佐藤雄二_ビーコンつしま

ジャズを聴くようになり、予定調和でない物事の面白さを感じ始めています。 色々と思うとこ…

佐藤雄二_ビーコンつしま

ジャズを聴くようになり、予定調和でない物事の面白さを感じ始めています。 色々と思うところがあり、2014年に国境の島対馬に移住しました。 人と人とのつながりに面白味を見いだしている今日この頃です。

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記事一覧

#148_【廃道を往く】豊崎隧道

昨年、万関運河の調べ物をしていたときのこと、かつての橋の痕跡はないものかと探していたところ、「万関憩いの広場」の茂みの奥に廃道を見つけ、興奮を抑えきれず記事にア…

#147_【ヘリラボ】対馬棹埼灯台の中身が変わりました

海が見えないところに住んでいても、「灯台」ってどのようなものなのか、ほとんどの方がご存じかと思いますが、実際に中に入ったとこがある方はいらっしゃいますでしょうか…

#146_【ヘリラボ】探求に向き合う姿勢

対馬市では「域学連携事業」が行われています。 あまり聞き慣れない言葉だと思いますので補足しますと、「地域と大学との連携による地域づくり」で、私が対馬に移住する少…

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#145_【読書】鬼時短/小柳はじめ(東洋経済新報社)

「地方に移住したらのんびりできそうでいいですね」「ゆったりとした暮らしができそうですね」と言われることがありますが、実際どうかといいますと、案外忙しいものです。…

#144_【読書】ハジの多い人生/岡田育(文春文庫)

2024年4月から毎月第3水曜日に、朝日新聞夕刊で岡田育さんの「ハジッコを生きる」という連載が始まりました。 対馬は日本の「すみっこ」ですから、タイトルに惹かれて読ん…

#143_【ヘリラボ】城好きと軍跡マニアから考える「イノベーター理論」

先日藤沢から清水山城と金田城をご案内したお客様の記事を書きながら、せっかく金田城まできたのに清水山城に寄らずに帰る人が多い、という記事を書きました。 お客様をタ…

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#142_【ヘリラボ】つしま縁(ヘリ)テージラボ立ち上げ_マニアのマニアを目指す

私のnoteの中で、対馬はマニアの聖地であるとか、マニアの方の生態について分析する文章を時々書いています。 実際、対馬を訪れる方の中には、これでもかというくらい奥深…

#141_【調査・研究】対馬ブルーカレッジ発足

海洋ごみや磯焼けの対策、水産資源保全などの海にまつわる社会課題が深刻化している昨今ですが、そんなさなか、対馬から「対馬ブルーカレッジ」発足が発表されました。 「…

#140_【対馬旅行】お城めぐりで対馬に来られる方へ

数日前、神奈川県藤沢にお住まいの方から「清水山城&金田城よくばりハイキング」のガイドを依頼されました。 同郷の誼もあったかもしれませんが(いまの藤沢を考えると、…

#139_【読書】祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔/鈴木道子(朝日新聞出版)

唐突ですが、日本の歴代総理大臣の中で最高齢だった方はどなたかご存じでしょうか。 日本人の平均寿命は戦後右肩上がりで延びていますので、麻生太郎さんや森喜朗さんあた…

#138_【アクティビティ】サンセットカヤック

2024年のゴールデンウィークも間もなく終わりを迎えます。 気温もある程度上がり、やっとこたつやストーブがしまえそうです…(゚∇゚;)☆\(-_-;)。 しかしここ数年、春と秋…

#137_【調査・研究】軍事史跡との向き合い方

連休中は次の仕事の仕込みのことを考え、ずっと引きこもる予定だったのですが、連休前の天気予報よりも好天に恵まれ、何もしないのはもったいないと感じ出掛けることにしま…

#136_【調査・研究】求む、観光研究!※学生さん限定

対馬では、古くから様々な調査研究が行われてきました。 それはひとえに「国境の島」という、日本では類い稀な歴史の蓄積があるからでしょう。 しかしながら、日本の「す…

#135_【読書】ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論/近藤康太郎(CCCメディアハウス)

最近ウォッチしている方のひとりに、地方創生などの分野における論客、木下斉さんという方がいらっしゃいます。 木下さんは、自分の身の振りを会社経営に見立てて考えよう…

#134_【対馬の観光地】リニューアルされた韓国展望所

昨日、鰐浦のヒトツバタゴ自生地の開花状況をご紹介しました。 そのついでに、今月リニューアルオープンした韓国展望所にも行ってきましたので、ご紹介したいと思います。…

#133_【対馬旅行】鰐浦のヒトツバタゴ自生地_2024年4月28日現在

先日、厳原城下のヒトツバタゴの開花状況を紹介しました。 どのような予想を立てられたのかは、人それぞれかと思いますが、おそらく今日(4月28日(日))あたりに見頃が来…

