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2024年のメイクアップトレンドは?ヒットアイテムを予想

1.2024年のメイクアップトレンドとヒットアイテムを予想

2024年の幕が開けたところで気になるのが、どんなメイクアップが流行るのかということ。2024年の春夏コレクションの情報を踏まえながら、2024年のメイクアップトレンドとヒットしそうなアイテムを予想し、ご紹介します。

(1) ベースメイク
2023年は、「SHISEIDO エッセンス スキングロウ ファンデーション」(全12色 SPF30・PA+++ 30mL 本体:税込7,590円、レフィル:税込7,040)に見る、美容液ファンデの大ヒットが記憶に新しいところ。

出典:https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003630

UVカットと化粧下地の機能を兼ね備えたUV下地も、スキンケア効果が高いものが多数登場し、人気を集めました。

2014年もスキンケア効果の高い化粧下地やファンデのニーズが増え、ヒットしそうな予感があります。

それを裏付けるアイテムとして、同じく資生堂の「SHISEIDO エッセンス スキングロウ プライマー」(2024年3月1日発売)(税込5,280円)の発売が待たれるところです。

出典:https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003714

それに加えて、大気中の微粒子などへの対策がより強化され、肌荒れケアを叶える化粧下地やファンデがこれまで以上に増えていく模様です。

それを裏付けるアイテムとして、下記の2品の発売が予定されています。富士フイルムのクレスク by アスタリフト「スムースフィット マルチシールド」(2024年2月1日発売)(SPF50・PA+++ 30g 税込3,300円)。

出典:https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/10861

「ヴェレダ エーデルワイス UV バリアクリーム」(2024年2月23日発売)(SPF50+・PA+++ 30mL 税込3,080円、60mL 税込4,400円)。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000008079.html

それに加えて、2024年は真珠のように、あらゆる角度から見ても光沢感のある肌に仕上げるのがトレンドに。

2024年はスキンケア効果が高く、韓国のトレンドを受けた水光肌に仕上がる化粧下地やファンデ、真珠のような光沢感のある肌に仕上げてくれるハイライターなどへのニーズが高まり、ヒットの予感があります。

スペチアーレの美肌成分(※1)を配合し、美容液たっぷりでみずみずしいツヤ肌に仕上げる「ノエビア スペチアーレ 薬用クッションファンデーションセラム(SPF20・PA++ 12g税込8,800円、ケース(専用袋付) 税込3,300円)。

※1 保湿成分

出典:https://www.noevir.co.jp/speciale/cushion.htm

繊細なパールを配合した、リクイドハイライター「ルナソル ラディアント ドロップ EX01」(数量限定 税込3,520円)。


出典:https://www.lunasol-official.com/すべてのカテゴリー/POINT-MAKEUP/FACE-COLOR/ラディアントドロップ/p/25443813

2024年にヒットしそうなアイテムとしては、全顔に塗布することで真珠のような光沢肌を作るハイライターや、ブランド独自のエイジングケア(※2)成分を配合し、水光肌に仕上げるクッションファンデなどがあげられます。

※2 年齢に応じたお手入れのこと。

(2) アイブロウメイク
コロナ禍でマスクが手放せない状況が生じ、目元の印象を高めるメイクの一環としてアイブロウメイクにも注目が集まりました。

マスク着用時に存在感を放つ、ほどよい太さのある直線的な眉に、さりげなく抜け感を出すニュアンスカラーのアイブロウマスカラを重ねるメイクがヒットしたのが昨今のトレンド。

しかし、2024年は久しぶりにブリーチなど色の主張を抑えたアイブロウメイクがトレンドになる模様です。これはヘアカラーのトレンドとも関係性があります。そして、コロナ禍でリモートワークが進み、業界によっては自由で開放感のあるメイクやヘアが受け入れられる環境に移行したことがこのトレンドを後押ししていると考えられます。

実際のところ、昨今日本製でも自前の眉の印象を一旦消すコンシーラー設計のアイブロウマスカラも発売されていて、その売れ行きは上々。元祖ともいえる商品は、キス「うす眉メーカー」(税込1,100円)。SNSを中心に熱い注目を集め、一時期商品が入手困難になったほどでした。


出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000814.000002194.html

この流れは2014年も続く予想で、1月下旬にケイトやキャンメイクからも同様のアイブロウマスカラが数量限定販売される予定です。


出典:https://www.kao-kirei.com/ja/item/kbb/kate/4973167529089/?tw=kbb
出典:https://www.canmake.com/item/detail/179

