バロンズ・ダイジェスト

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時事通信社が運営するバロンズ・ダイジェストの公式アカウントです。米国で最も著名な投資週刊誌BARRON’S(バロンズ)の記事から、他では読めない厳選した米国の株式、証券などの金融商品や米国経済のプロ向け情報を、日本語で毎日お届けします。

記事一覧

マクドナルド、5ドルのメニューに加盟店が反発McDonald’s Is in a New Food Fight. It’s With Franchisees.バリューミール、別…

バーガーキング、ウェンディーズもマクドナルド<MCD>のフランチャイズ加盟店は、本社に不満を持っている。今夏に提供する5ドルのバリューミールのことだ。 各地の加盟店…

AIの台頭はグーグル一強を崩すかAI Is Coming for Your Search Engine. It’s Google’s Game to Lose.検索で勝ち続けるには最先…

グーグルの牙城に迫るAIスタートアップグーグルの親会社アルファベット<GOOGL>は現在、中核の検索事業に生成人工知能(AI)を組み込んでいるという。このことで、オンラ…

イラン大統領死去、なぜ原油市場は平穏なのかOil Yawned at Iran President’s Death. The Next Crisis Could Be Different.ライ…

経済制裁で航空事故頻発奇妙な現実がある。神権政治を展開し、ほぼ核武装して地域の強力なライバルと代理戦争を繰り広げている国家の大統領が急死しても、市場はほとんど動…

マクドナルドの価格上昇に消費者はうんざり?McDonald’s Prices Make Me Grimace. Are Consumers Fed Up?AIによる電力の価格イ…

マクドナルドの価格インフレに驚くが、株価はさえない筆者の近所にある大手ハンバーガーチェーンのマクドナルド<MCD>では、チーズバーガー2個、Mサイズのフライポテト、M…

市場の修正に備える消費者関連7銘柄Worried About a Market Swoon? Consider Consumer Staples Stocks.ウォルマート、コルゲート…

不安定なハイテク株からの避難所投資家はここ数年、腰を落ち着けて株価が上がるのを楽しむだけでよかった。しかし、波乱含みの展開になった場合、軽視されがちな消費者関連…

日本株式にまだ上昇余地Japan’s Stock Rally Has Room to Run, This Expert Says.スパークス・アセット・マネジメントの武田氏…

日本株式に対して強気に転じる日本の株式市場が開花している。日経平均株価は2月に、1989年の史上最高値だった3万8915.87円を抜いて、4万1087.75円へ急騰した。過去10年間…

ディズニー急落、ストリーミング黒字化は前途多難Disney Stock Tumbles. CFO Says Road to Profits in Streaming ‘Is Not a Lin…

インドでクリケットの放映権失うウォルト・ディズニー<DIS>の株価は7日、四半期決算で経営陣が動画配信部門の期待外れのガイダンスを示したことで大幅下落し、9.51%安の…

さえない決算を受けてアップル株が上昇した理由とは?Apple’s Quarter Wasn’t Very Good.The 3 Reasons Investors Still Loved…

アップルの決算から幾つかの傾向が読み取れるウォール街で行われているのは予想を巡るゲームだ。先週のアップル<AAPL>の2024年1~3月期決算の発表はそのことを端的に表し…

金は絶好調だが、退職した貯蓄者は浮かれてはならないGold Has Gone Gangbusters. Retirement Savers Shouldn’t Get Carried Aw…

金は輝く 金は年初来、S&P500指数を上回る約13%のリターンを上げ、輝きを放っている。しかし、金は退職金ポートフォリオにふさわしいのだろうか。最近少し値を下げたもの…

テスラ、時価総額業界トップ守れるかTesla Will Lose Its Crown to Toyota if This Happens円安の恩恵受ける2位トヨタとの差850…

2020年から首位 LEONHARD SIMON/GETTY IMAGES 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA>のバックミラーに映っているものは、見かけより近くにある。 テスラ株は低迷しており…

バロンズ・ダイジェスト特別編集号(PDF)を発行いたしました

バロンズ・ダイジェスト特別編集号(PDF)を発行いたしました。 このたびバロンズ・ダイジェストから記事をピックアップし、特別編集号(PDF)を発行いたしました。 以下…

アップルの巻き返しはあるかApple Could Still Be AI’s Big Winner激化するAI競争

メタの最新生成AIツール18日、フェイスブックを運営するメタ<META>(旧フェイスブック)が新たなチャットボットを発表した。この新たな生成人工知能(AI)ツール「Meta.a…