#148_【廃道を往く】豊崎隧道

#148_【廃道を往く】豊崎隧道

昨年、万関運河の調べ物をしていたときのこと、かつての橋の痕跡はないものかと探していたところ、「万関憩いの広場」の茂みの奥に廃道を見つけ、興奮を抑えきれず記事にアップしてしまいましたf^_^;)。

そこでも書きましたが、土木技術の発達によって長大な橋やトンネルを建設できるようになり、対馬の道路は劇的に線形が良くなっています。
しかし、それまで使っていた道を自然に還す、ということは、おそらくしません

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#147_【ヘリラボ】対馬棹埼灯台の中身が変わりました

#147_【ヘリラボ】対馬棹埼灯台の中身が変わりました

海が見えないところに住んでいても、「灯台」ってどのようなものなのか、ほとんどの方がご存じかと思いますが、実際に中に入ったとこがある方はいらっしゃいますでしょうか。

日本全国には約3,200基の灯台がありますが、そのうち「参観灯台」と呼ばれる内部を見学できる灯台は16基しかなく、しかも、灯台の多くは岬の突端や無人島に立っていますので、「灯台めぐり」が変な趣味だと思われることは少ないものの、割と熱量

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#146_【ヘリラボ】探求に向き合う姿勢

#146_【ヘリラボ】探求に向き合う姿勢

対馬市では「域学連携事業」が行われています。
あまり聞き慣れない言葉だと思いますので補足しますと、「地域と大学との連携による地域づくり」で、私が対馬に移住する少し前には始まっていましたから、かれこれ10年以上続いている事業です。

目に見えやすい事例で言いますと、「対馬グローカル大学」や「対馬ブルーカレッジ」も、その一環で行われている事業です。

関係者が知り合いですので、やや手前味噌な感じもしま

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#145_【読書】鬼時短/小柳はじめ(東洋経済新報社)

#145_【読書】鬼時短/小柳はじめ(東洋経済新報社)

「地方に移住したらのんびりできそうでいいですね」「ゆったりとした暮らしができそうですね」と言われることがありますが、実際どうかといいますと、案外忙しいものです。

都会に比べたらアウトソーシングできることなど限られますし、私のように人望が薄い者ならともかく、役が集まる人のところにはどういうわけか次から次へと色々な役が舞い込んできて、ますます忙しくなります。

そして、公共交通手段が貧弱ですから移動

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#144_【読書】ハジの多い人生/岡田育(文春文庫)

#144_【読書】ハジの多い人生/岡田育(文春文庫)

2024年4月から毎月第3水曜日に、朝日新聞夕刊で岡田育さんの「ハジッコを生きる」という連載が始まりました。

対馬は日本の「すみっこ」ですから、タイトルに惹かれて読んでみたところ、10年ほど前「ハジの多い人生」という本を出されているとのこと。
ここでいう「ハジ」は「ハジッコ」の意味です。

どんなかなと手に取ったところ、まことに勝手ながら、つしま縁テージラボのテキストにしたい!と感じる内容でした

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#143_【ヘリラボ】城好きと軍跡マニアから考える「イノベーター理論」

#143_【ヘリラボ】城好きと軍跡マニアから考える「イノベーター理論」

先日藤沢から清水山城と金田城をご案内したお客様の記事を書きながら、せっかく金田城まできたのに清水山城に寄らずに帰る人が多い、という記事を書きました。

お客様をターゲティングすることがなぜ必要なのかを考える上でもヒントになる内容かと思いますので、書き綴っていきたいと思います。

知らないのはなぜ?なぜ城好きの人でも清水山城を見落として帰るのでしょうか?

このような問いかけをしますと、たいがい「情

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#142_【ヘリラボ】つしま縁(ヘリ)テージラボ立ち上げ_マニアのマニアを目指す

#142_【ヘリラボ】つしま縁(ヘリ)テージラボ立ち上げ_マニアのマニアを目指す

私のnoteの中で、対馬はマニアの聖地であるとか、マニアの方の生態について分析する文章を時々書いています。

実際、対馬を訪れる方の中には、これでもかというくらい奥深い知識を持たれてる方がいらっしゃいます。
もちろん、わざわざ「日本のすみっこ」までやって来るわけですから、生半可ではない熱量をお持ちなのは容易に伝わってきますが、最近特に思うのはマニアの方々が集結した時の化学反応が凄まじい!ということ

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#141_【調査・研究】対馬ブルーカレッジ発足

#141_【調査・研究】対馬ブルーカレッジ発足

海洋ごみや磯焼けの対策、水産資源保全などの海にまつわる社会課題が深刻化している昨今ですが、そんなさなか、対馬から「対馬ブルーカレッジ」発足が発表されました。

「対馬ブルーカレッジ」とはなんぞや海の社会課題解決に向けイノベーションを起こせる人材を育成する学習・研究プログラムになります。
サラヤ株式会社、一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ、学校法人先端教育機構事業構想大学院大学、対馬市の連携

