月刊バーバリアン2022年12月・2023年1月・2月・3月合併号

平信

・合併号

当初、この月刊バーバリアンはその名の如く月刊で更新するつもりであったが、危うく、夢半ば、叶わぬ所であった。
今回はこういった形でどうにか継続した次第である。
無論、次回以降も可能な限りこういった形で継続していく所存だ。
次第だの無論だの所存だのはどうでもいいが、思い返せば、少年期に週刊少年ジャンプを買っていた頃、「合併号なのになんで二倍じゃないんだろう?」と、よく思っていた事を思い出す。(思い返して、思っていた事を思い出してしまった。)
数年後に出版関係各所の長期休みのための仕組みなのを知るのだが…そんなの、「この週休みま~す!んじゃ来週ヨロ!」で、よくない、別に。
なんか、「休んでませんけど?別に?だってホラ、出てんじゃん、合併号で。でも二倍じゃないけど笑 てことはつまり、一週分だけど笑」みたいな態度を感じて、逆に感じ悪いなって思っちゃうんだけど。(本当はこんな事一切思っていないのに勝手に指が打ち込んでしまう上に、ここまで書いたもののこれは明らかなブーメラン発言だ。戒めとして遺しておこうと思う。)
とはいえ、この手法を使って罪悪感を回避できるのは週刊少年ジャンプを読んでいた賜物である。

ジャンプと言えば高校時代、ToLOVEるの好きなキャラを言い合う事になった際(工業高校では、こういう事はままある。)、俺は結城美柑(主人公の妹)が好きだったので美柑だと答えたら妹キャラが好きだという事にされてしまった。そういう事ではない。そんなことぉ、おれわぁ、ゆってない!!!
俺は美柑が女性として好きなのだ。ここに美柑の妹としての属性は一切の関係がない。むしろ、美柑と結婚したらあんな奴が義理の兄になるなんて、我慢ならない。
美柑は家庭的で、顔もよくて、性格もいい。そういう所に俺は惚れたのだ。生憎だが、何の因果か美柑と結婚できるようになるまでは、あと7年待つ必要がある。記憶が正しければ数年前も7年待つ必要があったはずだ。
それまで自己研鑽を継続して、美柑に相応しい男になりたいと心から思う。

・ニット帽

ニット帽について思う事がある。
あれは…なんだ?何の意味があって被っているのだろうか?
寒冷地や降雪地帯なら納得だ。
寒いから被る、当然の事だろう。
だが、非降雪地帯(降雪地帯の対義語が浮かばないので、やむなく語頭に「非」を付けて打ち消させて頂く)でのニット帽はあまりに無意味であろう。
そんなに寒いだろうか?いや、寒い。寒いぞ。
寒いんだけど、頭ってそんなに騒ぐほど寒いだろうか?
坊主でもない限り頭部の寒さは我慢出来ないレベルのものではない。頭皮が薄ければその限りではないが。
ところで、髪の毛が薄い事を「頭皮が薄い」と表現するのは非常に不思議である。正確には「頭皮から生えている髪の毛の量が少なくて、ごく一般的な成人男性と比較した時に頭皮が髪の毛で隠れておらず、透けて見えてしまっている状態」ではないだろうか?

では、ファッションで被っているのだろうか?
だとして…あれは、オシャレか?
俺個人としては、かなりダサいと思っている。
ニット帽を被っている人を見て「あ、オシャレだな」いやないない笑
意味が分からないから、本当に笑
もっと言うと、精神性もダサいと思う。
先にも述べた通り、そんなに頭って寒くない。
寒くないはずの頭の暖を取るためにあんなものを被っている精神性は、雑魚というほかない。
これに懲りたら、皆さんもニット帽を被るのは即刻、金輪際止めて頂きたい。

・R.I.P.

「R.I.P.」という言葉について、許せない事がある。
R.I.P.というのはラテン語の「requiescat in pace」の略語(ラテン語だという事はたった今調べて知った。オドロキだ。)で、英訳すると「rest in peace」、意味合いとしては日本語で言うと「安らかにお眠りください」「ご冥福をお祈りします」辺りだろう。
何を隠そう、俺はこの文言を使っている日本人が許せないのだ。
死者を悼む時に、よりによってそれなのか?
英語圏の人間ではない、日本語が母語のモンゴロイドが、死を悼む時にだけ英語のスラングを使うのか?
そして、このワードはとりわけ海外のロックミュージシャンが亡くなった時に非常に多く見られる。
これはなんというか…著名人の死を娯楽に捉えている部分があるよね?
「なんか、昔に聴いてた洋楽の人が死んだんだな。れすと・いん・ぴーす!」というようなニュアンスが、あるよね?
もう一つ付け加えると、ギタリストが亡くなった時に「あの世でもギターかき鳴らしてんだろうなあ」というような事を言っている人がいるけど、もう、半分ふざけているよね?あの世にギターは、一本も無いです。(きっと。)
なら、何か?仮に寺の坊主が亡くなったとしたら「あの世でも木魚叩き鳴らしてんだろうなあ」とか、大工が亡くなったとしたら「あの世でも家をおっ立ててんだろうなあ」とか、俺が亡くなったとしたら「あの世でも娯楽品の製造の過程で環境を汚染してるんだろうなあ」とか、お前は言うのか?(何を言っているんだ?)
考えてもみてほしいが、仮に日本語を話せない英語圏の人が「ゴメイフクヲ、オイノリ、イタシマァス笑」と言っていたらどう感じる?腹が立たないか?
「何がお前、ゴメイフクだよ!あのー、あれ、エット、、、あの、、、フ〇ックユー!」と言いたくもなるだろう。やっている事は殆ど同じだ。
これに懲りたら、「R.I.P.」とかいう面白英語悼みワードを使うのは、即刻、金輪際、あの世でも止めて頂きたい。


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