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リセット~まい008

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
訳:川の流れは絶えることはなく、
それでいてそこを流れる水は、同じもとの水ではない。

方丈記

方丈記の冒頭では、川のほとりに立ち、
川面の泡に出会いや別れをたとえて眺めます。

今日のわたしは、
人生という川を下っていくことにします。

東雲《しののめ》

今朝はおそらく、
年明けて初めての東雲色の空でした。
何かの良い報せです。

ともだち

昨夕は、
四十年ほど前に、転勤でお別れしたご夫婦から連絡がありました。
週末にお会いする約束をしました。
家族ぐるみの友人たちです。

かと思えば、お昼前に、
やはり仕事上で知り合った友人から、
「必要があれば、こちらから連絡します。
友人関係はそのままで」
との連絡がありました。

ゆく川の流れに

人生という川の瀬を越え、
よどみを過ぎながら下ると、
たくさんの人たちと、
たくさんの出来事を経験します。

中でも、出会いと別れからわたしは
大きな影響を受けています。

出会いは突然

では、別れはどうでしょうか。

意識してお別れすることもあるでしょう。
知らぬ間に離れて、
いつの間にかお別れすることもあるでしょう。

昨日の出来事は、
この両方にまつわることでした。

再会

昨日は、お別れした人たちとの再会がありました。
人生の半分以上の時を経ての再会です。

ことさらに別れを告げても、その方とまた、
いつかどこかで、再び出会うこともあるわけです。

冬眠

心は、自分の心も含めて、
何をどのように捉えているのか、
日常を過ごしている時には
知ることが難しいものです。

ましてや相手の方と離れてしまい、
言葉を交わさなくなってしまうと、
もっと、もっと、
心のうちを知ることはできません。

その方のこと、
その方との出来事のいくつかは
思い出として残ります。

別れた時から、
まるで心の中で冬眠するようです。

いくつかの冬を過ごして
目覚めた春に再び
出会うかも知れないのです。

良い思い出は冷凍保存

別れたからと言っても
生きている限り
再会するかも知れないことを思い、
別れた後もその方との出会いを
おろそかになさらないようにしてくださいね。

より豊かな、あなたの人生のために。



遠い空から
あなたへ




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