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【GW期間中の自由研究(その5)】学問の春(知と遊び)

Tanicoさん撮影

ズル休みって、春だよね。

遊び方は、生き方です。

人生に、野遊びを。

遊び心は、みんなの中に。

花より団子。

ご飯より遊び。

遊びにも、旬があることを、自然から教わる。

むちゅうって。

よごれることだ。

ほんとうは、大人の遊びにも、お金なんていらない。

思い通りにならない遊びを、学び直す。

仕事の約束は、誰でも守る。

遊びの約束を、すぐ破ってしまう人って、寂しく感じる。

名付けようのない「胸をつきあげる」もの。

吐きたくなるような「疑問」。

いても立ってもいられない「好奇心」。

そういったものが、遊びとして、発散されていく。

人間も、仔犬も、たぶん、同じなんだろうね。

たっぷり遊んだものが、豊かさを、得ることができる。

渇きと、潤いの両方を、知ることになる。

外で、遊べ。

道で、遊べ。

公園で、遊べ。

空き地で、遊べ。

追い出されても、遊べ。

遊び場は、すぐに、なくなる。

でも、また、すぐに、見つかる。

好きに、遊べ。

今、ここで、遊べ。

さあ、どこで、遊ぶ?



テキストは、ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」。

脱線が、いかに大事かを、再認識する。

「雑」ということを、マイナスに考える文化は、終わりつつある。

雑というものを、一種の幅として、そこから、新しい知的な展開が起こっていく、創造的なシステムとみなしてみる。

つまり、

「複雑系」

ですね。

例えば、現代音楽は、前世紀のドレミの七音階の体系からは、

「雑音」

として排除されていた音を、取り入れることによって、豊かになってきた。

「雑音」から「雑学」、「雑談」。

つまり、脱線のなかにこそ、かえって、今までの「知」の体系を打破して、新しい展望をひらく可能性がある。

「西太平洋の遠洋航海者」(講談社学術文庫)ブロニスワフ・マリノフスキ(著)増田義郎(訳)

本書には、マリノフスキーが研究した「クラ」という、トロブリアンド諸島に伝わる物品贈与と儀礼の航海が語られる。

そこには、単なる物品贈与だけではなく、神話の贈答がある。

この儀式こそ、詩や演劇の誕生を思わせ、まことに壮麗で美しい。

この本を読めば、誰でも、今日の文化の起源を、思わずにはいられない。

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