見出し画像

【思ったこと】グラレコと写真の共通点

どうもグラフィッカー+フォトグラファーのばたやんです!

今回は、私が取り組んでいる2つの活動に共通点を見つけたのでそのことについて書いていきます。


🔷2つの活動

私は、ビジュアルに関係する2つの活動に取り組んでいます。

1つはグラフィッカーとしての活動、これはグラフィックレコーディング(グラレコ)という対話やスピーチを絵や図、文字を使って可視化する技法を用いて会議やセミナーの場のコミュニケーションを促進させる活動です。

もう1つはフォトグラファーとしての活動、こちらはカメラで被写体の特徴や空気感を捉え写真にする活動です。

どちらの活動においても私が大切にしている考えがあり、それが「想いを渡す」活動であることです。

この「想いを渡す」という視点で考えた時にグラレコと写真に共通点がいくつもあることに気がつきました。


🔷共通点

◯視覚情報に訴える

グラレコも写真も見られるものであり、受け取り手の視覚情報に影響を与えるものであるという点が共通していますね。

◯瞬間性がある

カメラは撮影対象の何分の1秒という一瞬を写真にするのでまさに瞬間をとらえると言えます。

対してグラレコも写真ほどシビアでないにせよ、リアルタイムで繰り広げられる対話やスピーチから話者が伝えたいことや想いを捉え描いていきます、後戻りや繰り返しがないその場限りという点では瞬間性があると言えます。

どちらも刹那的な一瞬をとらえるという点が共通していると考えます。

◯主観とキリトリ

グラレコは基本的にお話の内容を全て描き起こすことはできません、グラフィッカーは話者の伝えたいことや強い想いをグラフィッカーの主観で選び描き起こしていきます、ということはグラフィッカーの主観で切り取られたものがグラレコとして残ります。

写真は、360°カメラでもない限り現実の風景や被写体を画角に収まる範囲で切り取ることになり、切り取る部分の判断には撮影者の主観が入ります。

グラフィッカーや撮影者が渡すべき想いを見つけ切り取って受け取り手に渡すというところが共通していると考えました。

◯構図

どちらも受け取り手を意識して構図を考えていく、という点が共通していると感げました。

グラレコは情報を受け取り手が理解しやすいように配置するよう構図を考えていきます。

写真は伝えたい印象を被写体から引き出す構図を考え選んで撮影します、この時も受け取り手(写真を見る人)にどのような印象を持ってほしいかという考えのもと構図を選択します。


🔷違うところ

逆に違うところを考えてみたのですが、1つしか浮かばなくてですね、それが情報が違うという点です。

先にも書きましたがグラレコは絵や図に加えて文字で表現されます、これに対して写真は画や像で表現されるため受け取り手の解釈の幅が違います。

絵や図+文字情報で表現されたものは解釈の幅が狭くなり具体的になるのに対し、画や像で表現されるものは解釈の幅が広くなり抽象的になります、ここがグラレコと写真の大きく違うところだと考えました。


🔷取り組んでみて感じたこと

どちらの活動も取り組んでいて感じたことは、状況に応じて選択できる選択肢が増えたということと掛け合わせることができるということです。

◯状況に応じて選択できる

実体験として写真撮影NGのイベントに参加したときに、どうにかこのイベントの素晴らしさを伝えたいな、と考えたところ私にはグラレコがあるじゃないか!と気づくことができました。

また、雰囲気や空気感そのばの息づかいといった言語化や図化の難しい事柄にかんして写真で切り取って伝えようというように考えるようになりました。

◯掛け合わせる

写真に文字や図を描き込むことで抽象の情報を具体に近づけることができますし、グラレコの中に写真を差し込むことで図解では説明が難しいような複雑な情報をより正確に伝えることができると考えます(リアルタイム性は損なわれたり手書きでなくなるのでるのでグラレコと呼べるかどうか問題はさておきですが)。



グラレコもまだまだ未熟でカメラに関しては1年満たないほどの若輩者ではありますが、2つの取り組みの経験から共通点や相違点を知ることで掛け合わせることや選択することができ、新しい価値を生み出すことができるなと思いまとめてみました。

いろいろなことをやってみてこうやって視野が広がっていく感覚がたまらなく好きで、だから学びはやめられない、これからも面白いこと見つけていきます!

ばたやん