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【ポケモンカード】MジュカインEXから学ぶザルードV

伝説の鼓動が発売され、幾分経ちました。
今回はザルードVと似たような技を持っていたMジュカインEXの活躍を見ながらザルードVのデッキを組み立てていこうと思います。

大まかなものはこちらの記事に書いてありますので、こちらも合わせて読んでみてください。

MジュカインEXとザルードV

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ジャギドセイバー
手札の草エネルギーを2枚まで選び、ベンチのポケモンに付けることができる。付けた場合はHPを全て回復する。

逃げるコスト2

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ジャングルライズ
手札の基本エネルギーを2枚まで選び、ベンチのポケモンに付けることができる。付けた場合はHPを全て回復する。

逃げるコスト1

MジュカインEXは草エネルギーが対象でしたが、ザルードVは基本エネルギーと制約が軽くなっています。

MジュカインEXの戦績

バトルフェスタ 2015 1日目 優勝(XY1〜XY8 ゴルダックBREAK+パルキアEX)

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レシピは公式サイトから。

カメックスメガバトル 福岡大会 ブロック2位(XY1〜CP4)
実際はよるのこうしん2回、MライボルトEXダストダス1回と対戦し、2勝1分でジャンケンに負け2位でした。

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カメックスメガバトル 日本チャンピオン決定戦 Bリーグ 優勝(XY1〜XY11)

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レシピは公式サイトから。

ジュカインぐるぐる大作戦!

一番印象に残っているのはバンデットリングのCMです。
MジュカインEXを2体並べて、草エネルギーを張り全快しながら戦うコンボとなっています。

MジュカインEXを2体場に並べること草エネルギーを手札に加えて、技の効果でエネルギーを貼る必要があります。
しかし、220以上のダメージは苦手な面があります。

MジュカインEXを2体並べる
現在の環境で同名の進化ポケモンを2体並べることは結構難しいですが、XYレギュレーションではEXポケモンを並べることに特化したポケモンがいます。
3つのレシピに共通しているカードのフーパEXです。

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特性のバンデットリングはフーパEXを除くポケモンEXを3枚手札に加えることができます。手札にサポートがあれば、ジュカインEX2枚とMジュカインEXを、手札にサポートがなければ、ジュカインEX2枚とシェイミEXを持ってきます。
さらに、XYレギュレーションでは草ポケモン強化の代名詞であ利、エクストラレギュレーションでも禁止されている巨大植物の森というカードです。

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このスタジアムはポケモンカードの場に出したばかりの草ポケモンを進化可能にできる、ポケモンカードのルールを無視した効果を持っています。
1ターン目にこのカードとフーパがあれば、1ターン目からMジュカインEXを場に出すことができます。しかし、M進化のルールとしてM進化するとターンが終了してしまいます。このルールを無視できるカードがM進化専用カードのソウルリンクです。
これらのカードを使用して、素早くMジュカインEXを場に出していきます。

余談ですが、XYレギュレーションはパイバーボール1枚からフーパEX、特性で3枚ものポケモンEXを持ってこれるため、現在のポケモンカードと違い、ボールが少なめになっています。

草エネルギーを手札に加える
草エネルギーを張り全快していくためにはエネルギーを手札に加える工夫が必要です。今回上げたレシピをから抜粋すると3枚のカードがあります。

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はかせのてがみは山札から基本エネルギーを2枚まで持ってこれるカードです。エネルギー転送2枚分であり、回復ループ1回分。
エネルギー回収はトラッシュの基本エネルギーを2枚手札に加えることができるカード。回復ループ1回分。
釣り人はトラッシュの基本エネルギーを4枚手札に加えることができるカード。回復ループ2回分。釣り人はサポートでもあるため、バトルサーチャーで使い回すことができ、全快ループを維持することができます。

MジュカインEXは非常に強かったのですが、回復ループは許さない環境でありました。エメラルドブレイクのMレックウザEXデッキやよるのこうしんデッキが必ず環境にいたため、なかなか勝ち切ることはできませんでした。
特によるのこうしんは非常に厄介で、当時サポートのカリンもありませんでした。それでも対策として、カメックスメガバトルで優勝したデッキはガマゲロゲEXのグッズロックとこわいおねいさんで手札妨害と合わせて対策をしています。
自分で考えたものはターゲットホイッスルで相手のトラッシュのバケッチャをベンチに出すことにより、ダメージを下げる作戦を取りました。当時は闘魂のまわしが主流だったこと、マーシャドGXが存在しないことも後押ししてダメージが210までしか出ず、耐え切ることが可能でした。
環境に小粒のポケモンが多い時はとつぜんかみつくクロバットやゲッコウガBREAKが使用されていたため、使用されることもありました。
カメックスメガバトルが終了にボルケニオンEXが研究され、環境で使われるようになってからはMジュカインEXはほとんど見かけることはなかったと思います。

ザルードぐるぐる大作戦!

