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「リアル×テック」で巨大産業に挑む。建設部材の最適な調達を実現。

建設部材の調達プラットフォーム「BALLAS」の開発・運営及び建設部材の設計開発・製造販売を行うBALLAS(バラス)は、「建設業を最適化し、人々を幸せに。」をミッションに2022年2月に設立されたスタートアップ企業です。人材不足や2024年問題に揺れ動く建設業界の中で、建設部材の調達プラットフォームとして存在感を増しています。設立から2年、事業拡大を支えるポジションの採用を強化するにあたり、代表取締役木村とビジネス本部で中核を担う2名にお話を伺いました。

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歴史ある業界の課題と真摯に向き合う組織でありたい

代表取締役/木村 将之

──はじめに会社設立の背景と事業内容について教えてください。

父が建築士だった影響もあり、子どもの頃から建設業界に馴染みがありました。大学卒業後は建設業へ根幹から貢献したいと思い、商社で金属資源分野の輸出入や事業投資などを行いました。

商社での仕事を通して見えてきたのは、建設業界には未だ多くのアナログな慣習が残っていることです。同じ規格のものを大量に生産することが多い製造業とは異なり、建設業界では「一品一様」に図面や部材を生産することが多くあります。その影響もあり、製図業務は元より、仕様や要件などの確認が口頭で行われていたり、度重なる変更で情報格差が生まれたりする現場を目の当たりにしました。

一方、建設業に関わる方々の高い技術力によって、安心・安全で豊かに暮らせる社会基盤がつくられていることも同時に認識いたしました。この技術力のような創造性を磨きながら、生産性を改善すること。これを実現すべく立ち上げたのがBALLASです。建設部材の調達プラットフォーム「BALLAS」に、ユーザーである建設業者様が参考図面をアップロードすると、BALLASが部材製作のための詳細図面を作成いたします。その詳細図面を基に提携しているパートナー工場様と部材を製作、そして建設業者様に納品する流れで、製図から部材の供給までをワンストップで実現しています。

──これまでに業界に与えたインパクトについて教えてください。

従来の調達業務は製作手配までに平均で1カ月以上の時間がかかっていましたが、BALLASを活用することで1週間程度に短縮ができるため、特に短納期の要望をお持ちのお客様に高い評価を頂いています。

これまで金属部材を中心に2,000件以上の建設部材を供給してきました。事業エリアも広がり、全国から持続的に最適な調達体制を整えたいとご依頼が舞い込んでいる状態です。さらに、繰り返しご利用いただくことにより、調達に関わるデータを利活用できる形でBALLASのサービス自体も進化し続けています。

建設業界特有の構造による情報のブラックボックス化や、慢性的な労働力不足、原材料の高騰によって建設部材の調達難度も上がっています。テクノロジーを掛け合わせた部材調達は今後の建設業界を支える必須のサービスであると改めて認識しています。

──今後の中長期の事業戦略をどのように描いていらっしゃいますか。

まず、建設業は世界で一番歴史があり、市場規模が1,300兆円ほどの巨大産業です。世界全体では今後も人口比で成長していく産業でもあります。また、日本国内でもメンテナンスやリフォーム・リノベーションにおける需要は年々伸びており、環境変化が著しく起きています。

その前提で、BALLASでは拠点拡大に加え、強みである金属部材の他に木材やプラスチック、ガラス等の他部材への幅出しなどお客様の成功を実現しやすくするサービス拡充を図って参ります。そのためにも、ユーザー体験の向上を牽引するプロダクト強化と事業拡大を担う組織構築に注力していきます。

ミッションへの共感を大切にし、フラットな関係性を構築

──企業文化や企業価値として大切にされていることはなんでしょうか。

「建設業界を最適化し、人々を幸せに。」という使命に向かって組織で付加価値を最大化することを大切にしています。

スタートアップ企業というと、とにかくもがいているアグレッシブな職場環境をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、当社では基本に忠実に、ゴールから逆算して優先順位を付けて、役割分担していく基本動作が根付いています。

また、「すぐやる、必ずやる、最後までやりきる」という行動規範の通り、スピードと仮説検証を重視しているため、社内で情報格差が起きないように1対nで情報共有がされる仕組みを整えています。

