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雨でも僕はビールを飲む

 大分県といえば麦焼酎。全国で有名な「いいちこ」や「二階堂」は大分の銘酒です。地元の者なら八鹿酒造の「なしか」も馴染みある酒だろう。

「なしか」とは大分の方言で「なぜか」という意味。

 そんな麦焼酎が有名な県ですが、最近ではクラフトビールなんかも人気です。実は大分県内にはクラフトビールの醸造所が7ヶ所もあり、一堂に会したイベント『おおいたクラフトビアガーデン』が4月29日、大分市府内町にある祝祭の広場にて開催されました。

県内のブルワリーのクラフトビールが飲めるらしく、ビール好きには夢のようなイベント。

 残念ながら当日は雨。中津市から高速道路に乗って向かいましたが、相変わらず霧が凄かったです。まぁ、自分が運転した訳ではないんですけどね(笑)
 さて、大分駅に着いて、今話題の大きなこけしとご対面。「なぜ、こけし?」そんな疑問はどうでもいいのです。
 妻と娘、母親はトキハでお買い物。トキハとは大分市にあるデパートです。発音は「トキワ」、「ハ」を「ワ」と読ませるタイプです。そして、私は束の間のひとり時間。肝臓に気合を入れます。

なぜ、こけしなのかはさておき。夜見ると恐怖だろうな(笑)

 開催場所である祝祭の広場は駅前にあります。音楽イベントなんかも出来るスペースになっており、この日も地元のジャズバンドの演奏を聴きながらビールを飲むことが出来ました。会場も屋根があり、雨に濡れることはありません。

何とか席を見つけて座ることが出来ました・・・。左がウルトラセブン序、右が平次とドンファン。

 最初はYell&Ale Breweryのブースへ。7種類のモルトをブレンドしたという「ウルトラセブン序」とドライな口当たりとフルーティーな香りが特徴の「平次とドンファン」を頂きました。

湯けむりマークが可愛い、BEPPU BREWERYのビール。

 続きましてBEPPU BREWERYの「かぼすセゾン」。こちらのブルワリーは先日のJapan Great Beer Awards 2024で数多くのビールが受賞しているほか、数日前に開催された2024 World Beer Cupで「かぼすセゾン」がフルーツウィートビール部門が銀賞を受賞されました。
 さっそく、「かぼすセゾン」を購入。ひと口飲んでみて、受賞した理由がわかりました。味音痴な私でもしっかりとわかります(笑)
 かぼすは大分の名産。それを取り入れたビールということで大分を味わえる一杯です。かぼすの爽やかな柑橘感が鼻から抜け、微かにかぼす特有の苦みが押し寄せます。とてもレベルの高い一杯でした。

こちら藤井酒造のラガー。

 そして、こちらは藤井酒造のIDA LAGER。クラフトビールでラガーは珍しいですね。ガツンと爽快感というよりはクラフト感伝わるラガーでした。飲んだ瞬間にふわっと香る優しい苦味とほのかに甘いモルトの感じが美味しかったです。
 インディアペールエールという種類のビールがあり、これをIPAと呼んだりします。しかし、ここに書かれてるのはIDA。新たな種類なのかと思いきや、屋号の井田萬力屋のIDAらしい。遊び心もあるブルワリーですね。

虚空乃蔵から春エール。

 こちらは「いいちこ」で有名な三和酒類のブルワリー、虚空乃蔵による春エール。会場で女性2人組がここの春エールと冬エールが美味しかったと話していたので、肝臓と相談して春エールのみをさっそく購入。
 鼻から抜ける微かな苦味が新緑をイメージさせます。何と「和香牡丹 輪奏」の酒粕を使用しているらしく、三和種類にしか作れないビールとなっています。

ここにきて飲み比べセット。左からHazy bathsie、中央がGreen Detox、右がVolcanic Hop Spring

 最後はまたまたBEPPU BREWERY。飲み比べセットを頼みました。何と真ん中は胡瓜のサワーエール。ひと口飲めば、本当に胡瓜。何でこんなに胡瓜なのかってくらい胡瓜。クラフトビールの多様さ、自由さを見せつけられました。

場所を変えてちょっと一杯。

 他にも飲みたいブルワリーのビールがありましたが、さすがに全部は飲めませんでした。お腹も空いたのでここでお開き。大分駅に移動して、居酒屋に入りました。
 寿司と馬刺しを注文。飲み物はもちろんビール。外は雨。それでも僕は今日もビールを飲み続けます。

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