〈水槽の硝子にいつか蜷つきし くにを〉
最初はじんと來る肩凝りだつた
と思ふ が、次第に 刺すやうな
痛みが 頸の左側、そして左肩を覆ひ
終ひには 痛みは、左上膊部に
及んだ -おい、貧乏神、
左腕一本 くれたるぞ
利き腕 なるぞ! おまへの自由に
悪事させよ 己の…
©都築郷士
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