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2024.01/31 FOMC STATEMENT 連邦準備制度理事会 声明文


✅ポイント

◉ FF金利は「5.25-5.50%」金利据え置き  (4会合連続)
◉ 利下げにオープンな姿勢 (直ちに利下げが必要ではない)
◉ 3月利下げには反対

✅市場反応
5月までの利下げ開始は90%超おりこみ
年央以降の利下げ織り込み進む
年末までに5-6回の利下げ想定



FOMC STATEMENT
(日本語訳)


最近の指標は、経済活動が堅実なペースで拡大していることを示唆しています。雇用の増加は昨年初めから鈍化したが依然として堅調で、失業率も低い水準が続いている。インフレは過去 1 年間で緩和したが、依然として高止まりしている。

委員会は長期的には最大雇用と2%のインフレ率の達成を目指している。委員会は、雇用とインフレの目標達成に対するリスクのバランスが改善されつつあると判断している。経済の見通しは不透明であり、委員会は引き続きインフレリスクに細心の注意を払っている。

その目標を支持するため、委員会はフェデラル・ファンド金利の目標レンジを5.25〜5.50%に維持することを決定した。フェデラル・ファンド金利の目標レンジの調整を検討する際、委員会は今後のデータ、今後の見通し、リスクのバランスを慎重に評価する。委員会は、インフレ率が2%に向けて持続的に推移しているという確信がさらに高まるまでは、目標レンジを引き下げるのは適切ではないと考えている。さらに、委員会は、以前に発表された計画に記載されているように、財務省証券、政府機関債券および政府機関モーゲージ担保証券の保有を引き続き削減する予定である。委員会はインフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組んでいる。

金融政策の適切なスタンスを評価する上で、委員会は今後も入ってくる情報が経済見通しに与える影響を監視していく。委員会の目標達成を妨げるリスクが生じた場合、委員会は金融政策のスタンスを適切に調整する用意がある。委員会の評価では、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、金融および国際情勢に関する読み取りを含む幅広い情報が考慮される。


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