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シーシュポスの神話

シーシュポスは、神々の怒りを買い、ある刑罰を受ける。 その刑罰とは、休みなく岩を転がして、山の頂にまで運びあげるというものだった。 しかしひとたび山頂まで達すると、岩はそれ自体の重さでいつも転がり落ちてしまう。

シーシュポスの神話

シーシュポスが受ける罰は、
仏教で言う「無間地獄」
絶え間なく、休みなく、
苦しみが続く。
それと似ている。

シーシュポスの罰は、
岩が麓に落ちていく間は
休むことが出来る。
ただ、終わることはない。

人生上では同じ課題に、
繰り返し出会う。

毎回、姿こそ違うけれど、
実は同じ課題に。

そう気づいてしまうと、
ただ取り組んでいた時より
もっと苦しくなる。

またか…  と。

これは、シーシュポスの罰のこと。

しかし、シーシュポスは
山上に岩を上げるのでなく、
山上から岩を落としに行く。

神々は、失敗を笑うだろう。

だが、シーシュポスは、
麓までの道を、
今度もうまく落とせた、と
満足して下るのだ。

失敗は、
岩に押しつぶされた時。

そんな時も、ある。

それでも復活し、
岩を落とすために
登ってゆく。

きみもだよ。
きみもシーシュポス。

気づいてください、
ため息つかずに。

それは、きみの幸せのため、
課題を捨てに登ってるんだって。

きみはシーシュポス。

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