MジュカインEXに習い、ザルードVでも同じようにカードを当てはめてみます。

MジュカインEX → ザルードV
ハイパーボール、フーパEX → クイックボール、ネットボール
はかせのてがみ→ エネルギー転送、エネルギースピナー、ネットボール、トキワの森
エネルギー回収 → エネルギー回収、トレーニングコート
釣り人 → 釣り人

MジュカインEXは逃げるコスト2であり、ザルードVは逃げるコストが1です。ザルードVでは大量にエネルギーを必要としないことがわかります。
今回のエネルギー問題はネットボールや場にあればずっと使用できるトレーニングコートが相性が良いでしょう。

MジュカインEXの時代では220ダメージを出せるポケモンは限られていましたが、ザルードVが存在する今の時代は210ダメージを出すポケモンは結構存在します。そのため、延命するためのカードが必須になります。
該当するカードは下記のものです。

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タフネスマントはポケモンGX以外のたねポケモンのHPを50アップします。このカードをザルードVに付けるとHPは260となり、ザシアンVのブレイブキャリバー230ダメージを耐える数値になります。
ハハコモリは草ポケモンが受けるダメージを−40になります。この効果も実質HP250あることになります。これら2つを合わせることによりザルードVはHP300ポケモンになることができます。しかし、ハハコモリを倒されてしまったり、ツールスクラッパーでタフネスマントを外されてしまったりすることがあります。
ザルードVを使うに当たってベンチを出しすぎてしまうと負け筋になってしまいます。普段のゲームではクロバットVやデデンネGXが倒されてゲームが終了することが多いです。そうならないためにはそれらのカードを極力使用しない構築にする必要があります。

今回組んでみたものはこちらになります。

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世の中のデッキよりもデッキを回すサポートが12枚と多めに入っています。
BWレギュレーションではこれくらいの枚数が普通であり、負け筋ではあるが、ゲームをさせてくれるジラーチEXが1枚入っていることがありました。
それに習ってサポートの枚数となっています。また、クロバットVやワタシラガVを場に置いてしまうとコンセプトを遂行しても負けてしまうため、ベンチに置くポケモンは常に考えておかないといけません。
タイレーツデッキにも同じことが言えますね。

個別解説

ポケモン(10枚)
4:ザルードV
今回のメインのたねポケモン。
ジャングルライズで全快ループを押しつけていく。100ダメージではVポケモンは3回、Vmaxポケモンには4回技を使う必要がある。

1:フェローチェ&マッシブーンGX
このデッキのフィニッシャー。
ザルードVは100ダメージ刻みで残りHPが30以下になりやすい。
ジェットパンチでダメージを負ったポケモンを狙ったり、ビーストゲームGXでゲームを終わらせる役割を担う。
タフネスマント対象外のため注意。

1:フェローチェ
ザルードVを場に出しやすくするために逃げるコスト0のポケモンを採用。
カミツルギでは脆すぎるところもあり、今回はこのフェローチェにした。
自由枠で入っているおうえんYホーンとも相性がいい。
一応、ジュナイパーを倒すこともできるが、ザルードVでループしている方が、安全であり、山切れを狙うことが多い。

1:アブソル(SM8a)
ジラーチ意識やおうえんYホーンと相性がいいため1枚採用。
逃げるコストが多くなると入れ替えを強要することができる。
ミラーを意識するならこのカードとミミッキュ(S3)を採用したい。

1:マーシャドー(SM9a)
混沌のうねり対策に1枚採用。
トレーニングコートを置けなければ、全快ループができないため、採用。
相手を有利にするスタジアムを場から消せることは優秀であり、場から消えるため、負け筋になりにくい、

1:ワタシラガV
緊急時に動きたいことがあるため採用。
ネットボールからサーチできるため、展開のためにもゲームを終わらせるためにも使用できる。

1:クロバットV
緊急時に動きたいことがあるため採用。
デデンネGXと違ってタフネスマントでHPアップができる。

エネルギー(11枚)
10:基本草エネルギー
ザルードVの回復ループはエネルギーが4枚とトレーニングコートがあれば可能ではあるが、最初のターンに1枚張りたいため、10枚。
枚数が多ければ多いほど、トレーニングコートがない状態でも全快ループが可能。

1:ビーストエネルギー♦︎
ウルトラビースト専用カード。
本デッキの足りないダメージを稼ぐために採用。
フェローチェ&マッシブーンのビーストゲームGXで80ダメージ出すために使用する。