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#140_【対馬旅行】お城めぐりで対馬に来られる方へ

#140_【対馬旅行】お城めぐりで対馬に来られる方へ

数日前、神奈川県藤沢にお住まいの方から「清水山城&金田城よくばりハイキング」のガイドを依頼されました。

同郷の誼もあったかもしれませんが(いまの藤沢を考えると、相模原を同列に並べるのは失礼な感じですがf^_^;))、大変ご満足くださり、励みになるお言葉をいただきました。

お客様は百名城めぐりをしているとので、金田城に来るのが一番の目的だったそうですが、弊社では金田城だけ回るガイドツアーも用意し

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#139_【読書】祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔/鈴木道子(朝日新聞出版)

#139_【読書】祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔/鈴木道子(朝日新聞出版)

唐突ですが、日本の歴代総理大臣の中で最高齢だった方はどなたかご存じでしょうか。

日本人の平均寿命は戦後右肩上がりで延びていますので、麻生太郎さんや森喜朗さんあたりかと思っていましたが、なんと太平洋戦争が終戦したときにその役を務めていた鈴木貫太郎翁になります。
慶応3年生まれの、当時御年77歳!(゜o゜;;
※総理在任時の年齢です。

先日、鹿島海軍航空隊跡に行ったついでに、鈴木貫太郎記念館に寄っ

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#138_【アクティビティ】サンセットカヤック

#138_【アクティビティ】サンセットカヤック

2024年のゴールデンウィークも間もなく終わりを迎えます。
気温もある程度上がり、やっとこたつやストーブがしまえそうです…(゚∇゚;)☆\(-_-;)。
しかしここ数年、春と秋が短くなっている気がしますので、うかうかしていると、あっという間に夏モードへと突入するかもしれません。

夏の対馬といえば、やっぱり海遊び!

対馬の中でも、穏やかな水面とリアス海岸が織りなす景色広がる浅茅湾は、お子様でも楽

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#137_【調査・研究】軍事史跡との向き合い方

#137_【調査・研究】軍事史跡との向き合い方

連休中は次の仕事の仕込みのことを考え、ずっと引きこもる予定だったのですが、連休前の天気予報よりも好天に恵まれ、何もしないのはもったいないと感じ出掛けることにしました。

最初は白嶽か金田城に、と思いましたが、最近メディアで取り上げられる機会が増え、お客さんが多いと予想。それ自体はありがたい話なのですが、車で行くと駐車スペースに限りがあり、よく行く我々でも難儀します。
他所の方からしたらなおさらかと

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#136_【調査・研究】求む、観光研究!※学生さん限定

#136_【調査・研究】求む、観光研究!※学生さん限定

対馬では、古くから様々な調査研究が行われてきました。
それはひとえに「国境の島」という、日本では類い稀な歴史の蓄積があるからでしょう。

しかしながら、日本の「すみっこ」に位置するがために

「遠すぎる」

「とにかく旅費がかかりすぎる」

ということから、学生の身分で研究に来るにはちょっと…という方も多かろうと思います。

そんなみなさまに、朗報です!(o゚▽゚)o

令和6年度対馬市SDGs研

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#135_【読書】ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論/近藤康太郎(CCCメディアハウス)

#135_【読書】ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論/近藤康太郎(CCCメディアハウス)

最近ウォッチしている方のひとりに、地方創生などの分野における論客、木下斉さんという方がいらっしゃいます。
木下さんは、自分の身の振りを会社経営に見立てて考えようという趣旨で「ジブン株式会社経営」を提唱されています。

余談ですが、昨年6月木下さんが企画されている「狂犬ツアー」に参加したところ、対馬にも隠れファンが数人いることが判明しましたf^_^;)。「日本のすみっこ」にもいるところに、何か示唆す

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#134_【対馬の観光地】リニューアルされた韓国展望所

#134_【対馬の観光地】リニューアルされた韓国展望所

昨日、鰐浦のヒトツバタゴ自生地の開花状況をご紹介しました。

そのついでに、今月リニューアルオープンした韓国展望所にも行ってきましたので、ご紹介したいと思います。

リニューアル前と後の外観

色がずいぶん落ち着きましたねぇ。
そして、以前は正面の階段を上がって中に入りましたが、いまは横に据え付けられたスロープで上がります。

室内

床には対馬周辺の位置関係を示した地図が描かれ、設置された2台の

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#133_【対馬旅行】鰐浦のヒトツバタゴ自生地_2024年4月28日現在

#133_【対馬旅行】鰐浦のヒトツバタゴ自生地_2024年4月28日現在

先日、厳原城下のヒトツバタゴの開花状況を紹介しました。

どのような予想を立てられたのかは、人それぞれかと思いますが、おそらく今日(4月28日(日))あたりに見頃が来るだろうという予想のもと、鰐浦まで遠征してまいりました。
写真で一気にご紹介してまいりますo(^-^)。

まずは、鰐浦集落から韓国展望所に抜ける遊歩道から撮影した写真です。

ちなみに、遊歩道の入口は鰐浦漁港にあるトイレ横の看板の奥

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