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古い氏神の屋根修理

クラウドファンディングという物を考えています。

限界集落の自分ちの氏神さんの写真です。

今年から神社の会計役員をしております。それまでは年度毎に回覧板で会計報告書を見て色々と疑問を持っていました。

年金生活者が多いのに、神社会費を1軒5,000円強制徴収。

12月になるとお札を売りに来ます。3,000円。これも強制徴収です。去年から値上がりしたようです。

更には数年来、自分が子供の頃にはなかった寄付ができていました。
家に訳の分からない神様の像が来て、1泊1,000円で次の家に渡すという集金寄付です。

自分、個人的には氏神さんへの信仰心は全くありません。

残念な事に、長年頑張って来られた会計役の方が体調不良になりました。一時、入院して神事に行けず、困ってしまったそうです。
ご本人自ら交代する人を1年以上探しました。誰も手を上げず、困り果てていたそうです。

最後の希望として、断られるのを覚悟の上、自分に頼みに来られたのが、2022年12月。
当時自分も体調不良で退職予定でした。そんなにお困りなら春以降に交代します。と言ったのが運の尽き?

2023年5月に引き継いで、年間を通しての高額の強制徴収の意味がわかりました。

神社の屋根が雨漏りしているが、修理費用が無い!からです。

神社はかなり高い石段を登った山の中にあります。雨漏りは数年放置しているそうです。
写真では背後の山の木と同化して判断できないかも知れませんが、雨漏りした屋根に草木が生えています。

今年の秋祭りの時には幕を張ろうとしたら、保管場所が雨漏りのため水浸しになり、幕にカビが生えていました。自分の提案でコインランドリーで洗濯乾燥して急場を凌ぎました。車を出してコインランドリーに行ってくれた役員さんに感謝です。その方は、自分の同級生のお父さんで、80歳越えてます。コインランドリーに初めて行ったようでした。

80歳オーバー現役顧問です。

限界集落、買い物にも通院にも不便な場所です。車は大人1人が1台保有が当たり前です。大抵の場合、就職して結婚したら町外に家を構え、氏子ではなくなります。

そういう家が多くて、氏子は年金生活者ばかり。戸数もどんどん減ってます。
運転免許を返納したら、町外に住む子供と同居するため、空き家だらけになってます。

今年の秋祭りでは準備に集まった人間で、自分より若いのは、町外在住だけど、当家が当たった親子さんに頼まれて来た、優しい娘さんと、もう1人40代位の男性の2名のみ。男性は消防団代表でした。途中で「自分仕事あるんで。これ以上協力できません。来年は来ません」と帰りました。

今の時代に、願い事をするために、氏神に行く人って、どれくらいの数がいるんでしょうか?

本来なら氏子総代会は4地区代表として各地区から2人、顧問と理事を選出して、最低8人必要です。自分が役員になった時には、自分の地区は、前任会計が顧問となり、規定人数をクリアしました。

まだ1地区、前任理事が町外に引越して役員不在の地区があります。

町内会の方にきいてみました。
毎回の神事に出席できる人間はいないそうです。一旦引き受けてしまうと、自分の前任者のように、次の役員を個人交渉で探さないと、辞められないという理由もあると思います。
自分の地区の会計の前任者、会計は辞めたけど、顧問に出世?しました。役員退任の慰労会の筈なのに、出席したら顧問に強制就任させられ、詐欺に遭った気分かもしれません。

自分も、町内の軒数と年齢的に、会計を退任しても、顧問が回って来て、入院位では神社役員からは逃げられないと半ば諦めています。

さて、通帳残高と1回だけ屋根の状態を見に来てくれた建築会社から聞いた修理に関する話からの推計で、修理費用が最低100万円は不足していると考えてます。

どうやって捻出するか、考え中です。総代会役員の考えは2つ。

1.現在残っている戸数で金額を割り、費用を公平に寄付してもらう

2.町外在住のお金持ちに寄付してもらう。

そのお金持ちさんは、住んでおられたのは20年弱、ずっと町外在住で、子供さんも町内にはおられません。

そのような方に依頼できる理由が、お寺に何100万円も寄付するお金があるなら、出身地の神社が困っていたら、50万円でも100万円でも出すのが当然だ!との事です。

神事の度に、その人に総代会から、お金の寄付の催促をするから!絶対に寄付させるから!
(既に寄付するよう頼んで断られているようです。)

