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「やらなさそう」

年度末も近づき、どちらの職場も忙しいかと思います。
こういうときは、できるだけみんなで平等に仕事を分担できるといいのですが、どうしても、忙しい人のことろに仕事が集まりがちです。

先日も、「この急ぎの案件は、余裕がありそうなAさんにお願いしてみようか」と、ある人に内々に相談してみたところ、「うーん、たしかにAさん、時間ありますが…。いろいろ理由をつけてやらなさそう」という意見で、「そうだね、やっぱりBさんに頼もう」となりました。

ここで気になったのが「やらなさそう」という言い方です。「やらなそう」では?意識して聞いていると、TVでも、実生活でも、そこそこの頻度で耳にすることに気づきました。「食べなさそう」「雨降らなさそう」…。

若者ことばなのか、方言なのか…それとも変化してきているのか。
気になって調べてみると、こんな記事が出てきました。

「降らなそうだ」? 「降らなさそうだ」? | ことば(放送用語) - 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所

NHKの見解としては、「やらなそう」「やらなさそう」どちらも正しいと考えるほうが現状にあっているそうです。これは意外でした。動詞の否定(打消し)の場合は、「やらなそう」が正しいと思いこんでいました。
また、全体として、西日本で許容度が高いというのも興味深い結果でした。

みなさんの語感はどうでしょうか?