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【本】について

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本の紹介、本についての記事をまとめました。
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記事一覧

【ブックレビュー】100万回生きたねこの、100万分の一回のお話

1977年刊行、佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』 説明不要、絵本の金字塔です。 その…

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【ブックレビュー】坊っちゃんだらけの松山で『坊っちゃん』を読む

先日の愛媛旅行に向かう道中、せっかく松山に行くのだから『坊っちゃん』を読んで向かおうと思…

バラクーダ
4週間前
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【ブックレビュー】村上春樹訳で読むレイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』

ジョナサン・レセムはチャンドラーをこう評している。 清水俊二さん訳の『さらば愛しき女よ』…

バラクーダ
2か月前
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最近読んだ本 5選

先日『習慣』に関する記事を書いた。 そこでは触れなかったが、自分が習慣にしている趣味は何…

バラクーダ
3か月前
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ブックレビュー 【砂の女】

安部公房(1924~1993) 『砂の女』 私が安部公房作品を読んでいつも感じるのは、「…

バラクーダ
8か月前
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私が好きなSF小説 5選

こんな話を聞いた。 ビジネスマンが、男に尋ねる。 「本は読むかい?」 「まぁ、多少は」男が…

バラクーダ
8か月前
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【品田遊】全作品レビュー

noteでも大人気のクリエイター品田遊さん。 私は、旧Twitter(あえてXとは書かないです)のダ・ヴィンチ・恐山時代からのファンです。 現在はバーグハンバーグバーグに入社し、ウェブサイト「オモコロ」でも活躍中です。 旧Twitterでも発信を続けていますが(最近はダ・ダ・恐山名義での発信が多いようです)出てきた頃の印象は衝撃でした。 いわゆるネタツイートで名を馳せたのですが、その切り口、視点、ウィットに富んだツイートは正直格が違いました。 その後、品田遊名義で作家とし

私が好きな対談本 5選

本というのはその人の頭の中を覗き見た感覚になれて、そういうところが私は好きだ。 では、会…

バラクーダ
8か月前
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ブックレビュー 【ペンギン村に陽は落ちて】

高橋源一郎(1951〜) 『ペンギン村に陽は落ちて』 「Dr.スランプ アラレちゃん」という…

バラクーダ
9か月前
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ブックレビュー 【上達の法則】

岡本浩一(1955~) 『上達の法則』 不器用な自分をどうにかしたい。 小さい頃から漠然と…

バラクーダ
9か月前
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私が前向きな気持ちになれた本 5選

読書に適しているタイミングはいつでしょうか。 異論はあると思いますが、私にとってそれはネ…

バラクーダ
9か月前
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ブックレビュー 【金閣寺】

三島由紀夫(1925~1970) 『金閣寺』 1956年発表の本作は、言わずと知れた近代文学…

バラクーダ
9か月前
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ブックレビュー 【まほり】

高田大介(1968〜) 『まほり』 人には歴史があるが、国にも歴史がある。 人間というのは…

バラクーダ
9か月前
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私の視野を広げてくれた本 5選

本は色々な場所へ連れていってくれる。 様々な視点や、考え方、そして知識を与えてくれる。 与えてはくれるが、同時にそれは私が掴み取りに行ったものとも言える。 読書とは能動的なものである。 こちらから求めなければ、当然何もくれない。 そしてその主張やメッセージを読み解くのには時間も手間もかかる。 情報を得るという観点においては、はっきり言って効率が悪い。 だが、この効率の悪さこそが読書の良いところだと思う。 インターネットは偉大だ。 今では動画サービスを始め様々なコンテンツで