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こんにちは!
福島県のキャリアコンサルタント、板橋理です。

今回のテーマは、「一度は行きたいあの場所」。
あなたが行ってみたい場所は、どこですか?


インドに行きたい

私が行きたい場所、それは「インドのカピラヴァストゥ」です。
そこで、「雲」を見たいと思っています。

「ブッダ」という人物

私がインドに行きたいと思ったきっかけは、「ブッダ」です。
 「ブッダ」は「目覚めた人」という意味を持ち、仏教を開祖したと言われる お釈迦さまのことを指します。
お釈迦さまは「ゴータマ・シッタルダ」という名前をお持ちですが、出家して悟りをひらき、その後「ブッダ(=目覚めた人という意味)」と呼ばれています。

ちなみに、、、
私は以前から「仏教」に少しだけ興味がありました。
もう10年以上前ですが、仕事上で稲盛和夫さんの盛和塾の福島支部の運営に関わっていました。その盛和塾は、稲盛和夫さんの経営哲学を学ぶ場所で、「心をベースにした経営哲学」という考え方の中で、仏教の考え方を基本原理としたお話を聞いていたからです、、、

その後、仏教に興味を持ち、何冊か本を読んでいましたが、
最近「ブッダ」が主人公の手塚治虫先生「漫画ブッダ」を読み、「仏教」だけでなく「ブッダ」という人物が好きになりました。

「漫画ブッダ」は史実を元にしたフィクション。(手塚先生は、「要するにファンタジーなんです。作品として読んでいただきたい」と言っています)
物語の中では、実際にブッダの生誕から出家、悟りをひらき、そして亡くなるまで人々に教えを説いた様子を、実際に訪れた場所を踏まえながら物語が展開されています。

フィクションだけれども、人間の考えや悩み、そして仏教のことなど、生き生きと描かれた「漫画ブッダ」は、とても興味深いものです。

その物語の中で登場するのが、「カピラヴァストゥ」です。 

カピラヴァストゥでの教え

「カピラヴァストゥ」
現在のインドとネパールの国境に近いティラウラコットというところにあるようで、ブッタが出家するまで住んでいたカピラ城のことです。

それは「漫画ブッダ」の中で、私が震えるほど大好きな場面で登場します。
 
もともと、ブッダはシャカ族の王家で、カピラヴァストゥで育ちました。
しかし、29歳で家族も身分も捨てて出家します。そして35歳で悟りをひらき、その後 ブッダが祖国 カピラヴァストゥへ帰ってくる場面があります。

シャカ族は、かつての気高く誇り高い王族でした。
しかし、ブッダが帰ってきた時には、コーサラ国に征服され、強制労働させられている状態でした。シャカ族は、コーサラ国に不誠実な対応をしたことから、恨みをかわれていたからです。その恨みをはらすためにコーサラ国は、シャカ族を支配していたのです。

迫害され、人口も減り、その生き残りにブッダが説法をする場面です。
しかし、ブッダは
「なにを話せば」
「どう声をかければ」
と迷います。

厳しい修行を乗り越え、 悟りをひらき、人々に教えを説いてきたブッダ。
理路整然と、シャカ族を鼓舞するようなお話をすると思いきや迷っている。。
そんな様子に、ブッダの人間味が感じられ、手塚治虫先生の描写に引き込まれます。

しかし、ふと見上げた、目線の先に「雲」が。 
それを指さしして、ブッダは話し始ました。

詳細は割愛しますが、、、
ブッダが話した内容は、「無常」と「因果応報」

「無常」=雲も気温や風の影響を受け、刻一刻と変化している。常に同じ形ではない。私たちの人生も、様々な環境や状況に影響をうけて変化する。幸福だったり、不幸になったり。今は苦しいかもしれないが、まずはそれを受け入れることが大切だ。

「因果応報」=原因があって結果がある。迫害を受けているシャカ族は、今までの振り返って、これからは正しい行いをすることが大事だ。迫害をしているコーサラ国は、いま行っていることが今後どんな結果を生み出すのかを考えるべきだ。

ブッダの心境、そしてシャカ族とコーサラ国に向けたメッセージ。
手塚治虫先生の表現に、震えるほど感動しました。

インドに行き、雲を見たい

こんな場面が実際の場面であったのかは不明ですが、
私はそのカピラヴァストゥを訪れてみたいと思います。

きっと私が見る雲は、ブッダが見た雲とは違う形だけれども、
「漫画ブッダ」の場面を思い出しながら、雲をみたいと思いました。 

おわりに

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

ブッダに関しては実在の人物でありますが、
私の場合は「漫画ブッダ」に影響を受けました(笑)
そして、インドを訪れたいと思いました。
要するに聖地巡礼ですね。

それではまた来週、お会いしましょう。
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一度は行きたいあの場所

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