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ビジネスをリードするプロダクト開発を。コミュニケーションと情報の最適化で「良いモノづくり」を実現する。(エンジニア・片岡)

「テクノロジー × リアルビジネス」で建設業を最適化するBALLASのプロダクト本部メンバーのインタビュー記事です。

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テクノロジーを通じて社会へ貢献することを大切にしていると語るエンジニアの片岡さん。プロダクト開発における役割や、BALLASならではの課題や他チームとの連携について聞いてみました。


━━ 片岡さんの現在の役割を教えてください。

エンジニアとして、プロダクト立ち上げに関わる設計、開発、保守運用に携わっています。
現在、サプライチェーンの最適化を推進するための新しい基幹システムの設計フェーズで、プロダクトチームのメンバーと要件定義・機能設計を行っています。

基幹システムリリース後はユーザーフィードバックの収集と分析を行い、継続的な改善を図りつつ、構築したデータ基盤をもとにしたSaaSやプラットフォームへの展開プロジェクトにも関わっていく予定です。

━━ 具体的には、プロダクトを通じてどのような課題を解決しようとしているのでしょうか?

建設業界の課題として、人手不足やアナログな作業といったことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実際に、建設工事会社さんや製作工場さんの案件の進め方をお伺いすると、紙や電話などアナログな方法でコミュニケーションされています。また、BALLASが取り組んでいる部材調達領域においては、建設現場によって製作部材の要件が多様なうえに、建設現場で用いられる設計図面と製造現場で必要となる製作図が大きく異なることに驚きました。
そのため、図面を介した意思疎通が難しく、時間がかかったり、発注者である建設工事会社がイメージした部材とは異なるものが製作されることも起きていると聞きます。

一品一様な部材も多いために、仕様や製図において標準化されたルールを作りづらく、コミュニケーションにおける課題が深いんです。

建設業界の話をしましたが、プロダクト開発でも近しい課題があると感じています。
コミュニケーションの齟齬が生じると、要求・要件定義、設計にも影響し、最終的にステークホルダーが求めているものとは異なったものが出来上がってしまう。
意図を正確に整理し、伝えること、汲み取ること、この「最適なコミュニケーション」というプロセスを通してこそ「良いモノづくり」ができるのは、建設もプロダクト開発も同じです。

BALLASのプロダクトが、建設サプライチェーンの部材調達における情報の非対称性を解消し、コミュニケーションコストを改善することで、建設工事会社もパートナー工場も、それぞれの業務リソース、技術や知識を本来の得意領域に集中投下できるようになり、良いモノづくりができると考えています。

━━ プロダクトチームは、コミュニケーションを重視している印象があります。また、プロダクト開発全体をみても、ビジネスサイドからのフィードバックや業務オペレーションとの連携を非常に大切にしていると思います。

開発においては、プロダクトチームのメンバーだけでなく、ビジネスサイドと密接に協力して取り組んでいます。
ドメインエキスパートが多く、建設現場のことや製作工場さんのことなど、リアルな現場を理解しているのはビジネスサイドのメンバーです。ビジネスサイドからの要求やフィードバックを元にして、設計や実装方法について積極的に議論しています。
ユーザーにとって、最も価値のある機能を効率的かつ効果的に実現するために全力です!

Vertical領域のビジネスの難しさに「現場解像度」がありますが、ビジネスサイドとのコミュニケーションを通じ、解像度を高めながらプロダクト開発ができている感覚があります。
開発プロセス全体を通じてフィードバックやアドバイスを得やすく、その意見がプロダクト開発に大きな影響を与えています。
BALLASのこのような文化は、これから取り組むアジャイル開発との相性も良いので、ますます楽しみです!

━━ BALLASのプロダクト開発における課題や気づきはありますか?