先のキスのヒットと、このような動向を受けて、消費者のニーズとしてこの分野は今後も伸びて行くことが予想されます。

そのため、どんな肌色にもなじむベージュ系などの脱色系アイブロウマスカラは、今後ニーズが増えてヒットしそうな予感があります。

眉の質感はというと、自前の眉を思わせるフサフサでナチュラルなテイストがトレンド傾向に。自前の眉が足りない部分を補うのに使う、アイブロウエクステも2024年トレンドアイテムになり、ヒットしそうな予感があります。

サロンのニーズの高まりも予想されるところですが、セルフアイテムのニーズが伸びそうです。

昨年注目された、ダイソー「日本製アイブロウエクステジェルD」(税込220円)はその例で、ジェルの中にファイバーが含まれているアイテム。塗るだけで眉毛を盛ることができるので、こういったアイテムでファイバーの色がもっと明るいものがあると、トレンドとマッチしてヒットしそうです。

(3) アイメイク
アイメイクの主役となるのは、やはりアイシャドウ。トレンドカラーは、アプリコットやマンダリンオレンジといったオレンジ系カラーが第一という印象が強かった海外のコレクションに対し、日本ではもう少し発色を抑えたウォーム系オレンジがヒットしそうです。

ポジティブな印象のウォーム系オレンジと、ブルーやベージュを組み合わせた「アディクション ザ アイシャドウ パレット 108」(限定3色 税込6,820円)。


出典:https://www.addiction-beauty.com/site/specials/s/2312_spring2024.aspx

繊細で上品な輝きを放つ、ルナソル「アイカラーレーション 22」(全26色※限定5色を含む 税込6,820円)

出典:https://www.lunasol-official.com/すべてのカテゴリー/POINT-MAKEUP/EYESHADOW/アイカラーレーション/p/25443762

それから、ピュアな印象に仕上がる、甘めで淡いピンクも2024年の注目カラー。

みずみずしくまぶたにフィットし、星屑のような煌めきを与える、「ジルスチュアート エターナル アイビジュー」(全11色※限定1色を含む 税込2,970円)。

出典:https://www.jillstuart-floranotisjillstuart.com/site/jillstuart/g/gSIIJ003/?_gl=1*gycirt*_gcl_au*MTMyODUzNzk3Ny4xNzA0ODQ3NzM4*_ga*MTc4Mzk1MTk4MS4xNzA0ODQ3NzM4*_ga_XTT1ZXRY4B*MTcwNDg0NzczOC4xLjEuMTcwNDg0Nzc2My4zNS4wLjA.&_ga=2.50701996.484832250.1704847738-1783951981.1704847738&_ebx=28kjhdmabyx.1704847738.7ty81mf#

このほか、おさえておきたいのが、ブルー系カラー。海外のコレクションでは、ロイヤルブルーやブルーラズベリー、ターコイズなどのカラーをアイラインで取り入れるのが印象的でした。しかし、日本ではもう少し落ち着いたトーンのブルーアイライナーが人気を集めそうです。

OSAJI(オサジ)「ニュアンス レゾナンス アイライナー 01」(全4色 税込3,190円)の深みのあるブルーアイライナーは、その例です。


出典:https://osaji.net/c/makeup/eyeliner24s

アイメイクも大きく二極化する印象で、色味の主張を抑えて質感で魅せるメイクがひとつのトレンドに。ただし、ベースメイクで透明感を上げるなど工夫が必要で、一般ユーザーがトライするには難易度は高めと言えます。

そのため、艶やかなベージュ系カラーか、他の深みのあるカラーと組み合わせるパレットがヒットしそうです。

グリッター入りで立体感を出すベージュパレット、ケイト「ポッピング シルエット シャドウBE-1」(全5色 税込1,540円)。


出典:https://www.nomorerules.net/pickup/popping_silhouette_shadow/

アイシャドウはトレンドを取り入れたカラーで、繊細なパールが輝くものがヒット傾向。プチプラで単色のそういったアイテムが発売されるとヒットしそうな予感があります。

アイライナーは、昨今カラーライナーよりもブラックが戻ってきています。そのため、黒のニュアンスを含んだ、オサジのような深いカラーのブルーライナーでリキッドのものや、グリッター入りのものも人気を集めそうです。

(4) チークメイク
トレンドメイクの傾向は複数ありますが、ひとつはチークもリップも色の主張を抑えたヌーディなテイストにするというもの。この場合は目元をシックなカラーで強調するか、アイブロウを含む目元も色の主張をおさえたもので統一するか二極化する印象です。

