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[Kimberley / Canada ] はちみつとテキーラ

新年早々、ご近所さん(コンドミニアムの下の階のオーナーさん)のお宅にご招待されて、2023年初めてのお出かけ。といっても階段降りていくだけでしたが(笑)
ご夫婦は旦那さんはメキシコ人、奥さんはコロンビア人とラテンアメリカ系。お子さんは男の子が二人。ワインを片手に伺ったときにはルーカスくんもマティオくんも姿なし。「お子さんは?」と聞くと「ベットルームで映画見てます」ふむふむ、普通のカナディアンの家族だったら子供が今頃家中走り回っていて、玄関に一番で飛び出てくるはず。これもカルチャーの違いか。
以前からどうしても本場のメキシカンをご馳走したいと誘われていていましたが、今回やっとお邪魔することに。手作りのグワカモリにサルサ。トルティアシェルのチーズメルト。チーズにサラミに・・・美味しすぎ。白ワインから赤ワインに。静かなジャズを聴きながら大人四人での会話。
しばらくして、旦那様のホセがスナックを作って子供たちにおやつを運びに立ち上がったところ、私の相棒が「ルーカスもマティオも顔見せてよ〜!」と声をかけるとなんと子供四人が登場。「従兄弟です。バンクーバーに住んでるんですよ。」「子供だけで飛行機乗ったの」「お母さんも一緒です。」えっ? するとお母さんも別のベットルームからこんばんは〜。もう私たち2時間以上もお邪魔してたのに全然気づきませんでした。
で、ついにテキーラが出てきちゃいました。高級なのが。お酒も回って、ホセさん上機嫌。YouTubeでマリアチバンドに合わせて歌まで披露してくれました。2時間くらいの予定が気がつけば午前様。5時間も! 帰り際に「これ、うちのランチ(牧場)で作ってるんです。子供たちのビジネスです。」って自家製はちみつを二つも。「いや一つでいいですよ、こんな高級なの」ってなんだか日本人みたいなやりとりの後、「じゃあお言葉に甘えて」頂きます。翌日彼らは自宅のカルガリーに帰って行きましたが、高級テキーラのおかげで二日酔いもなく、楽しい思い出だけが残りました。
今年の私の新年の抱負は「夢幻泡影・むげんほうえい」です。楽しい時間は夢や幻のように泡と消え影のように薄れて行きました。
今年は友人との時間を大切にできたらと思っています。
Shinobu

*写真のテキーラは家にあったもの。ご馳走していただいたテキーラではありませんのでご了承ください。



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