500本目の【日記】は50回目の富士山登頂 2022/09/10(土)後編

Journeymanと呼ばれている。日々noteで【日記】を書いて、この日記が501本目になる。タイトルの500本とはズレている。1本目の前編が富士山登頂までで約3,500字と長くなったので、前後編にした。ご容赦を。

1日1本以上になるケースもあるがほぼ継続日数だ。日記なので気ままに書いている。誰かが読んでためになる内容はあまりない。"ほぼ"毎日書いていて、2022/09/17(土)で1,000日になる。

50回目の富士登山前編では起床から登頂までを書いた。後編では下山から就寝までを書く。前編から読んでいただきたいが、後編のみだけご覧いただく方もいらっしゃるので、背景を紹介しておく。50回も登った理由だ。

また、 #2022夏富士登山 全編のライブツイートは以下にまとめた。ライトに顛末を知りたい方はこちらがオススメだ。

吉田口山頂から火口を隔てて向かい側にある剣ヶ峰を拝んで下山を開始した。12:45頃スタートだ(便宜上時刻は5分刻みで書く)。前夜は大雨だったが、晴れて本当に良かった。

山梨県側の吉田口と静岡県側の須走口の分岐だ。標高は3,270mだ。 #江戸屋 という山小屋がある。

以前分かりやすいルート案内板がなかった頃は間違って須走口に下山してしまう吉田口からの登山者が多かった。今は、非常に多国語表記の大きな看板があり、関係者の方が分岐に立って案内しているケースもあるようだ。ここまでの所要時間は50分だった。苦手な下りの本領発揮だ。早い方だと20分くらいだろう(かつての自分の実績)。

ちなみに英語で「◯◯口」は「◯◯トレイルヘッド」と言う。「合目」は「ステーション」だ。

須走口との分岐を超えると、比較的短いつづら折りのブルドーザー道(通称:ブル道)を下る。拳大の火山石がゴロゴロしている火山砂礫の道だ。砂礫の下は絞まっており、足への負荷が高い。

下山道7合目には無人の避難小屋(シェルター)がある。荒天や万が一の噴火の際に一時的に退避できる。下り始めて1時間45分だ。

以前から持っている右膝の違和感が強くなってきた。説明するのは難しいが、捻挫などで筋が伸びていて繰り返し負荷をかけ続けると、靭帯にダメージが蓄積して膝がグニャグニャする状態だ。曲げる・捻るが生理的に「危険」だと感じる感覚になる。

靭帯に負荷をかけずダメージ抑えるために、ムーンウォークのように後歩きを始めた。非常に時間が掛かる歩き方だが、故障してからでは遅い。稀に膝の違和感が発症しないケースもあるが、ほぼ毎回なのでいつものコトだ。

殆どの登山者に抜かれながら、慎重に後ろ歩きで降った。本当に下山は苦手だ。この時間が精神的に飽き飽きして堪える。

富士登山で「たったひとつだけ」どうにも抗えない苦手だ。

15:15、騙しだまし45分下り7合目の公衆トイレにやっと着いた。下山開始から2時間半が経過してしまった。早い方だと、もう5合目の登山口に着いてるタイムだ。右足の違和感と連続の後歩きでよろよろしながら腰を下ろした。

唯一、完全に足を投げ出して過ごした休憩だ。ダメージの蓄積を抑えようと真っ直ぐに足を伸ばして過ごした。幸い、背中や肩を使って上半身を預けて寄りかかれるスペースがあって助かった。丁度、座った目の前にかわいらしい #ソーシャルディスタンス サインがあった。20分ほど使ってじっくり足を休めた。

撮り忘れていた雲海をパンして撮った。12秒の動画だ。

公衆トイレを過ぎるとつづら折りは終わり、方角にして北北西に向かうように富士山の周囲を横移動していく。途中何度か落石対策の「コンクリートシェルター」をくぐり進む。中に手すりがあるので、膝を労われて助かる。斜面の中腹に見えるのがシェルターだ。

6合目の安全指導センター2,390mに着いたのは16:25、3時間40分経過していた。4時間で下れないコトが確定した。ツアーの方、数名のグループなどコレから登る方がたくさんいた。少しずつ北側に移動したので、日影から日向になった。目に鮮やかだった。

