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eスポーツイベント“2大カテゴリー”体験会と大会って?

eスポーツイベントって、主催者にとってもユーザーにとっても重要ですよね。そのカテゴリーは大きく2つに分けられます。記念すべき初記事はeスポーツの「体験会」と「大会」について書いてみます。


・Yahoo!リアルタイム検索でツイート数をみてみると...

eスポーツの認知度はそれなりに有る

 下の画像はYahoo!リアルタイム検索(2023.8.4~9.3)での「eスポーツ」と「eスポーツ イベント」のツイート(以下 ポスト)数、Yahoo!で「eスポーツ」を検索した際のサジェスト上位5つ(2023.9.4の或る時間)となります。
 一日あたり約570件のポストがされているという事で、eスポーツの認知度はそれなりに有ると言えますね。
 イベントとなると一日あたり約20件のポスト、これが開催側の告知なのかどうか...確かにeスポーツに於いては「eスポーツイベント開催」という告知の仕方はあまりしないかもしれません。内容に基づいた具体的なタイトルや、イベントinイベントだったりしますので。

画像引用:Yahoo!リアルタイム検索

興味が集まるのは

 サジェスト上位5つはeスポーツ選手を目指すにあたって調べている感があります。リアルスポーツと同じように、種目、大会、育成、夢、という事に興味が集まるのではないでしょうか。

画像引用:Yahoo!検索

・eスポーツ体験会は...

体験会には足が向かない?

 この記事を読んでいる方は「eスポーツ体験会開催」という告知を見かけた事が有るかもしれません。会場にプレイ環境を準備して、来場者に楽しんでいただくというイベントです。
 奥が深いが基本操作は複雑でなく、ネット回線も必要としないオフラインプレイ可能、といったものが多い傾向です。ジャンルはパズルゲームや格闘ゲームといった、見ている側にも勝敗が分かり易いものが人気です。
 しかし、まだ会場へ足を運んだ事がないという方も意外に多いのではないでしょうか。特に該当タイトルを既に所有/プレイしている方々は、有名選手でも来ない限り足が向かないものです。体験する必要が無いので当然のことです。

体験会は大事なんです

 そもそも体験会というのは “興味を持ってもらう” という事が前提です。eスポーツも然りです。体験会を通してeスポーツに興味を持ってもらい、競技人口、ファン、世界レベルの選手を増やしたいところです。
 また、その先を見据えた大テーマとして、文化や産業を生み出し地域振興や社会貢献へ繋げるといった目標があります。
 なので最終目標達成の入り口として、「eスポーツ体験会」という物は非常に大事なんです。

画像:合志市民まつり eスポーツ体験会(運営e-spear)

企業にとって

 eスポーツの認知度や理念が広がるに連れ、まさに多種多様な企業が出資するようになりました。初めの頃は、何かしらゲームやITに関係するような企業の支えで進んできましたが、今では業種の幅も広がっています。
 企業PRや商品販促のイベントで、eスポーツ体験会が活用されているのもよく見るようになりました。様々なジャンル/タイトルを持ちネットにも強いeスポーツ。それを用いた体験会を行うのは、企業にとってのターゲティングにも好マッチするのです。

画像:熊本福幸スポーツフェス eスポーツ体験会(運営e-spear)

活用への大きな期待と可能性

 という事で「eスポーツ体験会」というものは、eスポーツを一つのツールとして捉えたコンテンツと考えられます。だからこそ “単純に会場にゲームを置いてプレイしてもらうだけ” という訳にはいきません。イベンターはクライアントとの綿密な打ち合わせと準備を要します。“テーマ” “タイトル” “コンソール” “レギュレーション” “場所” “相乗効果” “IP” 等々、見た目以上に細かく段取りされています。
 細かく設定する必要があるからこそ、体験会はeスポーツコア層活躍の場となる可能性があるのです。体験会のプレイ参加に興味がない皆さんでも、運営する側でのeスポーツ体験会を考えてみれば、そこには新しい何かが生まれるかもですね。
 そして何よりも、プレイ参加される皆さんに目一杯楽しんでもらう事が一番大切です。


・eスポーツ大会は...

最も重要なコンテンツなんです

 一般的なeスポーツの定義として「ビデオゲームを用いた “競技” 」というのが有ります。なので「eスポーツ大会」が存在するのは当然ですし、これが最も重要なコンテンツです。
 オンライン大会であれば離れた場所からの参加や観戦が可能だというお手軽さもありますし、オフラインであれば生の声援を受けてプレイできます。
 体験会の参加などを経てそのタイトルにハマり、選手として活躍したい、白熱した試合や自身の腕前を見せたい/見たいといった気持になった時、超絶ガチな大会からエンジョイ大会まで、参加層に合わせた様々な大会が存在します。

画像引用:Yahoo!リアルタイム検索(2023.8.4~9.3)

タイトル選びの壁

 一言で「eスポーツ大会」といっても、それはもう数えきれないほどの界隈が存在します。リアルスポーツに置き換えても「スポーツ大会」というのはあまり見かけません。「野球大会」「サッカー大会」などといった種目毎に行われる事が殆どです。なのでeスポーツに於いても、例えば「プロスピ大会」「eFootball大会」という感じになります。ただしこの世に存在するゲームタイトル数...膨大です。その数だけ大会の種類が有り得ると思うと...。
 いざ参加しようと思い立っても、タイトルによってはなかなか開催されません。やっと開催されてもオフライン開催であったりします。だからといって主催者側も、数十数百といったタイトルを扱えません。
 なので、「この大会で優勝するんだ」「eスポーツ選手を目指すんだ」という目標があるユーザーは、パブリッシャーが主催や協力をしている大会タイトルや、JeSU認定プロライセンス(出典:一般社団法人日本eスポーツ連合 Webサイト)の公認タイトルに絞って練習していたりもします。

画像:EVO Japan 2020(チームe-spear)

とにかく細目にチェック

 「メジャー大会に出場する前に経験を積みたい」「エンジョイ大会が良い」というユーザーでも少し探せば沢山出てきます。自身が日頃プレイしているタイトルで開催されていないかを細目にチェックするのもいいでしょう。
 「一人プレイ」であってもスコアアタック等ならば、競技性は十分ありますので(むしろ日本に於いてはこれが原点かもしれません)、一人プレイのみのタイトルであっても探してみましょう。

画像:オンライン大会(運営e-spear)
画像:BOOT!! eFootball™オフライン大会(運営e-spear)

思い切って大会を開催してみる?

 それでも「大会が無い」、というユーザーは、思い切って大会を開催してみるという手もあります。但し、使用許諾についてやガイドライン等を守りましょう。こういうPDF資料もあります「法令をよく知ってeスポーツを楽しもう!」(出典:一般社団法人日本eスポーツ連合 Webサイト)。守る事で大会主催者としての達成感や感動も大きくなりますよ!

またあらためて

 「eスポーツ大会」というのは簡単に書ききれないほどのコンテンツです。今回の記事とは別に、今後テーマを絞って書いていきたいと思います。

・最後に

いかがでしたか?記念すべき初記事はeスポーツイベントの2大カテゴリーについて書いてみました。体験会の持つ意味や大会の重要性等の入り口が分かってもらえ、少しでもeスポーツイベントに興味を持ってもらえたなら嬉しいです。


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