用語集: 「嘱託」

今回は「嘱託」についてコメントさせていただきます。

曖昧のような、はっきりしたような雇用形態ですね~。

「嘱託」: 正式な雇用関係を結ばなかったり、正式な任命をしたりしないまま、業務への従事を依頼することを意味する言葉です。

労働契約では、正社員とは異なる嘱託制度によって、嘱託職員や嘱託員等の名称で労働者を雇用することを指します。

そのため、嘱託制度は有期雇用契約(非正規雇用)のひとつだと考えられているのです。

また、嘱託社員の「嘱託」という言葉には、「頼んで任せる」という意味があります。

つまり、嘱託契約は「業務を頼んで任せる」ことが条件になっているため、雇用契約以外の委任契約、請負契約、業務委託契約といった契約でも構わないとされています。

具体的には、以下のような場合に嘱託制度が用いられます。

* 定年退職後の再雇用
* 専門的な業務に従事するために期間限定で雇用
* 短期間のプロジェクトや業務に従事するために雇用

嘱託社員の労働条件は、企業によってさまざまです。

一般的には、正社員と比べて以下の点で劣ることが多いとされています。

* 雇用期間の定めがある
* 社会保険の加入が義務付けられていない
* 退職金や福利厚生が少ない

しかし、嘱託社員には、以下のようなメリットもあります。

* 自分のペースで働くことができる
* 正社員の経験を活かしながら、新たなスキルや経験を積むことができる

嘱託制度は、正社員と非正規社員の間の選択肢のひとつとして、近年注目を集めています。

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