく、私たちが他人の求めているものをないがしろにしがちなことです。

ウォルフ・アンド・デサワー社のハリー・マテルスキー人事部長の言葉に「下手なゴルファーにかぎって、自分のミスをクラブのせいにする。それと同様に、人間関係の技術がつたない人にかぎって、『相手が強情だからやりにくい』と不平をこぼす」

この台詞には何度も助けられましたし今でも助けてもらっています。

③相手の自尊心を満たす

人間関係に基本原理

人々は自尊心を傷つけられると感情的になりやすいが、自尊心を大切にしてもらうと理性的に振る舞う生き物です。

自尊心は人間の尊厳にかかわるたいへん重要なもので、すべての人は自分の自尊心を大切にしてほしいと願い、それを傷つける人を敵とみなします。

他人を機械やロボットのように扱ってはいけない。そんなことをすると、相手はそっぽを向いてしまう。

実業家のヘンリー・カイザーは「すべての人を大切に扱えば、必ずよい人間関係を築くことができる」と言っています。

④自分の隠れ資産

すべての人は人間関係において「大富豪」である。しかし、あまりにも多くの人が自分の「隠れ資産」をけちけちしながら使っているのが実情で、さらにもっとひどいのは、自分がその「隠れ資産」を持っていることに気づいていないことです。

世界中の人々が最も飢えているもののひとつは、自分の重要感である。つまり、すべての人は自分の価値を他人に認めてほしい、自分をほめてほしい、自分に気づいてほしいと思っているのです。

あなたが持つ隠れ資産の効果

・あなたは他人の価値を認める力を持っている。
・ あなたは他人が自分を好きになるのを手伝う力を持っている。
・あなたは他人を受け入れて大切に扱う力を持っている。

以上のとおり、あなたは人々が求めてやまない貴重な「隠れ資産」を持っている。

自分の「隠れ資産」を気前よく与える

人間関係を好転させる最も即効性のある方法は、自分の「隠れ資産」を気前よく相手に与えること。出し惜しみをしてはいけない。コストはかからないし、使い果たすおそれもない。条件をつけてはいけない。自分の求めているものを相手が与えてくれるように画策してはいけない。

自分の「隠れ資産」を相手に与えるとき、何が得られるかを考える必要はない。それを気前よく与えれば、必ず何倍にもなって戻ってくる。

最後に

『人望が集まる人の考え方』という本のほんの一部の内容ですが人と関わる仕事をしている私にとってすごく勉強になった大好きな本の一つです。

ハーバード大学の研究では、仕事の失敗で失業した人より人間関係で失敗した人の方が2倍多い事が分かっていて、人間関係の技術にたけた人は、優秀な学業成績を収めた人より収入が約15%上回り、人間関係の技術がつたない人より約33%も多くの収入を得ていた。という研究結果があります。

人間関係について学ぶ事はメリットしかありません。この本を読んで改めて人間関係について学ぶ事の重要性を再認識できました。最後まで見て頂きありがとうございます。



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