#クラフトビールに魅せられて
クラフトビールに魅せられて
近年、大手メーカーもクラフトビールを積極的に販売している。一般的なビールとの違いは、やはり個性があり、多様性に溢れているところにある。また、小さな醸造所がつくるビールであることも条件の一つと言えよう。ただ、私が思うに、クラフトビールの最大の特徴は地域益に貢献できているかどうかだ。副原料に地域の特産を使ったり、他の店とコラボしたり、クラフトビールはいつも地域の人々の中心にある。そういった意味では、大手メーカーが販売しているクラフトビールは、私の中ではクラフトビールと言えないのだ。
また、先ほど挙げた多様性も特徴の一つである。ビールは発酵によって、エールとラガーに分類される。私たちが普段飲んでいるビールはラガーがほとんどだろう。しかし、クラフトビールの多くがエールである。そして、エールやラガーは更に細かく分類され、百種類以上のスタイルから構成される。それぞれのスタイルで味は異なり、苦みの強いビールや焙煎香のするもの、フルーティーな香りが特徴のビールなどがある。普段、ビールが苦手な方でもその味を楽しめるかもしれない。自分の好きなスタイルのビールを見つけるのも魅力の一つだ。クラフトビールの楽しみ方は無限なのである。
◆プロフィール
黒瀬稜太(くろせ りょうた)
中津市在住。1991年生まれ。「今日もお酒日和」を執筆して1年が経
つ。メディアプラットフォーム「note」にて過去作やその他記事を掲載。
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