──どのような方に応募していただきたいですか。求める人物像について教えてください。

BALLASの使命に強く共感・共鳴してくださる方であることにつきます。建設業の知見やスキルの有無よりも重要視しているのは、「建設業界をはじめとする巨大で歴史ある産業をより良くしたいという使命感」です。

加えて、「基本姿勢・基本動作」とBALLASでは呼んでいるビジネスパーソンとしての素養です。「基本姿勢・基本動作」は個人の成長の土台であり、スキルや知識は後から身につけられると考えています。

社内には異業種から転職してきたメンバーも多いですが、「基本姿勢・基本動作」を身につけているので、キャッチアップも早く活躍しています。

先人たちが創り上げてきた歴史ある業界だからこそ、次の時代を創っていく価値や責任がある。そうした熱い想いを持つ方との出会いを心待ちにしています。


大手商社から転職して得られた、新たな挑戦とやりがいを実感

ビジネス本部 フィールドセールス/尾西 祐樹

──尾西さんは商社で11年働いてからBALLASに転職されたそうですが、転職の理由と入社の決め手について教えてください。

前職はオフィスビルや空調設備関連の商社の営業職でした。案件の獲得から納品までの遂行・管理を担い、仕事に対するやりがいを感じつつ、居心地のいい環境で働くことができていました。

一方で「新しいことに挑戦して自身の成長につなげたい、より社会的意義のあることがしたい」という思いを抱き始めていましたし、労働組合の役員になったことがきっかけで、経営層と会社経営や人事について話す機会が増え、経営への興味も感じていました。こうした経験から経営との距離が近いスタートアップを第一候補として転職活動を始めました。

BALLASへの入社は、建設業界のアナログな領域の最適化を目指す姿勢に共感したことと、当時設立1年目のスタートアップということもあって経営や事業の根幹から関われるのではないかと期待があり入社を決めました。

──尾西さんが担当しているフィールドセールスの業務内容について教えてください。

既存のお客様の調達業務効率化の実現を目指すことと、同時にBALLASの事業を顧客ニーズの把握・分析からいかに推進していくかがテーマとなるポジションです。入社から約5カ月で30社ほどの企業様を担当してきました。

アカウントプラン作成や案件管理など、さまざまな視点でお客様の成功実現に取り組んでいますが、オンラインを活用しつつも、オフラインでのコミュニケーションによる信頼構築も心掛けています。実際、BALLASのシステムを利用したことで調達業務の効率が上がり売り上げの向上につなげられると、対面した際のお客様の表情も明るくなるので、私も高いモチベーションで業務に取り組めています。

業界も社内もスピード感をもった“最適化”

──大手商社からスタートアップの転職で、何か苦労されたことはありますか。

入社前後で会社に抱くイメージのギャップは特にありませんが、現在では新しいメンバーのオンボーディング(入社後研修)を担当したり、技術職ともチームを組んでプロジェクトを推進したりするため、前職以上にインプットとアウトプットのスピード、質と量が求められます。

例えば、プロジェクトを進める中で、業務フローの改善点や新しく整備すべきナレッジに気づくことがあります。そうなると、どのように仮説検証や事業戦略をブラッシュアップしていくかも含め、何から取り掛かったらいいか優先順位を決めていくことから始めなければなりません。それを大変と捉えればそうですが、私はルール作りから関われる状況や立場を楽しめていますし、スタートアップ企業の醍醐味であると考えています。

──BALLASで働く魅力はどのようなところに感じていますか。

新しいアイデアや機能が採用、実装されるスピードも迅速です。私自身、業務効率化に向けた提案をしたところ、上司がすぐに採用してくれた経験があります。入社間もない社員の意見に真摯に向き合う姿勢、スピード感ある判断力と行動力には驚かされました。

また、スタートアップと言っても、メンバー間をライバル視するような緊張感ある社風ではなく、わからないことをなんでも聞ける雰囲気があるのもBALLASの特徴です。

建設業界を最適化する仕組みに自分も深く関わっている、貢献していることを実感する毎日ですが、まだ道半ばで、簡単なものではないとも受け止めています。だからこそ、BALLASが担う役割は今後ますます大きくなっていくと思います。


