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身体のメンテナンス~トウシューズ再チャレンジへの道⑧

トウシューズ再チャレンジしてから
右膝の裏が痛くなってきた! 

と前回のnoteに書いた。


どうしよう。
気持ちが揺れる。
この痛みはトウシューズレッスンから来ているの?
やっぱりやらなきゃ良かったのかな。
無謀だった?
いやいや、再開したばかりで断念するのは残念すぎる…。


あらためて思う。
私っていくつだっけ。
はいはい、64歳ですよ~!
64!! 気分は若いままなんだけどなあ。
この歳でバレエ、しかもトウシューズやってるって。
(周りでは私以上にガンガンやっている人も多いんだけど)
一般的に考えれば

「うわあ、スゴイね!😲」

ってことになるだろう。
それだけ難易度高めってこと。

そんなスーパー難易度高いバレエを続けていくためには、
常に身体をメンテナンスしていかなきゃならない。
絶対に。
今までは良くてもこれからは無理だ。
この痛みはそんなことを教えてくれているのかもしれない。

メンテ必須だよ! 当然でしょ!?

ってね。
もっともっと自分のご機嫌を取ろう。
そう、私は絶対にバレエから離れたくない。


バレエは私の生きがいなんだから。


以前通っていた鍼灸院に電話をする。
ここの先生Eさんは、バレエのことも良くわかってくださる女性の先生。
5年ぶりくらいかな。
5年もの間、行く必要がなかったのがむしろ奇跡かも。

「こんにちは。以前通っていたswanです。実は膝が痛くなりまして」
「はい。今週予約がいっぱいで…。あっ、今日の4時からなら空いてます」
「行けます。行きます!」


おおおおお、ラッキー!🍀
今日すぐに治療してもらえるなんて!
バレエの神様は私に味方してくださっているのかしら。
ルンルン!


鍼灸院は以前と場所が変わっていて
ナビを頼りになんとか到着。
(細い道で冷や汗かいた)
5年ぶりのEさん。
以前と変わらず優しい笑顔で迎えてくださる。
私に会うなり
「アラ、若返りましたね~」
ですって。
なんて良い人なんだ。
チベット体操の話などでひとしきり盛り上がった後、
診てもらう。

「鍼は大丈夫ですか? 苦手でしたっけ?」
「いえいえ、ドンドン何でもやってください」

もう、まな板の上の鯉。何でも来い来い、良くなるならば。
鍼灸だけでなく、マッサージやらなんやらかんやらで
身体を緩めてくれるEさん。
ああ、気持ちいいわあ。
じんわり温かく眠くなってくる。
身体も心も緩んでフワフワトロトロスフレケーキみたいに
なる私である。

1時間以上かけてゆっくり施術してもらい、終了。
Eさんに
「どうですか?」
と言われ、立ち上がって膝の調子を確かめてみる、けれど…。
うーん、
正直、劇的に痛みが消えたわけではない。
でも気持ち良かったし、
しばらく通い続けてみよう。
次の予約をして、帰途についた。


翌日はレッスン日。
コケコッコー、朝が来て。
膝の調子はどうだろう?
そうだなあ。違和感や痛みは…あるっちゃある。
軽くなっているような気も…でも、ウーン、微妙。
一応テーピングをして臨む。
やっぱり安心感があるのよね、テーピングって。
でもレッスンの度に使っていると減りが早くって。
また買ってこなきゃ。

バーレッスンからスタート。
お? 何か身体軽い?
センターレッスン。
お? バランスもいいかも。
これは明らかに昨日治療してもらった効果に違いない。
嬉しくなってくる。
トウシューズレッスン。
お? いいかもいいかも!?
痛みが軽いので感覚に意識がいきやすい。
足裏でソールを掴む感覚も、
以前よりわかってきたような。
ルルべからトウに立つ苦行(!)も、前よりはラクになってきた!
そう言えば、ふくらはぎの筋肉もついてきた(ような気がする)。

どれも「ような気がする」で、こころもとないのだが。
バレリーナのふくらはぎ、
あのポコッと上の方についている
発達した腓腹筋。
あれが私の憧れなの。
早く、自分だけでなく他人からも

「素敵な腓腹筋ね」


と思われたいなあ!


そんな感じで、だましだましではあるが
トウシューズレッスンを続けられている。
ありがたい。

夏の発表会に向け、これからますますレッスン量が増える。
質も濃くなっていくはず。まあ要するに厳しくなっていく。
メンテナンスを怠らず頑張っていかなくちゃ。


ああ、バレエの中に浸っている自分が一番好き。
バレエと私はひとつになっているの。
好きなことを出来るのって幸せだな。
ありがとう!って
みんなに叫びたい気分よ。
叫ばないけど。







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