潮見

日記

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知床へ流氷を見に行こう②

2/24 旅程2日目。 網走  「ア・パ・シリ(我らが・見つけた・土地)」 または網走港頭にあるカムイ・ワタラ(神の岩)を漁民のアイヌが崇拝し、木の幣(イナウ)を捧げたことから、チパ・シリ(幣場のある島)と呼ばれ、それが訛って「アバシリ」になった と語源は諸説ある。 まっさらの新雪が積もっていたので満足するまでひたすら足ででたらめな絵を描く。 知床・斜里方面へ出発。 途中の天都山にある北海道立北方民族博物館へ立ち寄る。 北海道、サハリン、アムール川流域、アラスカ

    • 知床へ流氷を見に行こう①

      2月後半の北海道。 降る雪はほたほたと重たく、冬の底。 それでもふと厚い雲から差し込む日差しや空気の色味からほんのり春の気配が覗くようになった頃、私はなんとなくそわそわするようになる。 「今年も流氷がやってくる…」と。 こうなると生活の諸々が手につかなくなるので、荷物をまとめて知床にゴーしてきました。  2/23 私が住んでいるのは流氷の接岸するオホーツク海とは真反対の太平洋側。 夜の22時に車で出発、休み休みの約8時間で日の出の道東、オホーツク海に到着した。遠いわ〜

      • 肌力をつけたい

        ここ3日ほど10℃を下回るくらい冷え込んで家にいるときは毛布にくるまって固まっていた。急すぎる。寒い。やっと慣れてきた。真冬の雪が積もっている時期よりもこの秋の寒くなり始めが一番しみる。服装を間違えてくしゃみをする。感覚が麻痺しているが関西であればもうしっかり冬の気温だ。 ストーブさえついてしまえば室内は半袖生活なんだよね。それまでをどう凌ぐか考えている。  最近始めたことが3つある。 ①朝晩のパック なんか最近、午後の肌がカサカサするような…?と感じることが多くなった

        • 一緒に出かけたいおやつ

          秋の装いをしたノーレーズンサンドイッチが海を越えてやってきた。 フードエッセイスト・平野紗季子さんの手掛けるこのお菓子を初めて食べたのは今年の2月ごろだった。以前から「生まれた時からアルデンテ」や連載エッセイの平野さんの綴る食べ物への熱い筆致が大好きで、ノーレーズンサンドの存在は知ってはいた。いつか食べてみたいねえとぼんやり思っていたのだが、2023年のお正月に特別なコラボレーションとして日頃から愛してやまない「虎屋」のあんペーストをバタークリームと挟んだサンドが発売される

        知床へ流氷を見に行こう②

          10月1日 17℃

          朝起きて昨日買ったパンを観察してから食べる。 ライ麦パンと、白ワインとフルーツのカンパーニュ。 うすくスライスして、トーストとそのままを食べ比べる。 ライ麦パンは空気をよく含んでいてふわふわ、クラスト(外側の焼き目のついた皮の部分)も柔らかで焼き締まっていない。カンパーニュはムギュ!と目が詰まった食感 ゆっくり噛んでドライフルーツや白ワインのが口の中でじんわり広がるのを楽しむ。今回はライ麦パンの軽さがとても美味しかった。 秋になり肌がさらっとしてきたので革の製品を引っ張り

          10月1日 17℃

          9月30日 18℃

          避妊手術を終えた猫を迎えに行く。 キャリーケースを覗くと目をがん開きにした黒猫がエリザベスカラーをつけてこちらに必死な視線を送ってきた。だいぶ頑張ったらしい。右前肢の内側と下腹に大きなはげができている。 整腸剤と摘出した臓物の写真をもらって帰る。 決められた時間を過ぎてから柔らかいフードに整腸剤のカプセルを割ってよく混ぜて目の前に置く。30秒で食べ終わる。ぐびぐびと喉を鳴らしながら水を飲む。きっと病院ではほとんど何も口にしなかったんだろう。 いつもの感覚で動き回ってはカラーを

          9月30日 18℃

          9月28日 16℃

          今日は一日冷たい雨が降っていた。  北海道に越してきてから一度も傘を差していない。 元々手が塞がるのがいやで多少の雨ではフードをかぶって傘を差さないのに加えて、移動のほとんどが車になり、一年の半分近くは降ってもサラサラの雪だからだ。でも家にただの一本もないのはさすがに不便だね・・買おうね。 「北斎になりすました女 葛飾応為伝」を読んでいる。 初めて葛飾北斎の娘・応為の存在を知ったのは杉浦日向子の漫画「百日紅」だったと思う。こちらでは本名とされる「栄」として描かれていた。結い

          9月28日 16℃

          9月27日 18℃

          今日はこの「春よ恋」という銘柄の強力粉を使ってカンパーニュを焼いた。 ここで発酵させすぎて表面に気泡を増やしてしまうとクープを入れた時にプシュ…としぼみ焼き上がりのボリュームが減るような気がする 気温がこの二週間で10℃近く変わっているのでなかなか発酵具合が安定しない。 そもそも技術云々の前に発酵させている間にふと思いついて他の作業をしたりふらっと散歩に出たりして生地を見るのをど忘れしているのが敗因のような気がするが・・・ 今回は手元に置いて逐一チェックしていたのでわりと

          9月27日 18℃

          9月26日 17℃

          黒猫がこの前ひと口だけお裾分けした牛乳に味を占めたらしく、人間が飲もうとカップに注いだとたんに走り込んできて直飲みしようと顔を突っ込んでくる。 ニセコにある Boulangerie JIN のパンを頂いた。 ナッツやドライフルーツがこれでもかと練り込まれていて、噛むと果実のじゅわっとした食感が美味しい。 春頃に店舗にお邪魔し、カンパーニュやバゲットなどのハードパンをたくさん買って、一週間ほどかけて食べた。要素を削いだとてもシンプルな作りのパンで、香ばしい小麦の風味がそのまま

          9月26日 17℃

          9月25日 20℃

          ここ一週間で朝晩はぐっと冷え込み、半袖でいるとぶるっと身震いしてしまうようになった。長袖のシャツを羽織り、裸足でいるのは昼間陽が差し込み部屋が温まる時間だけ。 今年は北海道とは思えない暑さだった。 高気密・高断熱仕様の部屋の室温が30度を超えるのが当たり前になったが、まず北国にはクーラーというものがほぼ存在しない。学校や図書館、病院では大きな扇風機が首をぐんぐん回してはぬるい風をかき混ぜていた。長くこの地に住むおじいさんやおばあさんは今までこんな事なかったよぉとこぼし、扇風

          9月25日 20℃