もう耳にタコができました。

その方が寄付したのは、先祖代々のお寺です。町外在住でも、先祖の法事や、ご自身の身内に不幸があれば、お寺には色々とお世話になります。

何のメリットもないのに、氏子でもない神社の寄付を断るのは当たり前だと自分は思います。

そんなに寄付が必要なら、総代会役員が支払うべきかもしれませんね。最低でも1人10万円!現在7人しかいないため、10万円では足りない。今年は1人転出してますから、年度変わりに高齢役員の転出もあり得ます。

信仰心の無い自分、無理。まずは精神的に無理です。以下、神社に対する信仰心が限りなくゼロになった理由です。

①自分が子供の頃にあった神事以外の意味が理解できない神事が多い。
その度に無駄な時間と労力を取られる。会計として、預金の出納、管理も時間の無駄としか思えません。

②神主のしている事が意味不明
神主は多い時には3人も来ます。前回、左右に並んだ助勤、1人帯を結んで無い。(ぱっと見て、すぐに違和感があるが、誰も注意せず)。
通常、左右の助勤は同じようにお祈りするはずなのに、違う動作をする。帯を結んで無い方、明らかに様子がおかしい。

その人達、1人につき3万円の支払いして、本当に馬鹿馬鹿しい限りです。

自分は今年からの役員なんで、頭を垂れて有り難がっている年配役員の横から、「その衣装、帯をするのを忘れていませんか?」「今のお辞儀の回数を間違ったのはどちらですか?」って言えないのが更に腹立たしい。

で、昨日、新年を迎えるにあたり、毎年支払う宮司年俸10万円ほか計18万円を引き出して来ました。
神社庁にお金を支払いに行くのも会計の仕事だそうです。

自分には◯◯の神事は◯時集合、お金は◯◯円用意しておいてと電話があるのみ。

秋祭りは役員1万円寄付が当たり前。町内会からの会費と役員の寄付しか収入がないのに、神事の度に何万円単位でお金が減って行くだけ。自分打ち出の小槌とは違う。去年より物価高で、神事の供物代も爆上がり中。馬鹿馬鹿しい。

当家も草抜きも掃除も神事直前まで来ない。というより、高齢者が増えて、昔のように草取りできるだけ元気な人間がほとんどいない。

何かと限界を越えてます。

で、余りにも腹が立ったので、先日総代会会長に「この地区に寄付する人は、もういないです。雨漏りは放置しておけない問題。早急に修理するには、頭を使って!お金を作ったらどうですか!」と言ってしまいました。

返事は、「そんならアンタが提案してみろ!」です。

◯クラウドファンディング
以前から考えていたのは、クラウドファンディングです。

しかし、田舎の何のご利益もない氏神さんの雨漏り修理をクラウドファンディングで助けて頂けますかね?

◯返礼品
地元特産の農産物か海産物が第一候補。
神社らしく募るなら、老人会のお方にご協力いただき、お守り的な物。

◯氏神のご利益
ご利益、1つだけ思い出しました。神社の御神木か何かが、その形状から子授け、安産のご利益があるのかも知れません。ローカル局の番組に突然先代神主が出演した時に、そんな事を言っていたように思います。

朝、通学前の子供さんも観ているかもしれない時間帯に言う話ではなかったように思います。神主への嫌悪感で思い出しました!

今の状況だと、屋根に生えた草木が成長を続けて、雨漏り範囲が広がるばかり。これでは修理費用爆上がり間違いなしです。

今年は、保管場所や保管状態が悪くて、何年か前に1軒2万円寄付で作った提灯が半分以上使用不能になってました。
2万円寄付したのに、自分の名前を入れた提灯が無いと、気分悪いですよね。
この話をきいて、新しく作り直しすのに、また2万円の寄付する人はもういないと思います。既に転出した人の名前が多数ありました。

次は30日に新年の準備。

既に現在60歳未満の人達には神社に対する信仰もなく、神社総代会の権威は失墜しているのに、どう言えば、そのことを理解していただけるんでしょうね。

最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、感謝です。
何か良いお知恵があればコメントをお願いいたします。


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