しかし、注目度がより高く感じられるのは、チークの主張を強くするメイク。赤やコーラル、ピンクなど鮮やかなチークを広めに大胆に入れることで一気に旬な顔になれそうです。

とはいえ、大胆なチークは日常に取りにくいという声があるのも事実。そのため、発色の調整がつきやすいパウダータイプや、パールが配合されているもの、蒸気した頬の色に近いレッドでシアーな発色のものにニーズが高まり、ヒットの予感があります。

シャネル「レ ベージュ ヘルシー グロウ ブラッシュ コライユ ジーヴレ」(特別限定品 全3色 税込10,670円)は、その例で、トレンドをオレンジ系を取り入れやすい仕様です。

出典:https://www.chanel.com/jp/makeup/p/186627/les-beiges-healthy-winter-glow-blush/

目元や口元、頬にとマルチに使えるアイテムの「THREE グラムトーンカラーカスタード 08」(税込3,300円)は、蒸気した頬を思わせる仕上がりに。

出典:https://www.threecosmetics.com/onlineshop/g/gt2b356/

THREEのアイテムはマルチに使えるため、かなりコストパフォーマンスの高い商品。シアーな発色で肌馴染みがいいのも魅力的です。このようなアイテムがカラーバリエーション豊富でプチプラで手に入ると、ヒットしそうな予感があります。

(5) リップメイク
リップメイクもいくつかトレンドが予想されるところ。ひとつは、色味の主張を抑えてツヤや透明感を与えるリップメイク。

肌なじみがよく、艶やかなベージュリップが、ヌーディメイクのハードルを下げてくれるアイテムとしてヒットの予感があります。

ルナソル「フュージングカラーリップス 02」(全8色※うち限定2色 税込4,620円)

出典:https://www.lunasol-official.com/すべてのカテゴリー/POINT-MAKEUP/LIPS/フュージングカラーリップス/p/25443777

ふたつ目は、クラシカルな赤リップなど血色感のあるリップを指でぼかしたり、グラデーションを作るように塗ったりするリップメイクです。マットなものは唇の縦ジワが目立つなど大人が使うにはハードルが高くなるので、シアーな発色のもの、ツヤや光沢のあるもののほうが一般ユーザーのウケがよく、人気を集めそうです。

光沢感を放ちながらクラシカルな印象に仕上がる、ジバンシイ ビューティー「ルージュ・アンテルディ・シルキー 333」(全23色 税込5,500円)。


出典:https://shop-givenchybeauty.jp/products/f20100157?variant=43146675159295

リップは以前マスクが手放せない環境で生活する一般ユーザーも一定する存在することから、買い控える層が一定数あるのも現状です。

そのため、このようなトレンドを踏まえながら、スキンケア効果が高く、リップクリーム感覚で使え、摩擦などで落ちにくいものがプチプラであるとヒットしそうな予感があります。

2.まとめ
トレンドの傾向はいくつかありますが、一般ユーザーが取り入れやすいものがヒットする予感があります。ヌーディなカラーならツヤがあることは必須で、肌なじみがよく、肌をくすませないものが一般ユーザーの心をとらえてヒットしそうです。

また、昨今メイクアップの分野では、人気のインフルエンサーなどがプロデュースするプチプラアイテムが多数登場し、ヒット傾向にあります。

特に目元に使う、マスカラやアイライナー、アイブロウアイテム、涙袋メイクに使うアイテムなどはプチプラを選ぶ一般ユーザーが多いことから、そのヒットや誕生を後押ししている印象です。この傾向は2024年も続くことが予想されます。

SNS合計フォロワー100万人超えの人気美容クリエイター「ありちゃん」のアドバイスで好評を博したアイメイクブランド、Pmel(ピメル)から、2024年1月23日に涙袋を作る「うそつきライン」が新登場するのもその例。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000082086.html

それに加えて、美容大国である韓国のブームも、日本のブームと密接な関係があります。水光肌に仕上げるアイテムやプランパーリップなどはその例で、今後も韓国のヒットアイテムやK-POPの人気アーティストがプロモーションに関わっている製品、彼女たちがしているメイクが注目され、それに関連した製品のヒットも予想されるところです。

2023年12月26日より先行発売を開始した、「Glint(グリント)」も2024年ヒットの予感!


出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000076505.html

韓国コスメはプチプラ商品が充実しているので、それに対抗するには、品質と価格のバランスが良い意味でアンバランスな製品がヒットしそうな予感があります。

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