【短評】欲望の資本主義の行き着く先
自由は、社会科学の重要なテーマとして扱われてきました。
近代社会は、生命・財産・自由を確保する運動から始まったといわれています。
生命や財産は、自明のものですが、自由は、それが保障された後にも、専門家は、その定義や意味付けに、頭を悩ませてきました。
例えば、リベラリズムでいわれる責任の中心にあるのは、自己責任です。
自分自身に対する責任であって、その論理は、選択する主体は自分だから、選択した結果についても、自分で責任を持つというわかりやすいものです。
自由な選択と自