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包丁研ぎやってみた

この間の記事で包丁をの錆をキレイにする「サビ取り消しゴム」を紹介した。

最後のほうに「いつも使っているIKEAの研ぎ器で研磨し直して完成!」と書いていたが、それよりも普通の砥石で研いだ方がよっぽど切れ味が良くなることが判明した。面目ない。

事の起こりは、ネットで「料理の鉄人」を見ていたときのこと。鉄人ムッシュ坂井の包丁が切れること切れること。野菜がサクサク切れていく。
見ているときは、きっと鉄人はプロ仕様のいい包丁を使っているんだろうなぁ、などと思っていた。
しかし、後から気になって考えてみると、
包丁の刃の素材など、鋼かSUSしかあるまい、日本刀で人を切るわけではないし、それほどの差が出るのだろうか、と思い至った。
しかも、私が使っているのはそこそこの値段がする包丁、自分の研ぎ方が悪いのではと疑ったのである。

実は前々から、気になっていたこともある。IKEAの研ぎ器では、包丁の片刃方向しか研ぎ目がつかないのだ。逆向きに使うことも考えたが、使用説明にはそういった記載もないので、そのまま使っていた。

ということで今回は砥石を使用して、包丁を研いでみた。
買おうと思っていたら、実家に余っていたので今回はそちらを拝借。

事前にこの動画で予習をさせて頂いたが、非常にわかり易く勉強になった。


さて、簡単に作業レポートを、包丁は堺一文字を研ぐ。
まずは砥石を水に5分ほどつける。砥石から気泡が出てきて、水を吸っていくのがわかる。

このまま使おうと思ったところで問題発生。
荒目の側の形状が・・・

ふきんが汚くて恥ずかしい、、、

お前さん、だいぶ使い込まれていたんだね・・・
修正研磨も考えたが、同じような砥石がもう1個必要になるため、今回はものは試しにそのまま使ってみることにした。
ちなみに、今回の砥石は①荒目②仕上げ目がセットになっているもの。家庭用でそんなに刃が傷つかない状況であれば、①中目②仕上げ目がセットになっているものがいいんだとか(↓こんなのとか)。

ということで、動画のとおりにシュコシュコやってみる。
実は、子供の頃に父親を手伝って見よう見まねで包丁を研いでいたこともあり、所作はできている。
動画によって当時は目で盗めなかった、勘どころ・ポイントも心得ることができて、すんなりと仕上げまで完了。作業時間はものの10分ほどだった。
(研ぎ汁で手が汚くなったので画像なし)

気になる切れ味は・・・
「すげえーーーー!」
これは鉄人の包丁にも勝るとも劣らないかもしれないぞ、、、
とはさすがに言いすぎか。
サビ取り消しゴムで軽く掃除もして完成。
砥石の削れ問題はなんとかなったみたいだが、
普通の削れていない砥石を使ったらさらに良くなるかもしれないぞ。
堺一文字に続いて研いだIKEAの中華包丁も抜群の切れ味になったし、
すごいぞ砥石!

硬いプラスチックのまな板は包丁の切れ味が落ちやすいとのことで、
ヒノキのまな板にもしたし(これも実家で余っていたから拝借)、
これからさらに料理が捗りそうである。

10分間の包丁研ぎが面倒でない私にとっては、IKEAの包丁研ぎ器はこれから出番はないだろう。
しかし、名誉のために言っておくと、IKEAで砥いだら、決して切れないわけではないのであって、70点くらいの合格点の切れ味にはなるのだ。
自分で砥石で研ぐと85点くらい。
職人に研いでもらった100点の切れ味、一度味わってみたいものである。



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