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早くもピンチ~トウシューズ再チャレンジへの道⑦


2024年、年明けからトウシューズ再チャレンジをし、
3ヵ月半が経った。

再チャレンジ初日の様子は、
前回の記事「なんてったってふくらはぎ!」に書いたとおり。
ふくらはぎだけでなく、足裏も足指も使えていない。
そのことが露呈してしまった。
わかってはいたけれど、あまりの酷さに唖然とするばかりである。
眠っている。ボケボケなのである。
ああ、もどかしい。情けない。
目覚めさせなきゃ、私の足、脚。

プリエを使わずルルべからトウに立つ。
バーがあるから、キツイながらもやれるわけだが。
無かったら全くできる気がしない。
本当にプロのダンサーはすごいなあ!


例えばカナダ出身のバレリーナ、イブリン・ハート。
「1956年生まれ」とあるので、少し前の世代の名ダンサー。
彼女のポワントワークは驚くほど柔らかく、足音がしないことで
定評があった。

ジゼル第2幕の動画がこれ、アルブレヒトはルジマートフ。



多くのジゼルを見てきたが、私のなかでのナンバーワンは彼女のジゼル。
ラッキーなことに生で見ることができた。
たぶん40年くらい前、場所は東京、会場はよく覚えていない。
アルブレヒトはラトマンスキーだったような気がするのだが…。
合っているかな?

ハートのジゼルは、可憐でひたむきで純粋で。
本当に病弱な感じで折れそうに細くて、でも芯は強くて…。
愛する人の裏切りを知って、きっと彼女の芯はポッキリと折れてしまったのね。
狂乱の場が可哀想可哀想で。
1幕の終わり、幕が降りるのが涙で見えなかった。
あんなに胸に迫ったジゼルにはいまだ出会えていない。

ハートのトウシューズってバレエシューズじゃない?
って疑うくらいに柔らかく見える。
本当に音も全然しないのよ。
画質が悪いせいもあるのかもしれないけど、彼女の足って、ちょっと変形している……? ように見えるのだけど。 
あまり甲も出ていない。でもでも、とにかく繊細。
足先の繊細さが、まるでジゼルの繊細さを表しているよう。
見るものを物語にグッと惹きつけてしまうのだ。

あんなバレリーナに憧れる。
1ミリでも近づきたいと思う。

しかし!
実は私、1ヶ月ほど前からピンチである。

大ピーーンチ!

 

私は27年前に左膝半月板損傷して以来、
左膝をかばってバレエを続けてきている。
その頑張ってきた頼りの

右膝の裏が痛くなってきた(涙)。



いつだったか、レッスンの後違和感を感じ…。
それ以来マッサージをしても
湿布を貼っても痛い。
ミシミシギシギシ。
油挿したい感じ。

これはポワント始めたことが原因なのか
発表会の練習で疲れが溜まってきているのか
よくわからないのだが、
なんとかしなければ。

ヤバいヤバイと思いながらも
テーピングと気合の2本柱でなんとかやっている。
何とか出来てしまうから却って良くないのかも。

これ以上悪化しないようになんとかしなければ(2回目)。
以前通っていた治療院に行ってみよう、
と決意したところである。

          





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