サポート(15枚)
4:博士の研究
ザルードV2体、タフネスマント2枚、トレーニングコート1枚、基本草エネルギー4枚の場を作るために4枚フル投入。
トレーニングコートを固め引きしてしまった時にこのカードしかないと使用しにくい。

4:マリィ
シロナで手札を戻して一部が返ってくるよりも新鮮なカードを手にするために優先度を上げて4枚採用。
その間に事故で相手の速度が落ちてくれればラッキー。

2:シロナ
手札を全て戻し6枚引き直す。
後半使用したいカードが手札にあり、博士の研究を使用したくない場合はこちらを使いたい。
ジュナイパー相手にはLOを決め込むことがあるので大切に使用する。

2:シロナ&カトレア
トラッシュのサポートを回収しつつ、手札を1枚捨てていれば3枚引くことができるカード。
長期戦をするときはシロナを回収したり、序盤に捨ててしまったボスの指令を回収するために使用する。

2:ボスの指令
倒し損ねたポケモンを倒すために採用。
最低限の2枚。
相手にアブソルやミミッキュが出た場合は率先して狙う。

1:ジュジュべ&ハチクマン
2020/09/01から使用することができない。
ムゲンダイナVMax対策として1枚採用。
タッグコールからサーチして1回使用して、ワタシラガVで2回目を使用する。相手のポケモンを落とすことで、ザルードVの回復ループに持ち込みたいが机上論。

グッズ(21枚)
4:クイックボール
手札1枚をコストにたねポケモンを1枚手札に加えられるカード。
ザルードVを2体置きたいため、4枚採用。
ザルードV2体置いたあとは、サポートしてくれるマーシャドーやアブソル、緊急用のクロバットVなどを持ってくる。

4:ネットボール
草タイプのたねポケモンか基本草エネルギーを手札に加えられるカード。
ザルードVを2体置くことと草エネルギーを持ってくる役割を持っているため、このデッキでは減らす意味がないため、4枚採用。
緊急時にワタシラガVを持ってきたり、ゲームを終わらせるためにフェローチェ&マッシブーンGXを持ってくることがある。

1:タッグコール
タッグチームと記載されているカードを2枚手札に加えることができる。
ジュジュべ&ハチクマンを持ってくるために採用。
実際はシロナ&カトレアを持ってきて、手札補充をすることが多い。

4:おうえんYホーン
自由枠。
お互いのポケモンを混乱にする。苦手なVMaxポケモンを混乱させることで、攻撃するかどうか躊躇させる。
HP330以下のVmaxポケモンを混乱にできれば、1ターン攻撃する回数が減る可能性がある。
余談ではあるが、アロマ草エネルギーと相性がいいと思っていたが、ザルードVを逃す前に使えばいいという考えで良いとなってしまい、アロマ草エネルギーは外れてしまった。

1:リセットスタンプ
相手の手札を全て戻し、相手の残りサイドカードの枚数を引かせるカード。
サイドを先行されるデッキのため1枚採用。

1:ツールスクラッパー
場のポケモンの道具を2枚トラッシュに送れるカード。
最近の鋼ポケモンは草抵抗を持っていて、鋼鉄のフライパンやメタルゴーグルなど付けられてしまうとダメージは微々たるものになってしまうため、1枚採用。

1:ぼうけんのカバン
ポケモンのどうぐを山札から2枚サーチできるカード。
より早くタフネスマントを引くために1枚採用。

4:タフネスマント
ポケモンGX以外のたねポケモンのHPが50アップするポケモンのどうぐ。
ザルードV2体に付けることで、全快ループを成立させやすくさせるためにフル投入。

1:ふうせん
逃げるコストを−2させるポケモンのどうぐ。
ザルードVスタートしなかった時に使うことがある。
流石に能動的に入れ替えできるカードがないと厳しいゲームを強いられるため、1枚だけ採用。

スタジアム(3枚)
3:トレーニングコート
トラッシュの基本エネルギーを1枚手札に加えることができるスタジアム。
枠の都合上、4枚入らなかったため3枚。
このカードが場に残り続ける限り、ザルードVは全快ループをし続けることが可能になる。
タッグコールが入っているため、グズマ&ハラも採用しても良いかもしれない。

おわりに

今回、過去のレシピから現代のデッキに合わせて改良をしてみました。
このままでは250ダメージまでしか出ないデッキには完封できますが、世の中はそれ以上のダメージを与えてきます。組んでみたザルードVはあくまでも一例であるので、相性のいいポケモンを探して組んでみたり、今後の新カードと組み合わせてもっと強化できると思います。いろいろ試して自分なりにアレンジしてもらえれば幸いです。
この記事を読んでくれた皆様、ありがとうございました。

転載元
ポケモンカードゲーム公式ホームページ トレーナーズウェブサイト
https://www.pokemon-card.com/

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