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卒業式

5月は卒業式のシーズン。
コロナ中はドライブスルー卒業式だったり、人数制限がありましたが、今年は3年ぶりにコロナ以前に戻りました。変わったことといえば、この高校のスクールカラーが緑と白で、以前は男子生徒が緑、女子生徒が白のガウンを着ていたのですが、今年から全員緑になっていました。

高校までが義務教育のアメリカでは高校の卒業式は盛大に行われます。
ハワイでは卒業生が顔が埋もれるほどのたくさんのレイでお祝いされます。花のレイはもちろんですがお札で作ったレイをもらっている卒業生もたくさん。私も教え子達にあげるためにお値打ちのキャンディーレイをたくさん持って見に行きました。

式が終わると家族、親戚、来場者達がお祝いの言葉をかけるためにそれぞれの卒業生に集まります。私もたくさんの卒業生の中から教え子達を探します。探しやすいように卒業の記念写真を大きくパネルにしている家族もいて助かりました。

英語よりも漢字でやりとりして盛り上がった中国出身の教え子。サッカー選手の話をして場を和ませようとしたメキシコ出身の教え子。中学生の時はシャイであまり大きい声で話さなかったけど、今ではすっかり社交的になったフィリピン出身の教え子。広島への研修旅行にも一緒に行って、成績優秀で卒業したマーシャル諸島出身の教え子。

中学校で初めてハワイに来て英語もままならなかった教え子たちも大学に進学するまでになりました。立派になった姿が誇らしくて、感極まるばかり。今日のような日には教師をしていて本当によかった、この子達に出会えてよかった、と日頃の疲れも吹っ飛びます。

Congratulations, Class of 2023!

【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】

成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。

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