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≪身口意の三業≫

以前、【関連記事】の通り、「思い」と「言葉」と「身体」について書いたことがあるのですが、この「業」とは、行為のことです。

【関連記事】
「思い」と「言葉」と「身体」と・・・・・・
https://note.com/bax36410/n/ndca196f87e27

身業とは、身体的行為、口業とは言語的行為、意業とは意思的行為です。

これを身口意の三業といいます。

釈尊は、「生まれによって人となるのでなく、行為(業)によって人となる。」と教えられました。

地獄も餓鬼も畜生もあるものでなく各人が作る世界です。

人格を作るのも我々の業(行為)次第。

例えば、「職業」という言葉があります。

職種はたくさんありますよね。

その職に関わる人(業)によってどうにでも変化していきます。

つまり、業(わざ)を持った人によって決まってきます。

そこで、現在、従事している自分の業務の心得=業(わざ)を再確認してみるのも良いかもしれません。

例えば、システム開発を成功させるPMの心得=業(わざ)は、以下の通りです。

●プロ意識を持つ

PMに求められているのは、知識や技術を駆使することではなく、プロとして成果物に責任を持つことです。

中でも、粘り強くプロジェクト完遂を目指す姿勢。

あるいは、プロジェクトが頓挫した際にすばやくリカバリー案を実行する姿勢。

そして、目的達成に対する執着心とも言うべき心構えが求められます。

●リスクに対して先手を打つ

何を開発するにしてもプロジェクトが100%成功するという保障はどこにもなく、失敗のリスクを常に抱えています。

プロジェクトに関わるスタッフの知識や経験はバラバラかもしれません。

また、計画時点では見落とされた要素があるかもしれません。

これらは、直近では問題ではありませんが、後々になって大きな課題となってプロジェクトの進行を妨げる、いわばリスクの種です。

問題が発生する前に、リスクだと感じた時点で未然に防ぐ対策を講じておく必要があります。

タスクの優先順位は明確にしておいて、何かが起こっても後回しにできるものを判断できる状態にしておくことが大切です。

また、重要なタスクをアサインする場合は、1人に絞るのではなく、複数名にお願いしておく体制作りが不可欠です。

これは、アサインしたスタッフが急遽抜けてしまうと、最後までタスクが放置されかねないリスクがあるからです。

プロジェクトを成功させるためには、想定できるリスクには先んじて手を打っておき、想定できる問題は、発生する前に回避するためのリスクマネジメントが欠かせません。

●信頼関係を築く・関係各所を巻き込む

プロジェクト管理で、特に重要となるのはコミュニケーションです。

スムーズな開発を実現するには、現場のスタッフだけではなく、取引先といった利害関係者(ステークホルダー)との連携も欠かせません。

<システム開発においてのステークホルダー>
・そのシステム開発を発注した会社
・システムを利用するエンドユーザー
・システムを受注した開発会社と開発者
・プロジェクトマネージャー
・システムエンジニア
・プログラマ
・テスター
・営業
・外注に出す場合は、外注業者
・ハードウェアを納入する業者

PMがどれだけ高度な知識を持っていても、コミュニケーションを取れなければ、プロジェクトの成功率は低下しやすくなります。

相手の立場に立ったコミュニケーションを取ることで、スタッフの士気を高めることを意識することが大切です。

【参考記事】
マネジメント能力とは?高い人の特徴と向上させる方法3選
https://haa.athuman.com/media/psychology/careerup/702/



でも世の中そう簡単でありません。

つまるところ、どう生きる(行動する)かの問題(「これからが これまでを決める」)となってきます。

そして、運命は誰にも分りません。

そこで、視点を変えて「就業時間の20パーセントは自由にやっていいよ」というGoogleの20パーセントルールを活用して、自身の時間配分を見直してみることで、少しでも運命を手繰り寄せるために動いてみる。

それが1日の20パーセントなのか?

それが1週間の20パーセントなのか?

それが1箇月の20パーセントなのか?

それが1年の20パーセントなのか?

自分に合った時間配分を割り出して、必要に応じてパーセンテージを変えてみても良いと思います。

それくらいの関わり方でやっていくと、自身の経験から、ほどよい変化が生まれてくる筈です(^^)/

Googleも、それでイノベーションを起こそうとしたわけですから。

要は、何事も、ずっと100パーセントでやっていると、どうしても煮詰まってきます(^^;

また、100パーセント時間を、その専業で使おうと思うと・・・・・・

どうしても、余計な仕事とか、いらんことをし始めるじゃないですか(爆)

だから、本当は、そんな時間も労力もいらないんですよね。

それぞれが自分なりの答え(時間配分)を見つけるまで、やりたいようにやればいいと思います。

ちょっと勇気いるかもしれないけど、はみだすことで、自分の周りの世界から変えることはできると思うから(^^)

ただ、注意したいのは、今より、少しでも、知的であろうとするなら、以下の五つの態度に注意してみてください。

①異なる意見に対する態度

②自分の知らないことに対する態度

③人に物を教わる&教えるときの態度

④知識に関する態度

⑤人を批判するときの態度

知的である、というのは頭脳が明晰であるかどうか、という話ではなくて。

自分自身の弱さと、どれだけ向き合えるか、という話です。

大変な忍耐と冷静さを必要とするものなのだ、と思う(^^;

そんな態度を経て行く中で、三業いずれも目に見えない力となって心に蓄えられ、やがて我々の未来の運命を生み出すのだそうです。

例えば、好き嫌いは、理屈ではありませんが、好きにならずにおれない、どうしても好きになれないなどは、すべて、過去に自分が培ってきた行為が生み出した結果なのです。

そして、ただはっきりしているのは現実です。

この現実を愚痴るか(^^;

受けて立つ!かは、そもそも、今まで作ってきた自分(業)が決める。

そう感じませんか?(^^)

ここで、3歳で病気のために両手足を失った中村久子さんの言葉を紹介しておきますね。

「人の命とはつくづく不思議なもの。

確かなことは自分で生きているのではない。

生かされているのだと言うことです。

どんなところにも必ず生かされていく道がある。

すなわち人生に絶望なし。

いかなる人生にも決して絶望はないのだ。」



最後に、女性飛行家であるアン・モロー・リンドバーグの言葉を紹介しておきます。

「翼よ、北に」アン・モロー リンドバーグ(著)中村妙子(訳)

「人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。」

そう、大事なのは“自分がそこにいる理由”を見つけること!

無駄に思えるようなことでも、実際に経験すれば、そこから何かを得ることはできる。

いろんなことを経験していくことで、その中から何かを見つけていく。

効率を気にして、正しいことばかりに目を向けても、予想外のことは見つからないんだよねぇ^^;

だからかな。

CIELさんが歌う「映画大好きポンポさん」の主題歌「窓を開けて」とか、

CIEL「窓を開けて」

CIEL「窓を開けて」(Acoustic ver.)

そして、挿入歌であるカンザキイオリさんが書き下ろしたナンバーである花譜さんの「例えば」と、

花譜「例えば」

EMAさんの「反逆者の僕ら」が心に響きます♪

EMA「反逆者の僕ら」

良かったら、聴いてみてください♪

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