沈黙は金なのか、雄弁は銀なのか(エッセイ)
「沈黙は金なり」という書き出しで中学生の頃、作文を書いた記憶がある。
原本はないので書いた本人も記憶を辿るしかないのだが、生意気にも「トーマス・カーライルの『衣装哲学』の言葉だ」などと出典まで記した気がする。
そんな出典先の『衣装哲学』という本を読んだことはなかったし、今に至っても読んでいない。
そのくせ偉そうに出典先を書いていることが実に生意気だ。
当時の自分は(今もだが)色々と捻くれていた。
まぁ、たいがいの人間は捻くれている年頃ってのがあるものだけど。
たしかその作文