業界のボトルネック解消に向け社内外のネットワークを構築

ビジネス本部 パートナーサクセス/猿渡 将吾

──猿渡さんは、大手メーカーからBALLASへの転職ですが、前職までの経歴や転職の経緯を教えてください。

もともとモノづくりに興味があって、大学で建築学を学び、卒業後は、大手窓サッシメーカーで設計に携わっていました。自分の携わったモノが半永久的に残る仕事にやりがいを感じてはいましたが、テクノロジーと建設を融合させた新しく広い視点からモノづくりに挑戦したいと思うようになっていきました。

「自身のキャリア」と「会社としての事業展望」の二軸で転職先を探す中で、興味を持ったのがBALLASです。前職で培った設計から建具の納品に至るまでの知見やスキルを生かせる場であったことと、部材調達へDX視点で工数削減に切り込むビジネスモデルに大きな価値を感じ、入社を決めました。

──猿渡さんが担当しているパートナーサクセスの業務内容について教えてください。

パートナーである製作工場様の支援・折衝、具体的には案件の積算や製作図面の読解、それらのダブルチェック、施工現場の立ち会いを行います。また積算ルールの作成や見直し、パートナー情報のデータベース化など業務は多岐にわたります。

前職では規格品を取り扱っており納品後にどのように設置されるのかまで予想できましたが、BALLASのモノづくりは一品一様。案件ごとに試行錯誤の余地があり、施工現場に立ち会って、自ら考えて工夫を凝らした部材が空間に収まる様子を目の当たりにできるのは、これまでに得られなかった感慨深い経験です。

BALLASのシステムを利用していただくことで部材調達における工数が減り、生産性アップにつながったという声を多くいただきます。しかし、単なる効率化を図るだけではなく、パートナー工場様の本質的な事業の成功を重視しています。

チームメンバーの成長を支え、会社と共に成長を続ける

──パートナーサクセスチームでメンターというポジションも担当されているそうですが、具体的にどのような役割を担っているのでしょうか。

5~6名のチームメンバーの相談役という位置付けです。組織としての経営戦略・事業戦略を理解してメンバーに伝える役割と、現場から見えてくる課題や改善策の意見を吸い上げてチームとしてプロジェクト化していく橋渡し的な役割を担っています。

ただ、パートナーサクセスのチームメンバーは積極的に手をあげてアイデアを提案したり、行動を起こせたりする人が多く、私自身、チームリーダー的なポジションとはいえ、各メンバーからいい刺激をもらいながら共に業務を遂行している感覚です。

──BALLASに転職したことで得られたスキルや経験について教えてください。

BALLASの社名にもつながりますが、業界では「図面バラシ」という工程があります。これは、お客様である建設業者様から届く施工図面を正しく理解し、工場や取り付け業者にわかるように一つ一つの部材の製作図面を書き起こすことをいいます。専門的な知識が問われ、要件や工数、スケジュールなど認識の齟齬が生じやすいため調達分野のボトルネックになっている工程でもあります。

この図面バラシをテクノロジーで最適化していく独自性がBALLASの強みです。これ自体が他では得られないスキルや経験になっています。

また、パートナーサクセス業務は建築的な知見が求められることが多いため、メンバーのスキルと知識の標準化をはかるために、図面の読解を手引きした講義ベースのビデオ動画を作成するなど、新しい経験もできています。

──最後に改めてBALLASで働く魅力を教えてください。

建設業やその周辺領域に携わる方々がご自身の専門業務に集中できる環境を提供し、生産性を向上させることがBALLASの「建設業を最適化し、人々を幸せに。」というミッションにつながっています。

建設業、製造業の中でも一定の分野に絞って事業を展開する商社や工場はたくさんありますが、BALLASのような特注部材の調達に特化した企業は決して多くはありません。商社でもなく、自社工場を持っている企業とも一線を画し、BALLASは優れた工場ネットワークを有しています。BALLASに部材調達を頼めばなんとかしてくれる。そう思ってもらえるような関係構築が、今急速に進んでいます。

建設業界に携わってきた方はもちろん、建設業界未経験でも社会へのインパクトが大きい事業に挑戦したいと思う方にとって、BALLASはとてもやりがいのある環境だと思います。

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出典:ビズリーチ 公募ページ「株式会社BALLAS」(2023年12月14日公開)より転載


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