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沖縄のお花見

沖縄の桜は1月の下旬くらいにやんばるから咲き始め、2月にかけて徐々に南下していくようになっています。
一番大きな桜まつりは、名護市内のオリオンビール工場近くでおこなわれるさくら祭りです。

桜と聞くともうちょっとテンションが上がってもいいはずなんですけれど、どうも沖縄の桜は私の性分に合いません。
初めて見た時は、「これは梅の花なんだ」と思って完全スルーでしたから。
そもそも沖縄で咲いている桜は、本土のソメイヨシノなどとは品種が違っていて、「寒緋桜」と言う濃いピンクの桜なんです。

こんなんだから、ソメイヨシノを桜と信じている本土の人間にはどうしても沖縄の桜と馴染めないところがあって、わざわざ名護まで行かなくても、ってことになるんです。
また、沖縄の桜は散り際がかわいくないんです。
ソメイヨシノのようにほとんど白に近い花弁がハラハラと風に舞って散るって風情がなくて、花ごとボテッボテッっと落ちて終わりなんです。
これはなんともつまらない散り方です。

お花見そのものも、なにしろ1月の話ですから、桜の下にブルーシートを敷いて花見酒なんてとってもやっていられません。
せいぜいお祭りの出店で売っている紙カップに入った焼き鳥なんかをつまむ程度でしょう。
<h2>さくら祭りの帰りにはタンカン狩りもお勧めです</h2>
もし、名護の桜まつりまで行かれる機会がありましたら、もうちょっと北部まで足を伸ばしてみるのもいいでしょう。
道沿いには桜の木がたくさん植えられているので、桜まつりの桜とはまた違った景色が楽しめます。
伊豆味まで行くと「タンカン」ってみかんがお安くたくさん売っています。
タンカン狩りをできるところもあります。
皮が厚くてちょっと不格好なみかんなんですが、味はいいです。

沖縄の桜を見て、タンカンを買って来る、まぁそれだけでもやんばるまで行く価値はあるんじゃないでしょうか。
その代わり道路の渋滞は覚悟してくださいね、娯楽の少ない沖縄では考えることはみんな同じですから。

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