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旅の記憶 1995上海 浦江飯店にて

29年前の春
僕は上海にいた


上海で泊まったホテルは浦江飯店
上海港から歩いて行ける距離で
当時は多くの日本人旅行者が
このホテルを利用していた

鑑真号を降りた僕たちは
歩いてホテルに向かう
この時は同じような日本人旅行者が
このホテルを目指していた
受付で問い合わせた時には
「没有」(メイヨウ)
中国でありませんの意味で
文字通り 有るが没するで
ありませんと言う意味
中国では最もよく耳にする言葉で
買い物などでも頻繁に耳にする

他のホテルを探すことも考えたが
まだチェックアウト前の時間だったので
1時間ほどここで待ち、なんなく部屋をゲットした

部屋をゲットと言いつつ
僕が泊まるのは多人房(タオレンファン)
と呼ばれる、いわゆるドミトリー
部屋には複数のベッドが置いてあり
知らない旅人同士が
同じ部屋に泊まるスタイルだ

ドミトリーのベッド

部屋には長期滞在の旅人もいて
写真のようにベッドの周りは
生活感にあふれている

こんな風にベッド同士は意外に近い

同じ旅人同士、旅の情報交換ができたり
メリットも多くて、僕は好んでドミトリーを利用した
もちろん部屋代も安いのが嬉しい



南京路にて 同じ船で上陸した日本人の旅行者たち

宿を確保した僕たちは
街に繰り出す
みんな中国の街に興奮していた


みんなで電車のチケットを探して彷徨い歩く


この日はみんなであちこち探し回り
夜は浦江飯店そばの長治飯店と言うレストランで
晩御飯を囲んだ


上陸を記念して乾杯


楽しい中国旅行の始まりだ

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