ラスト2kmくらいだろうか一気に中腹を横切るルートだ。とは言え、まだまだ傾斜がある。そこは無理せず後歩きだ。ヘロヘロになりながらも、17:00になる少し前に登山口に生還した。

振り返ろう。休憩込みで約4時間15分で下山した形だ。標準タイムは3時間半らしいので、遅いタイムだ。膝が壊れなくて良かった。歩数は14,500歩だった。距離にして7.5km(ガイドブックの往復約14kmベースの換算、YAMAP往復12.4kmだと6.8km)ほどだろう。

大の桃好きなので、5合目の名物「🍑 #こけももソフト ミックス」を食べた。いくつかあるお土産物屋さんの中で「こみたけ」さんにした。比較的涼しい5合目の気温でも溶け始める柔らか目のソフトだ。滑らかなので乾いた喉には、丁度良い。

続いてお隣りの「みはらし」でお土産を買った。ラインナップは以下の通りだ。右二つは富士山の形のチョコクランチ。ホワイトチョコといちごチョコバージョン。一番左は「富士山羊羹」。リブランディングされて「春吉富士」になっていた。創業者の名前からとったそうだ。鮮やかだ。

17:30のシャトルバスに並んで、②駐車場で降りた。毎度のコトだが満員御礼だった。日没が迫っていたので、着替えずに荷物だけ片付けて、4合目の大沢駐車場に向かった。静かで広い駐車スペースがあり、トイレ無料、展望台あり、そしてほぼ真西にあるので夕焼けのベストスポットだ。雲が多かったが、本栖湖と雄大な空が見えた。20秒のパノラマ動画だ。

標高は2020mだが、雲がかかっていなければ剣ヶ峰に劣らない景観だ。巨大なかなとこ雲は圧巻だった。

富士山に別れを告げて、ツイスティなスバルラインの車列に混じって富士吉田の街に下った。時短を考えて簡単に「丸亀製麺」でうどんを食べようと思って地元のショッピングセンターに向かった。残念ながらラストオーダーが18:45で間に合わなかった。何となく気分は「カレーうどん」になっていたので残念だ。

気を取り直して、地元の名物「ほうとう」か「吉田うどん」に切り替えてアタックした。地元の方にも愛されていそうな「うどんほうとう天野」さんにたどり着いた。うどんもほうとうも「シルク」ブランドだ。

定番メニューがある中、初めてみた「冷やしほうとう(スープはあたたかい)」にした。シルクの喉越しを感じるにはベストなチョイスだったと思う。美味しくいただいた。

中央道小仏トンネル付近の渋滞に20分ほど巻き込まれたが、全体的にはスムーズに帰宅した。22:00頃にだ。荷物を片付けて風呂に入り帰宅を報告。体重は990g減っていた。

富士山からの帰り道、ずっと一緒だった「中秋の名月」を撮って、24:00には眠った。

今回、ひとつ工夫したコトを紹介したい。それは、小銭と財布だ。富士山ではトイレ利用料200円が何度か必要になる。基本的に単位は100円単位なので、1,000円札と100円、500円が多数あると助かる。それをチャック付き防水袋に入れて持ち歩いたが嵩張らず、すぐに出せてとても重宝した。雨が降ってもふやけないのがポイントだ。

#富士山保全協力金 (1,000円)を払うともらえるタグや缶バッチ。2020年がないのは完全閉山された年だからだ(2018年がない理由は忘れた)。引き続き協力したい。

昨年は富士宮口から登ったのでまた違ったタグだったが、富士吉田でも体調確認の検温とタグ付与があった。富士宮では緑色で手首に、富士吉田ではザックだった。黒系のザックなので黄色と愛称は良かった。

最後に何年も富士山登頂をしている相棒を紹介したい。いつも登頂日時、登山時間、通算登頂回数、登山口をメモしている金剛杖だ。2代目になる。持ち手にもメモを書いたが握るため消えてしまった。ずいぶん年季が入ったので少しメンテしても良さそうだと思っている。

以上、富士山登頂50回の記録だ。ご覧いただき感謝。

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#題名のない日常 #ジャニ記 No.501

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