今の駆け出しが生きる世界

おはようございます。音楽家、チューバ奏者、指揮者、金管バンドディレクターの河野一之です。

相変わらずチューバに指揮に金管バンドにと邁進させていただいていますが、みなさまお元気でしょうか?

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今の駆け出しが生きる世界

ニュースを見ていると、モラハラパワハラ、勤務時間外の飲み会への反発などなど立場が下の方が守られる機会が増え、これまで辛い思いをされてきた人たちが守られ始めたようで良かったなと思うことが多くあります。

僕もどちららかと言えば、このような動きには賛成なのですが、一点だけ心配していることがあります。それがこのような動きがどんどん強くなってくるにしたがって、「駆け出しの方々が何かを丁寧に教わる機会を失う」ということです。

これは、モラハラやパワハラだ!と声を上げられるのを恐れる、またはそのリスクがどのように発生するかわからない(いじめやセクハラは相手が”そう”思った時点で確定するのと同じ)状態で、下手に指導をするよりも、会社や組織が作ったマニュアル通りに教える方が無難であるからです。

しかも、先輩や上司といった目上の方々にとって部下の育成は大切ですが、
モラハラやパワハラによる告訴といった、社会的に一発でアウトな強烈な手札を部下が手にしている状態で目上の方々が”自分流”や”その人に合わせた指導”なんていうのはマニュアル通りではないためやってあげるメリットこそ少なく、逆に”何をいつ気に入らない”と思われるかわからないためデメリットの方が多いのでは無いかと思うわけです。

こういう社会になっていくと、もちろんこれまでモラハラやパワハラに苦しめられてきた方々は救済されとても良いと思うのですが、日本の義務教育によって「小鳥が親鳥からの餌をただ口を開けて待っている状態」、つまり何かを学ぶのに受け身になりやすい人材が多いこの国においては、現在は少子化によって人手が足りないので若手の方も職を選びやすいかもしれませんが、

そのうち外国人労働者が増えてきたり、ある一定の受け身ではなく、能動的に行動ができる人材に良い仕事は全て持っていかれ、受け身な方々は前述のいつ訴訟を受けるかわからない、いつ退職代行を使って辞められるかわからないためマニュアル通り=画一的な指導しかされず、それに合わないものは永遠に成長できないまま首になるか、低給の仕事しか与えられないということになるのではないかと思うのです。

何事もバランスだと思いますが、極端になりやすい様に感じる我が国の風潮はとても危険だと思っていて、何か一見、表層的にメリットを感じるようなことが起きたとしても、その裏では確実にデメリットも発生しているという意識を頭の片隅にでももって行動をすることが大事だなと思います。

なので、自分自身もまだまだなのは百も承知で書きますが、これからの駆け出しの方々は良い意味でも悪い意味でも自分次第、弱肉強食のこの世の中で自分でどんどん動き、何が良いか悪いかしっかり判断を下しながら、数々の社会における落とし穴を避けつつ、生きていくことが求められている様に思います。

そのために必ず必要になることの一つが勉強だと思います。

お金、人生、身体や心、経済、社会、諸外国、他言語などさまざまなことを学び、この時代のものすごい潮流の中でまずは死なない様に、そして自分の思い通りの人生を歩むための勉強、そして努力、そしてそれらを継続していくことが求められると思います。

僕も頑張ります、応援しています。

Good luck
Thank you

Kazz


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