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【番外編】善法律寺の窓

最高気温の予報が30度を超える京都。
単身赴任先の沖縄から帰省すると、自宅のある京都の方が暑いという季節が始まりました。

せめて目で涼を得たいと出かけたのは、八幡市にある善法律寺です。
普段は境内の散策は可能ですが、お堂の内部は非公開です。春と秋に特別拝観があります。
もみじ寺として知られており、春は青もみじを楽しむことができます。

ボランティアの方の丁寧な解説を聞きながら、ご本尊や仏様たちにご挨拶をして、その後で境内を散策。いくつかの窓が印象的でした。

丸窓に縁取られた青もみじ。

足利義満の母が寄進したもみじの子孫だそうです


もみじ越しに本堂が覗いています

そして、「亀の窓」という窓もありました。

遊び心を感じます

ボランティアの方が、せっかく特別拝観をしているのに、知らない人が多くて寂しい、もっと多くの方に見ていただきたいお寺なのに、とおっしゃっていました。

廃仏毀釈の嵐の中で石清水八幡宮から助け出された仏様たちや、派手さはなくても落ち着いたお庭など、見どころの多いお寺でした。ボランティアの方のお気持ちもわかります。

京都市内の喧騒を離れて、郊外のお寺をゆっくり訪ねるのもいいかもしれません。次は秋に特別拝観があるようです。機会があれば、仏様や窓たちに会いに出掛けていただければと思います。


花手水に梵字が
これも遊び心でしょうか