今、インド株式市場が超熱いIndia’s Stock Market Is Red Hot. These Funds Will Get You In.新興市場の成功の好例

絶好調のインド株式市場インドの株式市場は絶好調で、MSCIインド・インデックスは4月5日までの過去12カ月間で40%上昇した。これはS&P500指数の29%上昇、MSCIワールド・イ…

〔深読み米国株〕VIXが告げる調整長期化=上げ一辺倒から利益確定売り復活へ

 S&P500指数は3月28日に史上最高値5264.85まで上昇した後は弱含み、前週末4月12日終値は5123.41と、最高値から約3%安の水準にある。スピード…

「バイデン氏勝利ならS&P500は4.6%上昇」High Inflation Is Bad for Biden. What It Means for Stocks. パイパーのダーラム氏が…

高インフレは逆風だが今秋に米大統領選挙を控える中で、インフレは依然として高止まりしている。このままでは有権者がバイデン大統領から離れ、潜在的な投資家のリターンが…

S&P500指数との相関性が低いファンドでアウトパフォーム目指すSpread the Wealth: Stock Funds That Go Beyond the S&P 500テク…

インデックス・ファンドの運用資産額がアクティブ運用ファンドを上回るバンガード・グループ創業者のジョン・ボーグル氏は、S&P500指数に追随する低コストのインデックス・…

マクドナルド、5ドルのメニューに加盟店が反発McDonald’s Is in a New Food Fight. It’s With Franchisees.バリューミール、別売りなら8ドル50セント

マクドナルド、5ドルのメニューに加盟店が反発McDonald’s Is in a New Food Fight. It’s With Franchisees.バリューミール、別売りなら8ドル50セント

バーガーキング、ウェンディーズもマクドナルド<MCD>のフランチャイズ加盟店は、本社に不満を持っている。今夏に提供する5ドルのバリューミールのことだ。

各地の加盟店は多くの独自メニューをそろえ、価格も独自に設定している。しかし、本社は6月25日から、マックダブルまたはチキンサンドイッチ、スモールポテト、スモールソフトドリンク、チキンナゲット4個のセットを5ドルで提供する計画だ。

加盟店は、バリ

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AIの台頭はグーグル一強を崩すかAI Is Coming for Your Search Engine. It’s Google’s Game to Lose.検索で勝ち続けるには最先端を行くことが必須

AIの台頭はグーグル一強を崩すかAI Is Coming for Your Search Engine. It’s Google’s Game to Lose.検索で勝ち続けるには最先端を行くことが必須

グーグルの牙城に迫るAIスタートアップグーグルの親会社アルファベット<GOOGL>は現在、中核の検索事業に生成人工知能(AI)を組み込んでいるという。このことで、オンラインで注目されるためのアルゴリズム、関連性ランキング、クリック数等にまつわるルールが変わる可能性がある。AIを使えば、クリック数は今ほど重要ではなくなるかもしれない。グーグルはそれを否定しているが、主張が矛盾しているようにも聞こえる

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イラン大統領死去、なぜ原油市場は平穏なのかOil Yawned at Iran President’s Death. The Next Crisis Could Be Different.ライシ師は最高権力者ではない

イラン大統領死去、なぜ原油市場は平穏なのかOil Yawned at Iran President’s Death. The Next Crisis Could Be Different.ライシ師は最高権力者ではない

経済制裁で航空事故頻発奇妙な現実がある。神権政治を展開し、ほぼ核武装して地域の強力なライバルと代理戦争を繰り広げている国家の大統領が急死しても、市場はほとんど動かない。

イランで起きたことがそうだ。その理由について話す必要がある。なぜなら、今世界のどこに危険地帯があるのかを説明するのに役立つからだ。

イラン北西部で19日、ライシ大統領やアブドラヒアン外相らを乗せたヘリコプターが山間部に墜落し、

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マクドナルドの価格上昇に消費者はうんざり?McDonald’s Prices Make Me Grimace. Are Consumers Fed Up?AIによる電力の価格インフレと需要増にも注目

マクドナルドの価格上昇に消費者はうんざり?McDonald’s Prices Make Me Grimace. Are Consumers Fed Up?AIによる電力の価格インフレと需要増にも注目

マクドナルドの価格インフレに驚くが、株価はさえない筆者の近所にある大手ハンバーガーチェーンのマクドナルド<MCD>では、チーズバーガー2個、Mサイズのフライポテト、Mサイズの炭酸飲料のセットで9ドル19セントだという。30年前、ミールディールのファンにはNo.2として知られていた同じ組み合わせが2ドル99セントだった。サイドメニューとしてピクルスを追加し、子ども向けのカップの半分のピクルスをもらっ

