実はすごい数の職を経験をしている

高校での進路指導なんて「ない」に等しかったと思います。って今から44年前の話だから…昔話
でもって、2年ほどルートセールスの営業をやって身体と心がやられて退社。転職ではなくて再就職。それから職を転々としました。
タクシー運転手や道路のライン引きやコンクリートポンプ車の作業員…
でも、どれも転職ではない。仕事を辞めてしまって次を探す。それの繰り返しでした。さて、そんな私があることがきっかけで高校の教員を目指すことになる。深夜のアルバイトを続けながら大学受験。そして合格。教員に採用される。やりたくて、努力して入った仕事だから長続きした。20年以上働いた。でも、すごく無理をした。放課後も日曜祝日も部活動の顧問として働き詰めだったし…。なにより大変な思いも経験させていただいた。
 かっこいい言い方だと「心が風邪をひいた」のです。つまり、ある日、突然、学校に行けなくなった。無理して校門近くに行くと吐いた。
ってことで、これも転職じゃない。それで退職して…次の仕事。そこで、なんとなく話を聞きに行ったタクシー会社で即日採用。
 転職じゃなかった。それで、2年ほど働いて心身ともに元気になったので仕事を変えようと思った。タクシーの運転手が悪いわけではない。どちらかというと向いていたのかもしれない。贔屓にしてくれるお客さんも多かったし、何より会社の人にも気に入られていた。でも「やりたいこと」ではなかった。
 誰かを支援したり、何かを教えたり… そういう仕事をしようと考えていた。もう50歳を過ぎていたし。
 そこで生まれて初めてハローワークに行った。でも、相談に乗ってもらうというより失業給付金目当て(実は生まれて初めての給付)。
 でも、給付金の期限が切れる前に仕事を見つけた。人材派遣会社の公共事業委託業務の仕事だった。そこで、高齢者や若年者や女性支援や障碍者支援事業を担当することになった。必要なのはキャリアコンサルタントの資格。ということで資格をとった。で、そこで勉強したときに「転機」という概念を知った。
 とてもよく働いたと自分では思うが…上司がひどかった。仕事では自分で言うのもなんだけどすごく成果を上げた。そこで、こう思った。
 「転機」を迎えて悩んでいる人の相談に乗っているのに、自分が「転機」つまり「転職」というものをしっかりと経験していないのではないか?
 そこで、着々と準備をした。60歳で初めて自己理解 棚卸 という作業を一から始めた。企業研究も始めた。履歴書の書き方から志望動機…いろいろと講座などで教えている通りにしっかりとやった。
 これでしっかりとした転職ができないと申し訳ない って思いながら。
 その結果。現在、3年の期限付きだけど大学の就職支援センターでアドバイザーをやっている。期限付きだけど問題ない。それも計画のうち。
 なにより毎日、数名の学生相手に相談や助言や練習をしている。勤務していた高校にも進路指導部というのがあったけど全く別物だった。今は転職して正解だった。
 転職って 辞めて働き先を探すんじゃなくて  
仕事しながら 着々と準備をして次の仕事に移る
 ってことなんだって実感した。まぁ…年金がしっかりと出るのなら遊んで暮らしたいとも思うけど… たぶん、65歳を過ぎても働かなきゃいけないんだろうし。
 今は今の仕事を楽しみながらも次の仕事に向けての準備を着々としているのです。
(アルバイト 短期雇用 を含めると20種以上の職種を経験しています)

#わたしの転職体験

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