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未成熟であり続けること。

昨日、枚方公園駅付近で全く同じ服を着たおじいちゃんを3人見ました。何かのサークルですかね。

枚方コワーキングHOOP!管理人中岡ごうです。今日は、HOOP!のあり方についてお話ししたいと思います。

燃え尽きて、抜け殻になる。


僕の20代は、サッカーのコーチに費やしました。お金や時間にルーズだったことでたくさんの人たちに迷惑をかけましたが、良くも悪くもとても濃密な時間を過ごせたと考えています。

当時、僕がいたクラブには幼稚園の年中さんから小学6年生の子供たちが在籍していました。この時期は、まだ人間形成が未成熟な時期ですから、本当にいろんな子供たちがいました。毎日が驚きの連続でしたね。

僕が指導において大事にしていたことは、「サッカー中心の生活をしない」ことでした。と言うのも、毎日がサッカー漬け、休日もチームの仲間とだけ遊んだことで中学高校に燃え尽きた子供たちをたくさん見てきたからです。
(もちろん一概には言えません)

サッカーが上手で試合に出場すれば活躍し、周りにチヤホヤされ、自身のアイデンティティがサッカーだけで作られていった結果、競技を離れたとたんに燃え尽きてしまった子供たちをたくさん見てきました。場合によっては、グレてしまったり、人の道を外れてしまったり。また、努力と運の結果、幸いなことにJリーガーになれても引退後に燃え尽きてしまい、変な方向に行ってしまった選手もいました。

考えを広げる→人間関係を広げる


サッカー中心であることが悪いことなのか
と考えてみたのですが、実はそうではないなと。学術的・脳科学的な観点やモチベーション、キャリア理論などの書籍を漁ってみましたがどうやら違うようでした。一つの解として考えられるのは、「住む世界が狭いこと」。世界が狭いから考えが狭くなる。その状態が続くと、外に出れなくなり結果、自分の考えから外れることに直面した際に内に閉じこもってしまうことが考えられます。では、住む世界を広げるためにはどうすれば良いか。

それは、人間関係を広げることが一つのきっかけになるんじゃないかと。いろんな価値観や考え方を持った人たちとコミュニケーションすることで、刺激を受け、住む世界が広がっていく。だからこそ、サッカー以外の人たちと同じ時間を共有したり、違う価値観に触れたりすることで、自分の枠から飛び出ることができる、自分の枠外のことを許容できるのだと思います。

外の世界は変化でいっぱい


自分の思考の枠外に出ると、何が起きるかわかりません。自分の当たり前が当たり前でなかったり、未知なる出来事に直面することもあるでしょう。しかし現実世界では日々、激動です。社会においては変化に適応できなければ取り残され滅びてしまいますし、人生を面白おかしく生きていくためには変化を許容することが大前提必要だと言えます。

今回、枚方の歴史街道でコワーキングをオープンするにあたり、僕のビジョンや思いに共感してくれて快く場所を貸してくれた塩熊商店さんで言うと、江戸時代から続く名家ですからね。なんと1600年代からこの地に居を構えていた由緒正しき名家が、どこの馬の骨かわからない僕みたいな人間の言う「コワーキング」という未知なる事業に可能性を感じていただけるなんて、感動以外のなにものでもないですし、それと同時に400年以上、戦い続けてきた強さを感じました。(塩熊商店のみなさま、ほんまにありがとうございます)

変化はオモロイ


堅苦しいことを言いましたが、つまるところ未知なる世界に飛び込むことは、何より面白いのです。ある意味、エンタテインメントです。今までの価値観や考え方を覆されるような体験、予想もしない出来事、そこから生みだされる感情

HOOP!はそんなエンタテインメントを巻き起こせるような場所でありたいなと思っています。ご利用いただければ未知なる体験ができる、度肝を抜かれる、変化を受け入れどんどん自分をバージョンアップさせていけるような仕掛けをしていきたいと思います。

そのためには、いつまで経っても未成熟で未完成な場所でなきゃいけません。サグラダファミリアのように「あれ、いつになったら完成するんや?」といつまで経っても出来上がらない。そんなコワーキングでありたいのです。ただ、至らぬ点も多々あるはずです。ですが、それも含めてHOOP!だと許容いただきつつ、みんなで良いものをつくっていければ幸いです。

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