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市場の修正に備える消費者関連7銘柄Worried About a Market Swoon? Consider Consumer Staples Stocks.ウォルマート、コルゲート、クローガー、チャーチ、ケーシーズ、スプラウツ、ポスト

市場の修正に備える消費者関連7銘柄Worried About a Market Swoon? Consider Consumer Staples Stocks.ウォルマート、コルゲート、クローガー、チャーチ、ケーシーズ、スプラウツ、ポスト

不安定なハイテク株からの避難所投資家はここ数年、腰を落ち着けて株価が上がるのを楽しむだけでよかった。しかし、波乱含みの展開になった場合、軽視されがちな消費者関連株は投資家を保護するセクターの一つになる。

最近はディフェンシブなポジショニングは重視されていない。S&P500指数は4月に4%強下落したものの、5月に入ると1週間ほどで3%反発した。同様に10月は大幅下落したが、11月の反発は驚異的だっ

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日本株式にまだ上昇余地Japan’s Stock Rally Has Room to Run, This Expert Says.スパークス・アセット・マネジメントの武田氏に聞く

日本株式にまだ上昇余地Japan’s Stock Rally Has Room to Run, This Expert Says.スパークス・アセット・マネジメントの武田氏に聞く

日本株式に対して強気に転じる日本の株式市場が開花している。日経平均株価は2月に、1989年の史上最高値だった3万8915.87円を抜いて、4万1087.75円へ急騰した。過去10年間に実施された改革で、日本企業が株主により友好的になったことが原因だ。日経平均株価はその後やや反落したものの、年初来の上昇率は約16%と、S&P500指数の約9%を上回っている。そして、日本株の回復が今後も続くと考えられ

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ディズニー急落、ストリーミング黒字化は前途多難Disney Stock Tumbles. CFO Says Road to Profits in Streaming ‘Is Not a Linear One.’ガイダンスは期待外れ

ディズニー急落、ストリーミング黒字化は前途多難Disney Stock Tumbles. CFO Says Road to Profits in Streaming ‘Is Not a Linear One.’ガイダンスは期待外れ

インドでクリケットの放映権失うウォルト・ディズニー<DIS>の株価は7日、四半期決算で経営陣が動画配信部門の期待外れのガイダンスを示したことで大幅下落し、9.51%安の105.39ドルで引けた。

ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、これは2022年11月9日(13%安)以来の下落率。ディズニーの株価は、過去3回の決算発表後は値上がりしていた。

エンターテインメントとスポーツ番組のES

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さえない決算を受けてアップル株が上昇した理由とは?Apple’s Quarter Wasn’t Very Good.The 3 Reasons Investors Still Loved It.ただし投資家の懸念の解消には時間

さえない決算を受けてアップル株が上昇した理由とは?Apple’s Quarter Wasn’t Very Good.The 3 Reasons Investors Still Loved It.ただし投資家の懸念の解消には時間

アップルの決算から幾つかの傾向が読み取れるウォール街で行われているのは予想を巡るゲームだ。先週のアップル<AAPL>の2024年1~3月期決算の発表はそのことを端的に表している。売上高が前年同期比4%減となるなど、客観的にみても業績はかなり悪かった。ところが、決算発表を受けてアップルの株価は7%上昇した。発表された決算の内容が懸念されていたほどには悪くなかったためだ。とはいえ、アップルの将来につい

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金は絶好調だが、退職した貯蓄者は浮かれてはならないGold Has Gone Gangbusters. Retirement Savers Shouldn’t Get Carried Away.投資するなら少額を

金は絶好調だが、退職した貯蓄者は浮かれてはならないGold Has Gone Gangbusters. Retirement Savers Shouldn’t Get Carried Away.投資するなら少額を

金は輝く

金は年初来、S&P500指数を上回る約13%のリターンを上げ、輝きを放っている。しかし、金は退職金ポートフォリオにふさわしいのだろうか。最近少し値を下げたものの、金を保有する論拠は確かなものに見える。インフレが政策当局が望む以上に高止まりしており、金はインフレヘッジと見なされる。中東やウクライナでの戦争など、地政学的緊張は高い。こうして金価格は、金利が上昇すれば下落するという通常のパタ

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テスラ、時価総額業界トップ守れるかTesla Will Lose Its Crown to Toyota if This Happens円安の恩恵受ける2位トヨタとの差850億ドル

