手放した分成功する

気づけば50代。30代に離婚、起業を経験してます。
2024年を幸せに生きるヒントになれば！

１日が終わる前に、潜在意識のクリーニング
今日のお話は《仕事：師匠》です。

私の師匠は「何も持たない人」です。

幼少期のお話を聞いて自分との生い立ちとは
全く違いすぎて驚きました。

お金がなくて学生服を買ってもらえなかった。
小学2年生から朝ごはんを作ってもらったことがない。
お金がないお家だったわけではないようで
家庭の事情によりそんなことが起こったようでした。

出会った時の師匠は水泳ができませんでした。
ダイエットを何回も失敗して太り続けている時がありました。
家族で旅行に出かけることもなかったかもしれません。
英語もペラペラ話したりはできなかったはずです。
洋服のセンスもめちゃくちゃで機能性に偏りすぎていました。

私が学校に行ってプールで泳いでいたり
高校生の時にダイエットに励んだり
家族旅行を楽しんでいたり
海外留学生と交流して挨拶程度の会話をしたり
おしゃれのために無駄にお小遣いを使ってた間
私の師匠は、とにかく労働に時間を使っていたのです。

私が結婚して家族を作り、家を買って
お金がなさすぎて大変な思いをしている時
師匠はすでに年収が1億ありました。
当然です、私が学校に行ったり遊んでいる間
ずっと仕事をして社会で学び続けていたのですから！

そして、私は34歳の時2歳年下の師匠に出会い
今までたくさんのことを教わってきました。
その間、何度もダイエットを失敗をしたり
英会話を途中で辞めてしまったり
水泳でクロールが溺れてるみたいだったり
そんな姿も見せていただきながら
仕事では一歳手を抜くことなく今の地位まで
駆け上がる様子を見させていただきました。

師匠はいつも何も持ってない。

プライドも、愚痴も、不満も、思い出も。
お部屋の物だって何もないのです。
仕事用の大きな机と音楽を聴くスピーカー。
シングルのマットレスと洗濯機。
少量の清潔な下着と洋服、のみ。

師匠はひたすら仕事の成功を追いかけてきました。
身軽に早くそこに到達するためには
たくさんの不要な重荷を置いてきたのでしょう。
いつも身軽で早いのです。
だから、ある一定の成功を収めた後
とんでもない挽回劇が始まりました。

ダイエットは大成功し、体の仕組みまでプロ並みの知識です。
X（Twitter）の投稿を長文の英語でしています。
水泳は大きな波に乗れるほどサーフィンがうまいです。
体はガリガリからムキムキでかっこいい若々しい体型です。
洋服はおしゃれで音楽業界の人みたいです。

これら全てをあっという間にこなしてしまいました。
一つのことを極めてきた人の突き抜けた集中力と
人生を取り返していくような貪欲な体験の数々。
どんな人からも謙虚に学ぶ姿勢はいまだに同じです。

師匠を見ていると「持つ」ことよりも「手放す」ことを
いつも心がけていらっしゃいます。
こんなにも人生で本当に必要だと思うものだけに集中して
生きている人に私は出会ったことがありません。

手放すことはちょっと恐怖も伴います。
得ることや持つこと増やすことのほうがやりやすいです。
でも、師匠を見ていて間違いなく手放すことが
大成功の鍵なのだと痛感しています。

本当の成功者は本当に大切なことしかしないのです。

私はまだまだ「あれも大事」「これも大事」
そう言ってたくさんのことを握りしめている超凡人です。
師匠の背中は大きいけど、とっても遠いのです。