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『奇跡のバックホーム』 横田慎太郎

2013年のNPBドラフト会議で阪神タイガースからドラフト2位で指名され、同じ左打ちの外野手の桧山進次郎が付けていた背番号24を引き継ぐほど将来を嘱望されていた、元プロ野球選手・横田慎太郎の著書。

22歳、プロ4年目の若さで脳腫瘍と診断され、闘病とリハビリを繰り返すも視力が回復せず、24歳で現役引退を余儀なくされるも、引退試合で見せた奇跡のバックホームは観ている者の感動を呼んだ。

その闘病生活やリハビリの裏側が克明に描写され、最後の引退セレモニーの様子が描かれた場面でも感動を覚える。

何があっても諦めず、試合に出ることを目指して努力を続ける横田氏の様子を思い返しながら、実際のバックホームの様子や引退セレモニーの動画を観たが、読んで良かったと思える一冊であった。

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