そうですね、部門間で利用する基幹システムをどう実装していくのかは難しいポイントですが、良いモノづくりのためのコミュニケーションの肝となる面白さでもあると感じています。

利用するユーザーの立場により求める要件が異なるということは良い例かと思います。例えば、「パートナー工場を探す」という要求に対して、ユーザーが希望する条件によって適切なサジェストが行われるように設計を行いますが、ユーザーが担当する業務ごとに求められるUXは異なる可能性があると思っています。これに限らず、作図等においても建設の工程において求められるUXが異なると思うので、建設のプロセスを考えながらUXを追求することに面白さを感じています。
どんな体験を提供すれば喜んで使い続けてもらえるのか、UXの追求を意識的に進めています

こういった開発の課題にも、ビジネスサイドの経験やフィードバックをもらうことができ、全社でプロダクト開発に向き合い、ビジョン達成に向けて動けるのもBALLASの魅力です。

━━ 「エンジニア」の一般的な業務範囲にとどまらず、業務の要件定義やアーキテクチャ設計・構築などにも関わられていらっしゃいますね。片岡さんのどのような経験が影響していると思いますか?

大学卒業後、多様なキャリアパスと国際的な勤務経験を求めて、ジョブローテーション制度を採用している工業系専門商社に入社しました。ここではプリセールスエンジニアとして、工場のIoT化やAIを利用したソリューションの提案からシステム開発までの一連の業務を3年間担当しました。
この3年間の経験が私のキャリア観を形成する大きな転機だったと振り返っています。
顧客のニーズに応え、実際に役立つシステムを設計・提供する過程で、技術を通じて社会に貢献する喜びを実感しました。

その後、ありがたいことに創業期のスタートアップからのお誘いを頂き、一人目のエンジニアとしてSaaSプロダクトの開発に携わりました。企画から要求定義、実装、インフラ構築、デプロイ、保守運用までを一貫して行い、プロダクト開発に初期から参画できたことが基本的なエンジニアリング力を向上させてくれたと思います。
リリースしたプロダクトがどのように利用され、業務が変化する様子を直接見ることができ、プロダクト開発の魅力と難しさを実感しました。

ビジネス全体を理解した上で、そこにある課題を技術やプロダクトで解決していく面白さを経験したことが、今に繋がっていると思います。

━━ BALLASへの入社の経緯を教えてください。

私自身、建設業に対する直接的なバックボーンはありませんでしたが、前職での経験から、従来の産業に革新をもたらす可能性に魅力を感じていました。建設業界は、市場のダイナミックさと、テクノロジーを活用した業務効率化の余地がまだまだ大きい分野として特に関心がありました。

そんな中で、BALLASに出会い、プロダクトが業界に与えるインパクトと建設業界の持続可能なサプライチェーンの構築を目指すビジョンに惹かれ、入社を決意しました。

面接で感じたメンバーのオープンで協力的な文化と、エンジニアチームの組成に深く関与できる機会も大きな魅力でした。

━━ 今後、プロダクトやチームへどのような影響を与えていきたいですか?

まずは、BALLASが掲げる「建設業を最適化し、人々を幸せに。」を「すぐやる、必ずやる、最後までやりきる」の行動指針に則ってエンジニアとしてフルコミットし、「建設部材の最適な調達を実現する」ことです。
その中で技術開発の前線に立ち、BALLASらしいエンジニア組織のカルチャーと技術基盤の醸成に貢献したいと考えています。

また、同じ志を持って集まったメンバーとは、チーム関係なく一緒に成長できるより良い関係を築きながら、自分にしか出せない価値で事業に貢献していきたいと思います。

━━ これからの時代を作るエンジニアの一人としてどのような人材を目指していますか?

社内のメンバー、事業、業界に関わる人、そして業界全体をテクノロジーを通じてどのように幸せにしていけるか、熱量を持って自分ごととして取り組むことを大切にしています。

技術面だけでなく、ビジネス面でも事業へ影響を与えられる、特に技術とビジネスの橋渡し役として、企業の技術戦略を牽引し、チームを統括する人材になりたいです。


事業や全社の目線からもプロダクト開発を考えていること、また、建設とプロダクト開発における「良いモノづくり」の共通項である「コミュニケーション」を大切にしていることが日々の業務からも伝わってきています。

片岡さん、ありがとうございました。

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