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アンソーシャル ディスタンス

おはようございます。お天気はいいものの、思いのほか朝は冷えて、朝日にあたろうと珍しく早起きしました。

さて、昨日は金原ひとみさんの「アンソーシャル ディスタンス」を読み終えました。

現在では文庫本が発売されているようですが、私は2021年5月26日に新潮社から発売された288ページの単行本を読みました。

Amazon等で紹介されているあらすじは、

コロナみたいな天下無双の人間になりたい――読めば返り血を浴びる作品集。パンデミックに閉塞する世の中で、生への希望だったバンドのライブ中止を知ったとき、二人は心中することを決めた。世界を拒絶した若い男女の旅を描く表題作を初め、臨界状態の魂が高アルコール飲料で暴発する「ストロングゼロ」など、あらゆる場所でいま追い詰められている人々の叫びが響き渡る。いずれも沸点越えの作品集。

実はこの本もまた「鈴木保奈美のあの本読みました?」という番組で、平野啓一郎さんが紹介されていて、読み始めました。

私も多くの方が利用されている、Web上に仮想本棚を作成、ブックレビューを楽しむ「ブクログ」というWebサイトを活用していますが、私の本棚に、金原ひとみさんの本が1冊もありませんでした。著者は芥川賞作家ですし、多くのサイト等でもお名前を拝見する機会も多いのに、本作が初読みとは我ながらびっくりです。

平野さんが紹介されていたように、著者が1時期フランスで過ごされていたこともあってか、短編5作の題名は全てカタカナ。意味もわからず、まずそこから調べて作品を読むことから始まりました。

読み終えてみて、とても読みやすい文章を書かれる作家さんだなというのが第一印象。さらに文章から受ける感覚はお若くて、瑞々しさを溢れんばかりに感じられたことが印象的です。

たまたま「7つの習慣」書籍実践サークルに参加していることもあってか、表題作の男女の生き方、考え方、さらに彼らを取り巻く、主に男性の母親の本質に考えさせられることが多かったです。

きっと今後も活躍されるであろう著者の作品を今後は注視していこうと思います。

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