『マネジメント 基本と原則』 P.F.ドラッカー
〝「マネジメント」の父〟とも呼ばれた経営学者、ピーター・ドラッカーの名著。
まだマネジメントの概念が定着していなかった1900年代半ばに、経営理論や組織管理について研究し、マネジメントには基本と原則があると提唱し、まとめたのがこの一冊である。
特徴的なのは、〝マネジメント〟のことをつねに一人称で表現しているところである。また、マネジメントの責任は成果をあげることであると、至るところで結論づけている。
また、人に対して行うことは、マネジメントをすることではなく、リードをすること、すなわちその人の強みと知識を生かすことであるという結論も複数出てくる。
英語、特に経営、経済、組織に関わる言葉を日本語に訳しているため、多少クセのある文章にはなっているが、あらゆる大企業の経営者が参考にしている名著であるだけに、非常に読みごたえのある一冊であった。
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