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『道を教え、「自立」へ導く花咲徳栄の人間育成術』 岩井隆

2017年夏の甲子園で埼玉県の花咲徳栄高校を初の日本一へと導いた岩井隆監督の著書。

埼玉県の高校野球といえば、長年浦和学院が引っ張ってきたイメージがある。しかし、花咲徳栄に岩井監督が就任してからというもの、メキメキと力をつけ、気付けば甲子園常連校になっていた。

前監督の稲垣人司氏の指導に心酔し、指導理論は稲垣氏の理論が土台になっているのだが、積極的に外に出て、自ら指導方法を吸収しに行く姿勢が身に付いたことが、大きな結果を生む一つのきっかけになったということが述べられている。

また、甲子園に出て満足するのではなく、〝甲子園で勝つために〟どうあるべきか考える余裕を持てるようになったことも大きいと述べられており、甲子園で勝てるチームの思考法を学ぶことができた。

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