テスラ、時価総額業界トップ守れるかTesla Will Lose Its Crown to Toyota if This Happens円安の恩恵受ける2位トヨタとの差850億ドル

2020年から首位

LEONHARD SIMON/GETTY IMAGES
米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA>のバックミラーに映っているものは、見かけより近くにある。

テスラ株は低迷しており、先週末に同社が発表した新たな値下げは今週、投資家心理を圧迫するだろう。

事態がさらに悪化すれば、トヨタ自動車<7203>は、世界で最も価値の高い自動車メーカーに座を奪還するだろう。ファクトセット

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バロンズ・ダイジェスト特別編集号(PDF)を発行いたしました

バロンズ・ダイジェスト特別編集号(PDF)を発行いたしました。

このたびバロンズ・ダイジェストから記事をピックアップし、特別編集号(PDF)を発行いたしました。

以下のリンクよりダウンロードできますので、この機会にぜひご覧ください。(ダウンロード無料)

バロンズ・ダイジェスト特別編集号(PDF)

アップルの巻き返しはあるかApple Could Still Be AI’s Big Winner激化するAI競争

アップルの巻き返しはあるかApple Could Still Be AI’s Big Winner激化するAI競争

メタの最新生成AIツール18日、フェイスブックを運営するメタ<META>(旧フェイスブック)が新たなチャットボットを発表した。この新たな生成人工知能(AI)ツール「Meta.ai」は単語を入力すると即座に画像を生成することができる。

このチャットボットはLlama 3と呼ばれる最新のオープンソース大規模言語モデルに基づいており、2024年時点のAIチャットボットに要求されるすべての機能を備えてい

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今、インド株式市場が超熱いIndia’s Stock Market Is Red Hot. These Funds Will Get You In.新興市場の成功の好例

今、インド株式市場が超熱いIndia’s Stock Market Is Red Hot. These Funds Will Get You In.新興市場の成功の好例

絶好調のインド株式市場インドの株式市場は絶好調で、MSCIインド・インデックスは4月5日までの過去12カ月間で40%上昇した。これはS&P500指数の29%上昇、MSCIワールド・インデックスの25%上昇を大きく上回っている。米国のファンド投資家は注目しているが、数年にわたる上昇で割高になったインドの株式市場へのエクスポージャーを増やすには注意が必要だ。

とはいえ、投資家がインドを選好する要素は

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〔深読み米国株〕VIXが告げる調整長期化=上げ一辺倒から利益確定売り復活へ

〔深読み米国株〕VIXが告げる調整長期化=上げ一辺倒から利益確定売り復活へ

 S&P500指数は3月28日に史上最高値5264.85まで上昇した後は弱含み、前週末4月12日終値は5123.41と、最高値から約3%安の水準にある。スピード調整の終了と上値追い再開が期待されるところだが、株価の動きを見る限り、調整局面はやや長引く可能性がありそうだ。

 足元の米国株市場では、これまでの上げ相場に対し、反省とも疑いともつかない雰囲気が広がっている。「金融引き締めは株価にマイナ

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「バイデン氏勝利ならS&P500は4.6%上昇」High Inflation Is Bad for Biden. What It Means for Stocks. パイパーのダーラム氏が試算

「バイデン氏勝利ならS&P500は4.6%上昇」High Inflation Is Bad for Biden. What It Means for Stocks. パイパーのダーラム氏が試算

高インフレは逆風だが今秋に米大統領選挙を控える中で、インフレは依然として高止まりしている。このままでは有権者がバイデン大統領から離れ、潜在的な投資家のリターンが損なわれる可能性がある。

3月の米消費者物価指数(CPI)のうち、変動の激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比3.8%上昇と市場予想を上回った。これは早期利下げを期待していた投資家にとっても、インフレによる生活苦から解放されるこ

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S&P500指数との相関性が低いファンドでアウトパフォーム目指すSpread the Wealth: Stock Funds That Go Beyond the S&P 500テクノロジー株への集中を回避

S&P500指数との相関性が低いファンドでアウトパフォーム目指すSpread the Wealth: Stock Funds That Go Beyond the S&P 500テクノロジー株への集中を回避

インデックス・ファンドの運用資産額がアクティブ運用ファンドを上回るバンガード・グループ創業者のジョン・ボーグル氏は、S&P500指数に追随する低コストのインデックス・ファンドがほとんどのアクティブ運用マネジャーをアウトパフォームすると主張したことで、当初は笑いものにされていた。

しかし、ボーグル氏は勝ったと言って良いだろう。1976年8月にバンガード500インデックス・ファンド<VFINX>が設

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